Nicotto Town


クラッシャー☆さおりワールド


へっぽこ 探偵 さおり 第57話

それから時は流れ… 年老いた博士は、余命宣告を受けてしまった。

それを聞き付けた、探偵さおりは博士の研究所へ、お見舞いに来ていた。

さおり 「博士! Σ( ̄□ ̄;) 」

博士 「おぉ~ さおり君か! (*´д`) 待っておったぞ… ゴホッ ゴホッ 」

さおり 「ジョギングを日課にしていた博士が、まさか病に倒れるとは… 」

博士 「人生とは、皮肉なモノじゃのぉ…ゴホッ。 ワシは、もう長く無い。 」

博士 「そこで、頼みがある!君に10号の面倒を、お願いしたいのじゃが… 」

そこには、博士が育ててきた改造人間10号が、寄り添うように立っている。

残念ながら… 筒抜け君のココロは未完成のまま、この日を迎えた。

さおり 「分かりました。 引き受けましょう! (- ェ -。) 」

博士 「さおり君、アリガトウ…。 10号が覚醒した時、誰かが居らんと… 」

博士 「可哀そうでな…。 それだけが、心残り… ウッ ゴホッ ゴホッ! 」

さおり 「……………。 (ノД`)ヽ(゚ω゚=) 博士! 」

さおり 「しかし… 博士に聞いて置きたい事が、1つあります。 (-ω- ) 」

さおり 「私が生きている間に、10号が覚醒しなかった場合ですが… 」

博士 「その時は、研究所の入口を… 誰も入れぬよう閉じて欲しい。 」

博士 「研究所内部は、今のままで… 10号も、そのまま………。 」

それから数日後… スニーカー博士は、旅立っていった。 …続く

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