カテジナさんに学ぶ恋のイロハ
- カテゴリ:恋愛
- 2011/08/30 00:06:57
ウッソ「あなたのような人に恋なんてしませんよ! 消えろー!」
ウソつけ~。
今日のお題はつい先日観終わったばかりの『Vガンダム』ですよ、カテジナさん! カテジナさんというのは『Vガンダム』の裏ヒロインにして、実は正ヒロインとも評される女性です。
ファンに呼び捨てにされることは少なく、大抵は「カテジナさん」もしくは「カテ公」のどちらか。シャクティの無事をウッソに伝言してくれるなど、頼りになるお姉さんだったのですが、彼氏ができてからはカテ公の成分が多くなりました。
カテジナさんはどうしてあんなに狂っちゃったのでしょうか?
それは、理想とする男性に出会えなかったからなのです。たぶん。
はてさて、カテジナさんには次のような特徴があります。
・特権階級で大金持ちのお嬢様。
戦災に遭って財産を失ったとはいえ、玉の輿に乗ろう、という考えは薄かったはず。
・父親は権力者にヘコヘコし、妻に浮気を繰り返されるような甲斐性ナシだった。
父親のような男は大嫌い。
・「弟系」の男子は好みではない。
ウッソ君は4つも年下のクソガキだし、
年上のクロノクルも「女王の弟」という弟系の属性持ち。
・実は17歳。若いんですよ、カテジナさん!
異性の好みに関しては「~ではない」という否定的な情報ばかりですが、とりあえず推測すると、カテジナさんはおそらく
・経済力は二の次で、弟系ではない、お兄さん的な男性が好み!
というわけです。
けれども、自分の理想に現実が着いてこないことは、よくある話ですよねー。妥協してクロノクルと付き合ってみるものの、この男がヘタレで、カテジナさんの期待に応えてくれません。
クロノクル本人は一生懸命です。ただし、女性とのコミュニケーションスキルは「優しさ」しか持ち合わせていません。
残念ながら「優しいだけの男なんてつまらない」のです。
女子会で「私のカレってすごく優しいのよ」って言っても自慢にならないじゃん? 学業もスポーツも仕事もいまひとつだけど恋人には優しい、程度で許されるのは、ギャルゲーの主人公(非モテ男子の願望)くらいのもんです。
女性なら誰だって、自分の彼氏にはカッコよくあって欲しいでしょう?
カテジナさんはクロノクルに男性としての魅力を、同時に、彼に対する自分の恋愛感情を認めることができなかったのです。ヘタレに惚れてるなんて自覚したくないのです。そこで、「クロノクルがこうなったら認めよう、愛してあげよう」という条件を勝手に作ってしまいます。
しかしカテジナさんのクロノクル補完計画は、ウッソによって妨害されまくります。
それをズルズル引きずった結果、「私のために争わないで!」があれほど邪悪になりましたとさ。カテジナさんは高望みしちゃったんですね。
要するに「妥協する時は前向きに妥協しなさい」ってことですね、カテジナさん!