ガラパゴス放送とガラパゴスカー
- カテゴリ:ニュース
- 2011/09/10 22:47:09
スマホに対するガラケーが何の略だか知ったのは去年なんだけど、ガラパゴス携帯なんてひどい言葉だと思った。ネットで調べても「ガラパゴス化」は世界標準とはかけ離れてることを揶揄する言葉と蔑称であることを否定していない。高精細テレビの規格化の時にNHKが西欧に折れなかったら、日本のテレビは即ガラパゴス化してただろうけど。テレビは日本の貴重な輸出品だから、世界基準と袂を分かつ選択はありえなかった。
しかし、ソフト面で言うと今回の地デジ化でガラパゴスへの道を歩みだしたとは言える。redikoと言い、みんな県域免許が悪いんや。原発もそうだし、真紀子さんが外相になったのも田中角栄の呪いかもしれん。w
携帯の場合はDocomoなんかが自前のシステムを輸出できなかったから、ガラパゴス化と言われた。TVも番組表などの文字放送が、国内独自システムになってしまうとハード面での競争力は落ちていくかもしんない。
さて、タイトルのガラパゴスカーってのはハイブリッドカーの事です。下の記事によると快適な遠乗りなんかは航続距離、積載量も含め、明らかに劣る。確かに、昔乗ってたシトロエンなんかはガソリンタンクの容量がとてつもなくて、高速道路だけなら、無給油で東京・大阪往復できるくらいだった。BMWとかはスポーティーセダンが主力だからか、そんなでもなかったけど、ヨーロッパ車が遠乗り時の使い勝手を重視してるのは間違いないと思う。
そう考えると、ハイブリッドカーはガラパゴスカーかもしんない。しか~し、携帯やTVなんかとは決定的に違う状況がある。何かと言うと『逆立ちしても、日本の道路事情は輸出できっこない!!!』。だから、システムとしてトータルで輸出しなかった携帯とは立場が違う。自動車メーカーもそこのところはちゃんと認識してて、国内で絶大な人気を誇るスカイラインGT-Rは、海外で人気が出ないのがはっきりしてたので。現行車種に切り替わるまでは、まったく輸出されていなかった。軽自動車も完全に国内の法律に合わせた車だし、ガラパゴス化大いに結構かな。
●ハイブリッドカーは日本以外では流行っていない
http://nikkan-spa.jp/38926
ただまあ、新幹線を海外に持っていくとか、工場を、原発をなどと。これからは景気の良い、海外にお客さんを見つけてかないといけないとしたら、世界標準とか、各国の事情を無視した製品開発は労力や技術の無駄遣いになりかねない。匙加減が難しいかも。
あんまり電子書籍って魅力を感じないのだよなぁ。
結局経済のほうが「どうせなら良い物を」って思うような状況じゃないと、安物が機能を満たすなら、高いものは分が悪い。質だけなら、その安物が実用上不便を感じるほど下回る質じゃないと差別化しづらいし、高機能であってもその魅力が需要と一致しないと売れない。
人件費とかいろんなものもあるので、なかなかバランスは難しいところですな。
でも、コモディディー化していくにつれ、体力が無いところは勝負のしようがなく、意地で頑張っても意外といいこと無いのですよねぇ。だからといって、逃げる先の新規の市場ってのが簡単に作れるなら皆様苦労しないわけで。
今となっては性能こそアレですが、昔のPCって意外ときちんと作ってあるのですよねぇ。もちろん技術の進歩で今にしてみればどうこうとか、ここケチるなとか思うところもありますが、多様性が保たれていたころのそれは、中身も工夫が見られたのですがねぇ。
しかし、半導体と言い液晶と言い、国内では高級品だけ作ると言っておきながら。ヒットする高級品を作れてないのが、問題なんだよな。高い利益率を出せないと、高級品とは言えない。
そういや、NetWalkerもひっそり消えるつもり満々な雰囲気だったしなぁ。
液晶もアレで、あの会社なんか、最近迷走中だなぁ…。
でも、どっちかといえば「取り残されている」じゃなくて「特化することで多様性が保たれている」のほうが、本当は正しいような気がしなくもないけど…。どうなんだろ。まぁ、「ガラパゴス化」だと間違いなく前者なのだよなぁ。
しかし、右向け右でもかなり体力勝負できないなら、「淘汰される側」に立たされてしまうのだが…。
何にしても地に満ちすぎて、地球だけでは人間には手狭になってきたって事ですわ。
同じソースコードから、別アーキテクチャのバイナリが吐き出されるとかw
生産性は高いけど面白みはない世界。
地デジは、あの著作権管理が鬼。
流石に性能保持のためのパーツ交換が別固体として認識されるので実データは大丈夫でも中身の再生はあきらめてくださいってどーかしてるようなw
メーカー直々に交換するなら、固有情報も元のに合わせてから返してよとw
むしろ、「まともに使っていて運が悪い人」が「まともな使い方をしない人の何倍も」痛い目を見るってのは違うんじゃないかなぁと思ったり思わなかったり。