ブイヤベースって何ですか?
- カテゴリ:グルメ
- 2011/09/20 21:27:38
という質問に、(1)簡単な説明 (2)詳しい定義を答えるとしたら、どうします?
(1) 西洋風漁師鍋
(2) 複数の魚介(丸ごとの白身魚、海老、イカ、ムール貝など)を魚のアラ出汁で煮込みサフランで色と香りをつけたもの。
で、実は(2)については、ブイヤベースの本場のマルセイユにはブイヤベース憲章があって、以下の通り(wiki便利!)
1.地中海の岩礁に住む魚類(根魚)の小魚(クエ、マハタ、メバル、キジハタ、カサゴ、アイナメ、オコゼ、クロソイ、ムラソイなど)を5種類以上入れる(小魚は独特の臭みがあり、その風味を楽しむ)
2.アンコウも入れる(ただし日本では夏場のアンコウは禁漁となっている)
3.鯛、平目、オマール海老、ムール貝類、蛸、烏賊、蟹は入れない。伊勢海老は入れてもよい。
4.スープは小魚でとる(この小魚の種類も決められている)
5.強火で10~15分で仕上げる(長時間煮て魚のえぐみが出るのを避けるため)
6.フェンネルは必ず入れる。
日本で一般にブイヤベースと言われるものとは、結構違いますね。
実は、憲章はともかく、マルセイユで名物名物とブイヤベースを食べた日本人が結構閉口するってのは知っていたんですけどw
さて、憲章や本格レシピに従うと、えっらい縁遠い(最寄駅からバス20分で停留所から徒歩10分くらい)ので、何とか最寄駅から徒歩10分未満にしてみましたよ!
1.玉ねぎ1つと熟したトマト1つを粗微塵にして、ニンニク2片の薄切りと一緒に、オリーブ油大サジ4で弱火で炒める。
2.玉ねぎが茶色にならない程度のキツネ色になったら、ぶつ切りのイカや海老を加えて、イカ・海老は色づいたら取り出す。
3.貝を炒める。開いたら、白ワイン(カップ2)と水(カップ1)を加える。
4.沸騰したら、魚介コンソメ1、ブーケガルニ1を加えて、アクを取る。
5.アクが出なくなったら、ぶつ切りのアンコウ1パック分を加え、粉サフランをスープが黄色になるまで加える。
6.10分くらい煮て、アンコウが食べれそうなら、出来上がり。
これは、なぜかアンコウが安く売っていたので、外来種のウソ浅利と、なぜか安かったヤリイカ(以上合計1200円くらい)も買って、作ってみたのでした。
普通には、魚介コンソメと粉サフランはキッチンに常備していないと思うので、チキンコンソメと奮発してサフランを購入するとよいでしょう。チキンコンソメでも何とかなりますが、サフランがないと、魚介のトマト鍋となって、これはイタリアンのズッパディペッシェですって、その意味は魚のスープw
あるいは、安く売っているタイのアラとネギでさーっと出汁をとる方が、チキンコンソメよりいいと思います。
どうも、ミニマムな材料として、白身魚1尾と浅利1パック、玉ねぎと粉サフランは必要なようです(経験談)。残ったスープで冷や飯を煮てから、とろけるチーズをかけると、ムチャ美味なリゾットっぽいものになります。
念のためですが、赤身や青身の魚は全く合いませんし、ミックスシーフードも使わないように!
それと、↑のレシピは「家庭で簡単に」という趣旨なので、「二人でオシャレに」な場合には、スープを濾すとか、アイオリソースを作るとか、面倒な手間をかけて下さい。この場合は、焼いたフランスパンが合います。
ちなみにトリが答えるとしたらこうですね。
(1)スープじゃなかったっけ?多分コンソメスープにきっと近い味。だと思う。
(2)つ辞書
作りかたみるとコンソメ入れてるんですねー、よかった…そう遠くなかった…。
サフラン自体ですっごい旨みが出るということはないと思います。
香りと色が目的のようですから、別にターメリックでもいいのかも。
トルコや北アフリカ諸国も含めた地中海沿岸諸国でサフランは重宝されているので、彼らにとっては一種のソウルフードなんでしょうかね。我々が、鰻の蒲焼に山椒をかけないと何かシックリこないのと一緒かも。
クエについては「小魚」の括りなので、多分訳し間違いだと思いますw
なんでアンコウがmustアイテムなのか分かりませんでしたが、僕が作ったときにも、淡白な白身部分も、プルンプルンなゼラチン部分も、サフランの香りと魚介スープの旨みをやたらと吸いこんで、ものすごく美味しかったです。関西ではアンコウ自体が売っていない気もしますが、さすがにフグで作ることはないですよねw
早速のお試し感謝です。老若男女に好評でよかったよかった!
海老やイカは、火を止める数分前に投入して、完成時に暖かくなっていればよいと思います。
憲章をつくったマルセイユの人も、なんか地元で、おそらくは小魚等の市場で売れない魚の処分方法=一種のマカナイ飯だったもんが、パリとかレストランとかで高級素材でオッサレになったのに反発したんじゃないかなぁwww日本の漁師鍋も、売れない魚を味噌で濃い目に味付けなんてのが多いみたいだし。
自分では試さないけど、トマトの代わりに、カレー粉で作っても、たぶん大丈夫だと思います。
もはやそれは、ブイヤベースではなく、シーフードカレースープですがw
世界のどんな港町にも、漁師鍋のような料理はあるんだと思います。
南欧だと、イタリアでは↑のとおりズッパディペッシェ(文字通り魚スープという意味)、スペインだとサルスエラでこれはオペラという意味なんだけど、色々な魚介をテンコ盛りにしたのが絢爛豪華なオペラみたいということだそうです。
パエリアもブイヤベースも、サフランで香りと色をつけるのが、共通項。
サフランは、胡椒同様に、大航海時代以降、高価な香辛料となっていたので、これを料理に使うのは、リッチ感を出したいというのもあるのかもしれないですね。
「昔マルセイユ(カナ?本場のイメージ)で食べたブイヤベースの味が忘れられない」そうで、
腕に覚えのあるタレント達がレシピを元に再現し振舞っていました。
でも、「どれも美味しい!でも・・本場の味とは違う」そうで、
「シーフードのごった煮」のイメージしかなかった私には新鮮な発見(?)でした。
上記のレシピを眺めてみても、こだわりの食材ですね~。
あんこう必須ですか?!Oh~、幻の魚クエまで・・・。美味しそう(^^)
サフランが決め手のようですが、そんなに味が変わるのでしょうか?
実は私、エジプトetc(要はサフランが安価な国)に旅するたびに、「上物」を購入するのですが・・・。
イマイチ有効な使い道が分からないまま、冷蔵庫(パーシャル)で長い眠りについています。
「チャーハンにパラリとまぶして炒めても美味ですよ~」だそうですが、
高価な食材なだけにモッタイナイ気がする貧乏性の私。
「ブレンディ(coffee)250g」の空き瓶一杯分も収集してしまって・・・、
未だ日の目を見ない哀れなサフランたち。
もう少し寒くなったら、「Theでっちレシピ・ブイヤベース」に投入してみましょうか。(^^)
本場より、日本人向けので良いです…w
てか、最寄駅レシピ見たら、無性に実践したくなったものの、材料が足りなかったので、ありあわせで、それらしき(…といってもサフランないからズッパのほうねw)ものを今晩作ったら、エライ好評wwwおじい様、「おぉ~これはうまいなぁ~~」と言い、ずずずーーーっと最後まで飲み干し一言、「中華だな」ってwおいおいおい、オリーブオイルとトマトって中華なのか???と思ったけど、和風以外はそう感じるのかしら?と聞き流すひどい嫁・・・w何でもいいのよ、美味しければwwwこども2名も残さずペロリ。今度は、最寄10分レシピを正確に、作ってやるぞ!!と、固く誓ったのでしたwwところで、取り出したエビとイカはいつ戻すのがベストですかね?4?5?そこまで聞くなって??主婦のくせにって??一応、レシピに正確に従おうと思って・・・w(言い訳w)
スープ残らなかったので、リゾットにはならなかったので、今度は増量して作るぞ~w
今日もありがとうございました、主婦の味方、でっちパッドw
魚介類ベースのだしと、野菜とふつーの魚介類のミックスでは、本場と日本の適用品とは、
ずいぶん違うね。
一時パエリア作りにはまってたが、ムール貝もいれちゃいかんとなると、
白身魚がベースって言ってるようなもんだね。