天使のたまご
- カテゴリ:アニメ
- 2011/08/25 03:27:09
押井守の作品でもかなり難解な作品だと思います。
最初見たとき全く分かりませんでしたw
(せめて概要くらいは分かっていた方が良かったですね)
概要(色字はwikiより引用)
ノアの方舟が陸地を見つけられなかったもう1つの世界。
巨大な眼球を模し、中に複数の人型の彫像が鎮座する宗教の象徴のような機械仕掛けの太陽が海に沈み、
世界は夜を迎える。
方舟の中の動物がすべて化石になった頃、忘れ去られた街で一人の少年と一人の少女が出会う。
感想
ちなみに立て続けに2回見ましたw
1回目の感想はストーリー性とエンターテインメント性は全く無いなと思いましたw
概要にある通りこの話はノアの方舟が陸地を見つけられなかったらという話。
(2回目はこれを踏まえたうえで見ました)
荒廃した世界にただ一人卵を抱える少女
少女は卵が孵れば天使が生まれみんなを救ってくれるという。
人々は皆背景と同じ色をしていて町に現れる魚もまた黒い影の様な存在。
まるで世界が何かに閉じ込められていてその周りを影が漂っているようなそんな印象ですね。
少年は少女と出会い卵が孵るのを待ち長い時を過ごしている事を知る。
少年もまた何の為にここにいてどこに向かうのか長い間何をしていたのか忘れてしまっている
そんな中見つけた天使の化石。
希望である天使もまた既に滅んでいた事を知る。
では卵には何が入っているのか卵は本当に天使の卵なのか
少年は卵を割りそこには何も無い事を知る。
そして崩壊していく世界。
少女は割れた卵をみて絶叫を上げる、そして何も無いことに絶望する。
絶望のふちに成人した自分と触れ少女は消えていく
浮上するいびつな太陽には多くの像と一緒に少女の像もありそれを見上げる少年
世界そのものが方舟だったというもので少女の願望(希望)が卵に入っていて
孵る事の無い卵を抱きながら永遠の時を過ごしていた
少年の行為によって現実を見せられ救われたという話でしょうかね
おそらく観た人によって受け取り方がかなり変わる作品に思います。
セリフ少ないし間が非常に長いのでおそらく大半の人に受け入れられない作品に思います。
ほとんど解釈仕切れていないと思うので、またしばらくしてみてみたいと思います。
それはさておき、天野喜孝さんのキャラが動くのは脅威ですね、当時手書きって考えるとすごい労力に思いますw
後のFFの主人公を思わせるデザインが何とも興味深いですね
登場人物
少年(cv根津甚八さん)
少女(cv兵藤まこさん)