拈華微笑
- カテゴリ:勉強
- 2009/05/15 11:41:37
拈華微笑(ねんげみしょう)
意 味: 言葉を使わずお互いが理解しあうこと。
心から心へ伝わる微妙な境地・感覚のたとえ。
解 説: 仏教語。「華」は草木の花の総称。「拈」は指先でひねること。
「拈華」は花をひねること。「花を捻りて微笑する」と訓読みする。
故 事: 釈迦が霊鷲山(りょうじゅうせん)で弟子たちに仏法を説いたとき
黙って大梵天王から受けた金波羅華(こんぱらげ金色の蓮の花)を
ひねって見せると摩訶迦葉(まかかしょう)だけが
その意味を悟って微笑んだので釈迦は彼だけに
仏法の心理を授けたと言う故事による。
用 例: 亭主がお茶を飲みたいとき、
何も言わないのに奥さんがお茶を持ってくる。
あの夫婦はまさに、拈華微笑の仲だ。
用 例: 心敬は「無師自悟」とか「頓悟直路じきろの法」とか、
禅語をしきりに使っている。
そしてそれを追いつめてゆけば霊山の拈華微笑までゆくだろう。
<唐木順三・日本人の心の歴史>
類義語: 以心伝心(いしんでんしん)
教華別伝(きょうげべつでん)
維摩一黙(ゆいまいちもく)
拈華瞬目(ねんげしゅんもく)
笑拈梅花(しょうねんばいか)
教外別伝(きょうげべつでん)
感応道交(かんのうどうこう)
神会黙契(しんかいもっけい)
不立文字(ふりゅうもんじ)
黙契秘旨(もっけいひし)
参照:四字熟語データバンク&Goo辞書
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%88%E8%8F%AF%E5%BE%AE%E7%AC%91
より抜粋
拈華微笑
拈華微笑(ねんげみしょう)とは、
禅宗において禅の法脈を釈尊から受け継いだとされる伝説のこと。
概略
インドの霊鷲山(グリドラクータ)上で釈尊が黙って華を拈(ひね)ったところ、
大衆はその意味を理解することができなかったが、
迦葉尊者だけがその意味を理解して破顔微笑したため、
迦葉に禅の法門を伝えたという伝説である。
聯燈会要・釈迦牟尼仏章には
「世尊在霊山会上。拈華示衆。衆皆黙然。唯迦葉破顔微笑。世尊云。
吾有正法眼蔵、涅槃妙心、実相無相、微妙法門、不立文字、教外別伝。
付属摩訶迦葉」とある。
また大梵天王問仏決疑経にも「正法眼蔵・涅槃妙心、
微妙(みみょう)法門あり、文字を立てず教外に別伝して迦葉に付属す」とある。
この伝説は、経論律の三蔵には説かれておらず、
禅宗興隆当時に他宗の教判やその実証に対抗するために案出されたものとされ、
唐の徳宗の末頃に金陵の沙門である慧炬が寶林傳を撰して、
この伝説を記述し、その宗を誇大にしたことから始まるといわれる。
宋代以降に人天眼目、無門関、五燈会元、廣燈録、聯燈会要などに
この伝説が記載されるようになり、
宋の王安石はこの事は大梵天王問仏決疑経に出典されると述べている。
ただし今日では、大梵天王問仏決疑経は、
後にこの説話を根拠付けるために創作された経典、
つまり偽経だとされている。
しかしながら、この「拈華微笑」は、
禅の以心伝心の趣きをよく表しているとも評されている。
たとえ、他の言葉を知っていても、相手が知らなければ使えないですしね^^;
無理に難しい言葉を使う必要は無いですよね。
>みぃばんさん
長年連れ添った老夫婦が、目を合わせるだけで理解できる境地でしょうかねぇ(^^;;;
ウチには無理なことだと思われますがね┐('~`;)┌
気持ちが伝わりあって微笑みあっちゃうかんじぃ?w
別に特定の宗教に嵌ってる訳ではないですよ(^^;;;
仏教用語が元になって老いると。当用漢字以外を外れることが多いかもしれませんね。。。
当用漢字に無いのが多いけど。。。。。。