Nicotto Town


ニコッとタウン12年目


小学生裁判員裁判の読者からの感想コーナー1


読者からの感想コーナー1

私は、ミステリー脚本家をめざしており、小学生や中学生向けの演劇の台本を創作しました。
作品「小学生裁判員裁判カンニング疑惑事件」です。
小学生や中学生でも、裁判員制度がやさしく理解できます。演劇なので、文化祭などで公演できます。
ビッグローブのブログ「わかる小学生・中学生の裁判員制度」
http://46305579.at.webry.info/201104/article_1.html
にて公開しています。

作品「小学生裁判員裁判カンニング疑惑事件」について多くの方から、ご感想をいただきました。感謝いたします。ご感想をいくつかをピックアップし、掲載させていただきます。ただし、ネタバレ注意です。(^o^)

-------
●読者の皆さんからの作品「小学生裁判員制度」の感想のコーナー


(1)私は作品を読んで、裁判員制度の仕組みがわかりました。裁判員の選出や、裁判員の辞退が最初にあり、公判が開始されると、起訴状も使用されており、小学生向けとはいえ、ちゃんと疑似体験ができて良かったです。


(2)ぼくは、弁護人のベンゴ君が、最初はダメダメで、裁判に負けていたのに、最後には逆転していったのが、おもしろかったです。ぼくも将来、弁護士になりたいと、思いました。


(3)私がおどろいたのは、最初の評決で、職業裁判官が3名とも「無罪」で、裁判員が5名「有罪」で、多数決では、有罪が多いのに、特別ルールで、「無罪」になることを知ったことです。「国会の衆議院の優越」に似ていると思いました。


(4)この作品は、探偵小説のジャンルの読み物として、楽しめました。自分が裁判員だったら、どう判断したらいいのか?、とても迷いました。そして、真犯人がわかったときのショックが大きかったです。被告のB君の最終陳述(さいしゅうちんじゅつ)での、最後の言葉も、男らしく、いさぎよかった。


(5)総合の時間の、裁判員制度について調べる宿題がきっかけで、読みました。疑問だった、裁判の進行が、すっきりとわかりました。まとめると、裁判員の選出→公判1回目→評議1回目→公判2回目→評議2回目→公判3回目で判決でした。実際の裁判員制度でも、3日間でおこなわれる場合があることが、わかりました。


(6)検察官のケンコさんが、イメージ図のような女の子だったら、カッコイイと思います。するどい指摘に、ベンゴ君がタジタジになる部分も、笑えました。傍聴人を味方(みかた)にして、傍聴人に挙手を求めた反則ワザも、すごかったです。


(7)裁判員のムツコさんが、検察官のケンコさんの主張に、疑問を感じて、証人に問いただすシーン「あんた達って、勝つためならば手段を選ばないの?親友って言っていながらズルイじゃないの。」がサイコー!親友って、どういうもの?聞かせて、っていう、ムツコさま、いい。


(8)刑事コロンボのモノマネをする裁判員の少年(サブロー君)が、とぼけた演技で、盲点を指摘し「犯行の動機がわからない」と言う、ナルホドと感心ました。


(9)検察官と弁護士の対決は、言葉のやりとりだけ見ると検察官の勝ちですが、弁護士は証人との信頼関係が厚く、義理の強さは、弁護士の勝ちと感じました。弁護士の「正直者がバカをみる」という言葉が深い。


(10)裁判員のヨシコさんの「同情の余地は無い。」に一票。私が裁判員ならば、絶対に有罪です。この作品は、偽善(ぎぜん)の部分もあると感じました。本当の裁判でも、この作品のような判決がでているというのなら、ちょっと受け入れがたいです。


(11)私は教職員です。総合の時間に、無償版を使用しました。まず公判2回目までを、生徒に読ませました。そして、生徒に有罪か無罪かを、多数決をとりましたところ、「有罪」が圧倒的に多かったです。その後に、続きの評議2回目から最後まで(ここから有償版)を読ませると、判決について皆一応に、意表をつかれた、という反応でした。ひとつ、人生経験をつんでくれたように感じます。


(続く)





Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.