ソースな一日
- カテゴリ:グルメ
- 2011/08/29 12:42:50
今年は、夏休みを海外で過ごす前に、留守中に計画停電等で使用不能となることを懸念して、冷凍していた食材等を全て使った。このため、昨日は手間のかかるソースづくりに専念した。
一つは、夏の終わりの恒例行事のトマトソース。お盆前後に、よく熟れたトマトが投げ売りされるので、箱買いするのだけど、今年は何のせいか箱売りのトマトがイマイチで、そもそもトマトの値段が高かったので、生トマト(国産)と缶の完熟トマト(イタリア産)の併用とした。
まず、玉葱1個とニンニク数片を微塵切りにして多めのオリーブ油で弱火で炒める。炒める間に、大きめのトマト6個(約1,500g)を湯剥きして小さめのザク切りにしてから鍋で煮込む。
20~30分後には、トマトは水分のないポッタリした状態、玉葱とニンニクは濃い狐色になるので、後者を前者に加えて、更に缶から出して手で適当に潰したものも加える。更に、乾燥トマト数切れを微塵にして、ローリエ2枚と一緒に鍋に加える。後は、20~30分程度弱火で煮込むと出来上がり。
出来立てを別に茹でていた太目のスパゲティに合えると、トマト・スパゲティなんて呼ばせない、スパゲティ・ア・ラ・ポモドーロの完成。生トマトの酸味、缶トマトの甘み、乾燥トマトの旨みの組み合わせは、素人仕事には思えない。
この量で10人分以上になるので、残りは小分けして冷凍。パスタでも、ツナ缶や茄子あるいはベーコンと唐辛子など組み合わせは多く、それ以外にもオムレツや白身魚、鶏肉等とも相性がよいので、重宝なソース。
調子に乗って、よくスーパーで見かける青の洞窟とラ・ベットラ監修のトマトソースを買って、味比べをそのうちすることにした。
昼食後は、簡単デミグラス・ソース。今回は、不謹慎だがセシウムに感謝しつつ、特売となっていた某東北のブランド牛のスネ肉とスジ肉を使う。
スネ肉600gは大きめに切った玉葱1個と人参1本とニンニク数片(丸ごと)とともに赤ワイン1瓶分(400円くらい)で約1日漬ける。ワインからザルに上げたスネ肉をサラダ油で焼き目をつけ、残り野菜とともにワインに戻して、1時間以上クツクツと煮込む。
スネ肉を煮混む間に、玉葱1個は薄い櫛切り、人参1本とセロリ1本は小さく薄く切る。そして、微塵切りにしたニンニク数片とバター大匙5を弱火で炒め、香りが出たら、大きめに切ったスジ肉を加える。スジ肉に焼き色がついたら、玉葱・人参・セロリを加えて、茶色寸前になるまで炒めて(野菜を加えてから約20分間)小麦粉大匙5を加えて、ネットリするまで炒め、更にトマトピューレ1瓶を加えて、それらが一体となったら火を止める。
ルーの状態になったスジ肉の鍋に、煮込んでいたスネ肉とワインを投入。更に、牛コンソメストック1個とフォンドボーの素1つ、ブーケガルニとローリエ各1を加え、量をみながら、水500cc以上を加える。で、1時間から1時間半くらい、蓋をしないで、コトコト煮混む。鍋がこげない程度にかき混ぜる以外は放置して可。
後は、好みで、生のマッシュルームを切らずにバターで炒めたり、ジャガイモを大きめで茹でておく。
1時間半も煮混むとルーはスジ肉以外は溶けた状態。ここで肉と野菜を取り除いて、漉してソースらしくしてもいいが、今回は面倒なので、ここにジャガイモとマッシュルームを加えて更に10~20分煮て、ジャガイモに軽くフォークが刺さるようになったら、蓋をして放置して完成。
いつもは、スネ肉パートはコンソメスープの素と水で済ませて、ソースを漉してから、ハッシュドビーフやハンバーグソース等に使うが、今回はビーフシチューとして食べる。ジャガイモをずっと煮混むとトロミが出過ぎるので、ジャガイモは別に保存。数日くらい食べて、肉や野菜が少なくなったら、残ったソースを小分けにして冷凍。
レベルとしては、素人が上手に出来た程度で、インスタントやファミレスよりお店っぽい出来だけど、キチンとした洋食屋には勝てるわけないくらいw試してみると分かるのだけど、ながらで出来るし、難しくもなく、冷凍で後々にも使えるので、手間やコストはお釣りが来ると思う。
そういえば、トマトは秋田産だったので、ささやかながら東北支援かもww
えぇぇ~、意外や意外。驚き桃の木山椒の木(いったい誰?w)
でっちさんに皮剥いてあげるんで、かわりに時間のかかる料理、うちで作ってくださいwww
わかりましたよ、私、主婦なので?、手間=時間と思ってましたw
いつも時間のかからないさくっとできるのしかつくらんw
がーーーっと作って、ばーーーーっと食べさすw
たまには、じっくり料理と向き合う、そんな心の余裕?ゆとり??がまず私には必要のようです、反省w
落ち着きのなさが露呈したペー子さんでしたw
ホワイトソースやブラウンソースは、火との勝負なので、夏には作りたくないですね、さすがに。
今回のシチューでも、ブラウンソースは使いませんでしたw
そろそろ味覚的には、秋の訪れのようで、秋鮭、牡蠣(この二つは震災の影響で、関東・東北では高め・品不足なのかなぁ)、もう少しするとキノコ類と、グラタン向きの素材が色々登場するから、食べたいですねー
幼いころに、洋食屋に連れられて行って、初めてコキールを食したとき、マカロニがない食べたろーと父母に泣いて訴えたことを、いまだにグラタンを食べると思い出します(どうでもいいかw)
でっちが「手の込んだ料理」が作れるわけないじゃないですか。
自慢じゃないけど、包丁やナイフで野菜や果物の皮が何一つ剥けないんですよ。
「時間がかかる」だけで「その割に手間はかからない」料理を追求しています。
トマトソースは、生・菅じゃなかった缶・乾燥のバランス次第で味も替えられるし、あとからケチャップ等で味付けをすれば、トマト嫌いのお子さんにも一層馴染みやすくなるのではないでしょうか。
さすがに、御舅さん向けのアレンジは、その年齢に達していない僕には見当つきませんけどw
ゴーヤの生姜炒め好評で何よりです。
ちなみに、今日の僕の夕食は、シチューの反動で、カツオの刺身、生ゴーヤと茹で鶏と木綿豆腐を桃ラーで和えたもの、切り昆布と油揚げの煮付けでした。最後のと茹で鶏は作り置きなので、見事に火を使いませんでしたとさV
ホワイトソースからグラタン作りたいな~
お腹がいっぱいの昼食後に読んでも、食べたくなるのは私がただ食いしん坊なだけ??w
(言い訳ですが)舅といると、和風料理がメインになりがちなので、こういった手の込んだ洋はからっきしな主婦ペー子ですw
今年は実家の家庭菜園からの支援物資が届かないので、トマトも買わなくちゃなのですが、ちぃと贅沢して大量購入して作ってみようかなぁ。じろが生トマト苦手なので、こういう美味しいのが作れれば、トマトの美味しさ再発見!となってくれやしないかと企んでみるw
今度やってみようっと~。
あ、そうそう、今年はゴーヤをたくさんいただいたので(中には30センチ超のビッグサイズも!!!)、以前のゴーヤレシピ活用させていただきました。お盆のお客様にも好評でしたし、何より、自分自身がはまってしまい、もらったゴーヤの8割を生姜と炒めていただいてしまった(^_^;)はまり過ぎwww何気に、きゅうりと並んでゴーヤの産地でもある福島からのご報告でしたw