落語もお笑い
- カテゴリ:お笑い
- 2011/09/04 15:10:56
落語をキチンときいたことがなかったが、今年、立川談春の高座を聴いて、これまで食わず嫌いだった自分の不明を恥じて後悔しました。
漫才やコントとはレベルというか世界が違います。
談春の語る世界は、そこには着物姿の男が扇子一つ持って座って話すだけなのに、ありありと昔の江戸の街、炎上する蔵屋敷、兄弟の恩讐、人の幸せとはなんてことが、次々と浮かんでは消えて行きます。
完全な三次元、四次元の世界。
時代を重ねて積み上げられた笑いは、その場だけでなく、後に思い出してもなお面白い。
だいたいオチもスジも分かっているのに、一時間も楽しめるって、漫才やコントでは、無理なこと。
落語家が漫才やコントをやることはまずないけど、ビートたけしさんのように、漫才や毒舌を極めてから談志師匠に入門したこともあるので、やはり落語は奥深い
あくまで世界が違うという意味で、漫才やコントがつまらないわけではないですが
僕も、落語はホント邪道な見方しかしてないですよ。
風間杜夫さんの落語とか、林家正蔵襲名披露とか、円楽襲名披露とか、正しい意味での落語の高座じゃないのばっかwww
でも、わらしべ長者よろしく、公民館での襲名披露で、普通では10分で完売の談春独演会の先行販売があったのですから、ありがたいことです。
落語経験値は低いくせに、落語「風」のしゃべりは何となく出来るのはなんでだろうwww
米朝師匠は、ホンマモンの国宝ですよね。
関西在住当時、米朝協議という報道があるたびに、100%の関西人が「せやから、米朝が誰と何を協議するっちゅうねん」と突っ込んでいたのを今でも思い出します。
阪神ファンが、ここ5年の甲子園「球児」に関わる見出しのたびに「どっちの球児やねん」と突っ込むのと同じですね、お約束はキチンと決行するよと
枝雀師匠は、本当に惜しかったですね。
芸風は異なりますが、御存命なら米朝師匠に一番近い方でしたから。
しかし、記憶に残っているのは、落語ではなく、女子高生に囲まれ、ニヤリと笑う彼の顔・・・(^_^;)
何事も、最初の印象が大事というのに、そりゃないぜ、です(>_<)
その後の落語の記憶?連続テレビ小説「ちりとてちん」・・・あぁ、私の人生、浅いなぁ・・・(T_T)
義兄が落語ファンで、帰福の際には往復道中i-podで落語を聞いてくるらしい。今度教わろう・・・
お腹の厚みはへこましたいけど、人としての厚みは欲しいと思う今日この頃・・・
見た目、態度は姐御でも、中身は幼稚、と反省する今日この頃…
でっち師匠に教わることの多い今日この頃・・・
落語に関係ないのに、やはりコメント長いんだなぁ・・・とまた反省する今日この頃・・・
・・・しつこくてすいませんw
今は亡き、桂枝雀さんの英国公演にも同行させて頂きましたからね(^^)
米朝一門会は、今も暇を見つけては参加しています。
海外公演では勿論英語です。タイトルも代わることがあり、『饅頭こわい』が『ピザこわい』に。
海外の方もウケにウケていましたよ~。
日本人以上に感情表現が豊かですからね。それこそ声を上げて、膝を叩いての大笑いです。
それを見ていて、幸せな気分になりましたね~。「
「笑いは万国共通なのだ」って。(^^)
米朝師匠クラスになると、見える映像も渋くなります。
唸るように搾り出される声、噺。
人情が胸にジーンとしみ、涙がこみ上げてきます。
今後も長く残したい、日本の誇るべき伝統文化です!