２でーす！
一応設定追加したのでみてやってください((
ではどーぞ！









































Ａ：「え～！君、女の子じゃないの！？」

無駄にベタベタと触ってくるパン屋、相葉。俺は人に触られるのが苦手で領くんに助けを求め、領くんに目をやると、なんと上司、櫻井によく似ている子供と仲良くパンを食べていた。俺が驚いた顔をしていると相葉はそれに気づき、説明をし始めた。

Ａ：「あ、俺の子供！拓也っていうんだ！翔ちゃんによく似てるでしょ？そういえば翔ちゃんが言ってた、後輩が子供預かってくれるかもしれないからここのパン屋きたらよろしくって！」

きんきんと高い声をだしていっぺんにしゃべりすぎである。ってか・・・子供？しかし、目の前にいる上司似の子供はまったく相葉に似ていない。まあ、そんなこともあるかと軽く受け流して適当にパンを選んで領くんのところに行った。

Ｎ：「さて、領くん？帰りますよ。」
Ｔ：「領・・・帰っちゃうの？」

俺が領くんに話しかけると領くんが答える前に代わりに拓也くんが答えた。俺は子供嫌いだが首をかしげて泣きそうな拓也くんをみると、不覚にもかわいい、と思ってしまった。いかんいかん、子供を甘やかしてはろくな大人にはならないのだ。

Ｒ：「・・・うん、だって今日は僕は二宮さんに預かってもらってるから。」
Ｔ：「ふぇ・・・やだ、帰らないでえっ・・・ひっく・・・！」

ついに大声で泣き出してしまった。これだから子供は面倒くさいのだ。しかも領くんにしがみついて離れない。すると、店の業務に戻っていた相葉が気づき、拓也くんを引き剥がしにかかった。

Ａ：「こら、また領くんきてくれるから、ね？」
Ｔ：「やだぁっ・・・だって、だってあんまり領くん来てくれないもん！」
Ｎ：「ほら、領くんも何か言ってくださいよ！」
Ｒ：「・・・拓也が悲しんでます、ちょっとこのままでいさせてください。」
Ｔ：「やったあ！領くん大好きっ！」

結局そこのパン屋で１時間だけいることになった。といっても、ただパン屋にいるだけじゃすることがないので、店をでようとすると相葉にとめられた。

Ｎ：「な、なんですか？」
Ａ：「せっかくだから、奥の部屋でお茶でもする？拓也が迷惑かけちゃったし。」
Ｎ：「け、結構です・・・別におなかもすいてませんし。」

俺がじゃあ、と立ち去ろうとすると今まで鳴ったこともないような音量でぐう、とおなかが鳴った。またもや恥ずかしい思いをしてしまって相葉の顔をちらっとみるとにこりと笑って俺の手を引っ張って奥のへやに連れて行かれた。



Ａ：「はい、味はまあ美味しいよ？だって俺の得意な料理だし。」

出されたのはしらすがかかったペペロンチーノ。かなりおなかが空いていたのでいただきます、と言って一口口に入れてみた。・・・正直味が薄い。

Ｎ：「あ、ありがとございます。とても美味しいです。」
Ａ：「ほんと！？おかわりあるからね、遠慮しないでね？」
Ｎ：「い・・・いえ、結構です。」

遠慮しなくていいのに・・・と少しだけしょんぼりしてる相葉の顔をみるとなんだか笑えてきてくすり、と笑うときらきらとした瞳でこっちをみてきた。

Ｎ：「なんですか・・・？」
Ａ：「笑ったら可愛いね、そのままでも可愛いけど！」
Ｎ：「は・・・はぁ！？ば、ばかじゃないですか！？」

可愛い、といわれたことについムキになって反発してしまった。どうしたんだろう、いつも普通に受け流す言葉なのに。顔に熱が集まるのがわかった。この男のせいで俺の今日の予定は狂いっぱなしだ。なんだか、熱があるみたいに体が熱いし。

Ａ：「ねえ、名前なんていうの？」
Ｎ：「に、二宮です。二宮和也。」
Ａ：「へえ、じゃあ・・・ニノって呼ぶね！俺のことは雅紀でいいから。」
Ｎ：「い、いえ！相葉さんと呼ばせていただきます。」

こんな男を友達のように雅紀とは呼べない。するとまた相葉はしょんぼりとした顔をした。その顔に何か胸がどきりとして相葉から目を逸らした。そしてその動きに気づいた相葉がだんだんと俺の近くに近寄ってきた。

Ｎ：「あ、あの・・・なんですか？」
Ａ：「ニノ！ここ、ついてる。」
Ｎ：「あ・・・ほんとだ、ありがとございます。」

俺がついているところに指をのばしてとろうとするとその手をがしっと掴まれてそのまま押し倒された。いきなりの展開に混乱してふえ？あ、え？など自分でもよくわからない声をだしていると相葉が顔を近づけてきた。やっと状況を理解し、腕をばたばた動かし抵抗すると相葉はハっとした顔をし、俺からすごい勢いで離れた。

Ａ：「あ、ご、ごめん・・・つい。」
Ｎ：「・・・もう、帰りますっ！」

自分の顔が真っ赤なことに気づいていた。だから相葉に顔を見られないように出口まで走って外にでた。無理矢理ひっぱってでてきた領くんが俺の顔を心配そうに覗き込んでいた。


急な展開に大混乱。

まじでキスされそうになる５秒前。