スイス旅行の喜怒哀楽「哀」編
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/08/30 12:48:30
最初に書いた通りで、今回の旅行での喜怒哀楽の多くは天候によるものだった。
(悲しいときぃ、見たい山が全く見られないときぃ)
悲しいというレベルでは、最初に訪れたフランスのシャモニーでモンブランを見るどころか、展望台にすら行けなかったことがあった。
シャモニーには、メジャーな展望台としては富士山頂とほぼ同じ高さに位置するエギーユ・ド・ミディ展望台と、シャモニーを挟んで逆側からフランス・アルプスを眺望するブレヴァン展望台がある。
エギーユ・ド・ミディ展望台へは途中に柱もないロープウェイで向かうのだが、それだけ風や霧には影響されるため、待っていても運行すらされず、3日間の滞在中いずれも数時間を多くの観光客と一喜一憂ならに無喜多憂の状態で過ごした。
では、高さでは負けるが眺望では負けないブレヴァン展望台へと一瞬の晴れ間に期待して上がってみると、その時には展望台一体は雲海状態で、ボンヤリと浮かぶ山々を心の眼で修正するしかなかった。
しかし、だんだんと心も落ち着くと、何もしないでボーっとすることに贅沢を感じるようになり(そう納得して)数時間の後に下山して、ホテルのバルコニーから、そのときになって山並み奥深いモンブランの薄っすらした姿と夕景に色を変えていくフランス・アルプスを眺めて酒を飲む、ある意味贅沢な時間を過ごした(これなら明日は晴れるかなぁとマルモリの歌を口ずさむも翌日も曇天w)
(哀しいときぃ、山を舐めきった準備で顔面被曝となったときぃ)
フランスとは一転してピーカンのツェルマットで、気持ちがノーガード、日焼け対策もノーガードのまま、無憂でハイキングをした。連れも含め、山歩きなどしたこともないので、日焼けなんて海の話とばかりに日焼け止めも日焼けケアもなく、ただ帽子を被っただけだったが、ジリジリと肌を刺す日差しすら心地よかった・・・最初の数時間は・・・
「なんか痛いよねぇ」「あの白人、鼻に折り紙貼ってるよ、鼻高いからねー」そうした会話の中で、自分達の鼻や唇など帽子ではカバーできない部分が日焼けしていたことにも気付かずに笑顔。
そして、下山後の夕食。ヨーロッパは総じてそうなのだが、ホテルやレストランは間接照明主体で薄明るい程度のため、自分達の日焼けがよく分からず「なんか焼けた?」「いやぁ、山歩きしまくっての火照りだって」「明日も晴れるかなぁ♪」しかし、その勘違いは、ホテルに戻って風呂に入ってようやくに気付くことになった。
「これって・・・日焼け?」「っていうか被曝・・・」「だから、食事が痛かったんだよー」醜く水ぶくれし血すら浮かぶ唇、こんがりとすら言えない丸焦げの鼻、眼鏡や指輪の形を鮮明に残す日焼け・・・
連れの持っていた化粧水だけが頼り(ここで薬局に行かなかったことは後々まで尾を引いた、最大の失敗orz)のまま、しかし、もはや全てが手遅れというヤケクソの二人は、翌日以降もノーガードで山歩きを続け、「皮が全部むければ元通り」という東電や菅総理すらそうはしない最低の対応をしたのだった・・・
(かなしいときぃ、頼んだ食事が全て同じものだったときぃ、それも大量だったときぃ)
スイス料理といえば、チーズとジャガイモ、というか、それしかないわけで、そのくせ高いので、定番のスイス料理は殆ど食べなかったのだけど、その1回で事件は起きた。
↑の日焼けに気付いていない楽しい夕食で、頼んだものは「ジャガイモのチーズまぶし(ラクレット)」「千切りジャガイモを炒めたもの(レシュティ)のチーズかけ」「黒パンのチーズソースかけオーブン焼き(名前忘れた)」。この時点で少し思慮深ければよかったが・・・
「たまにはスイスっぽいのも大事だよね」「THEスイスだぁ」な二人に、ラクレットは少量だが「やっぱ生野菜必要でしょ」な大盛りサラダで結構満足だったのに、ドーンと来ちゃいましたよ、二郎ラーメンのようなボリュームのチーズがトロリと溶けたお皿が二つ。
「あれ、これ同じもんじゃない?」「ノーノー、こっちはジャガイモ、こっちはパン。どうぞ食事をお楽しみあれ」・・・確かにその違いはあるけど、味は全く一緒・・・二人で皿を分け合っても、量が減るわけでもなく・・・いくら美味しくても飽きる味・・・結局、どっちの皿も1/3くらいは残して撤収・・・
「レシュティはチーズなくても美味しいんじゃね」「ハイジの食べてたのは、普通の皿だった」「てか、ハイジサイズとかねぇし」 これ以降、一人一皿を厳守ルールとしたのだった。
平地とかでも女性は紫外線を気にしているから、山は危ない!って察しがつくのですよねー
紫外線って、海水浴だけのものと30過ぎても思っていた でっちの愚かさですよ、ホント。
福井は高い山はあるんだっけ?
山の上からの景色で、麓の湖があると、空の青、牧草地の緑、山の茶・灰、雪や雲の白に、湖の碧や蒼が加わり、一段ときれいなのですが、福井で思い出すと、三方五湖の眺めに少し似ているかも。まぁ、誰も瓦投げしてないけどw
チーズとジャガイモ攻めは、スイス料理は避けようとして、ピザを頼んでチーズてんこ盛りとか肉の添え物にそれと同じ大皿のポテトフライがついてきたりと、そう簡単には逃げられませんでしたw
チーズって、特にビールや炭酸飲料と一緒だと、あっという間にお腹が膨れるので、実はダイエット食にいいのかも(たぶん違うと思うけどw)
「紫外線チェッカー」かぁ・・・そういう準備もなく、心構えすらゼロでしたので、天罰かもw
オイルフォンデュは人気ですよねー
チーズフォンデュって、スイス人しか食べないから、何か有名なんだけど、もともと、保存していたチーズが硬くなって普通には食べられなくなったのを、これまた残り物のワインで溶かして食べるという、究極の残り物料理なので、日本人以外の国の人も案外と苦戦している感じでした。
なんで、その代わりに、チーズもワインも使わないオイル・フォンデュとか、オイル・フォンデュは油が飛び散ってレストランもあんまり歓迎しないとの説もあって、小さい肉をコンソメスープでゆがいて色々なソースで食べるフォンデュ・シノワ(中華風フォンデュという意味で、たぶんシャブシャブをヒントにしたもの)もあります。
あと、チーズフォンデュ自体も、トマト味とかキノコ付きとかバリエーションが増えつつあるようです。
チーズはやっぱ、白人の食べ物だなぁと、飽きてしまったでっちの結論ですw
自分一人なら、誰にも迷惑かかっていないのですが、でっちツアーご利用の連れについて、被害が少なくてよかったです。
一歩間違えていれば、賠償機構問題になっていましたからw
誰を恨むこともできず、願いなど聞く気もない天気を見ながら何十人もの観光客がボーっと佇む光景は、いま思い出しても悲しいものです。
また来るからと気軽にも言えないので、そういう天気のときに、どういう心持ちでどう過ごすかが問われました。
マルモリはねぇ、なんか歌いたくなるんだよ♪
「楽」編で書くと思いますが、楽しんだもの勝ちだから
それが山となったらウハア…
「ノーノー、こっちはジャガイモ、こっちはパン。どうぞ食事をお楽しみあれ」
ちょ、リアルでふきましたwww
山って、想像以上に紫外線がキツイんですよね。
高度が高くなれば吹く風も心地よく、周りは低木やら雑草が生い茂り・・まるで自然を独り占め。
もっとも私が登ったのは2300メートル程度ですけどね。
それでも、『紫外線チェッカー』(紫外線レベルで色が変わる(白~濃紫))を持参した際、
山の中腹あたりで既に『濃紫』!・・実は私は紫外線アレルギー持ち!ギャ~、顔が腫れ上がる!(*_*;
雪山(登山)帰りのヒトが真っ黒に日焼けしているのは理解できますが、
夏の登山でも十分紫外線対策しないと・・真っ黒クロ助になってしまうんですね~。
スイスランドで美味しかったのは・・オイルフォンデュー。
まぁ、素材が新鮮ならスイスランドでなくても美味しくいただけますケドね。
チーズフォンデューを希望していたのですが、白ワインを混ぜでとろとろチーズにするそうで、
それが日本人受けしないとアドバイスされ断念。当時ほとんどアルコールも飲めませんでしたからね、私。
それでもチーズは、もっと楽しみたかったデス。
でっちさんのように、飽きるほど食べてみたかったりして。(^^)
面白すぎますよ~~、これw
「哀」のはずなのに、なぜか今までで一番笑ってしまった(のは、私が黒いから?????w)
>東電や菅総理すらそうはしない最低の対応をしたのだった・・・
ま、そうはいっても、だ~~~れにも迷惑かけてないんで、いいんじゃないっすか?(投げやり?無責任?このコメント???w)
しかし、そこまで焼けて、よく耐えられた、というか、よく気が付かなかったというか・・・それほどまでに、二人はスイスの山々に魅了されていたのでしょうねぇ^m^
のちのち、シミになることはあるかもしれませんが、元の顔にかえるまで何十年かかるわけでなし、大気中になんかばらまいて迷惑かけてるわけじゃなし、ましてや、元の顔色に一生戻れないなんてこともないので、笑ってごまかしましょうw(うわ~黒いなぁ、我ながらw)
見たい山が見えない時は、また来る口実♪と開き直って、それはそれで楽しまないともったいないですもんねw(これまた前向き通り越して、無責任なコメントw)
しっかし、無喜多憂とは・・・wうまいこと言いますねw
観光客のみなさんのがっかりした様子が目に浮かぶような表現(^_^;)
でも、怖いっすね、無喜多憂を共有するそのどよーーーーんとした空間・・・想像しただけでも、太陽も縮み上がりそうだわwww
あ、こそっと、かわいいでっちをアピールした、マルモリを口ずさむくだりはあえて触れないでおきますねwwww
〆?オチ?楽がますます楽しみになってきましたよ~~(と、ハードルを上げておくやな奴w)