虫族 (コミコ)
- カテゴリ:自作小説
- 2011/09/07 13:37:20
コミコは私の助手である
彼女は私以上に虫族に興味を持っていた
今回の虫族の青年との接触も、彼女がすべて段取りを行ってくれたおかげであり、私のほうが彼女に付いて行くといったほうが正しいのかもしれない
私とコミコは結婚しなければならない関係にあったが、コミコは自立した女性で結婚によって自由を無くすことを嫌っていた
私もあえて結婚にはこだわりが無く、コミコの自らの意思による私への献身で、私は満足していたのだ
人間の生態を知っている私達には、子供がいない限り家庭など意味の無いものであった
コミコは幼くして両親を無くし家庭の味を知らない
普通なら暖かい家庭に飢えるはずなのだが、暖かい家庭など幻想と思っているらしく、男の奴隷のようなただの主婦になりたくないのかもしれない
情報を得る手段が多い現代では、生活のための情報はすべてウェブで得られる
家庭の団らんで主婦がもたらす近所のゴシップ的情報は、核家族化した現代では意味が無く週刊誌のゴシップと変わらないし、近所付き合いは共働きの家庭では不必要になっていた
また社会の情報もインターネットによってリアルタイムで得られ、旦那のもたらす情報はただの仕事のグチでしかなかった
あえて家庭で話す情報など何も無いのだ
コミコと私の会話は研究室でほとんど行われていた
仕事の話が主であった
プライベート時間での会話も研究に関することが多く、ベッドでお互い裸のまま彼女が私の上になり話すこともあった
「男女の営みは人種を超えて万国共通」
これがその時の彼女の口癖だった
彼女は私の肉体を利用して燃えるのが好きだった
私を犯すのが好きなのだ
彼女は性に関しても私より積極的だった

























コミコが虫族の青年に恋をしないか、私は心配です
昆虫のオスがメスを呼ぶ方法は音
あと、メスのフェロモンがオスを呼ぶそうです