迂闊にも韓流ドラマに涙するの巻。
- カテゴリ:30代以上
- 2011/10/03 00:17:06
ウチの家内がドラマを観て目に涙溜めて泣きくれたと、よくもよくも、そこら中に
言い触らしまくりやがってくれたので、いちいち弁解して廻るのもエライ事でもあるし、
ここに書き記したいと思います。
確かにそういった事があったのは事実であります。
だが、しかしっ!
よくある三角関係の色恋沙汰に涙したワケではないであります。断じて。
私が感涙咽ぶに至った例のドラマは"ベートーベン・ウィルス"といいます。
ドラマの説明の前に、私の好きなキャラを2名紹介しておきたいと思います。
一人は『ブラックジャック』。手塚治虫の代表作のひとつ。説明は省略。
もう一人は"銀河英雄伝説"の『ヤン・ウェンリー』。興味のある方は、
ブックオフ等で黒い表紙に銀文字タイトルのコミックス版第2巻をご覧下さい。
この一巻のみで彼の人柄が掴めるでしょう。
この2名の共通する点は、問題点の核心を1㎜も外すことなく辛辣な言葉を用いて射抜くこと。
問題点を なし崩しにして、何もなかったのごとく振舞う者に対して皮肉を吐き、
歯に衣を着せて語る事は一切しないこと等。
さて、このドラマの主人公であるオーケストラ指揮者『カン・マエ』もそれに属する人間です。
問題のカン・マエのセリフ。
第9話
非常に口が悪いので、団員とトラブルを起こし謝罪を求められるシーン
『自らの行いを反省して……心から……心から謝罪を……しません!
この謝罪は心からのものではない。ムリヤリ書いたものです。皆さんの要求も拒否します。
実力がないから練習時間を延ばすのです。なぜ、それをやろうとしないのか?
”言い方を直して?” 残念ですが、言い方も直しません。
昔から、こういう言い方なので家族さえ嫌がります。生まれつきです。
そのかわり、皆さんに約束します。
給料も諸手当もきちんとお支払いする!国歌でさえ、タダでは演奏させない!
すべての音に報酬をつけます。スケジュール以外の演奏もさせません。
これからも私のやり方で指導を進める!
しかし、その指導で何よりも皆さんに恥をかかせる様な事はしない!
皆さんが観客にも、
演奏する曲にも、
恥じない演奏が出来る様になるよう約束する。
観客の心が洗われるような、音楽を奏でられる様にしてみせる!
それがこの市響を始めた目的であり、夢であるはずだ。
皆さんにもその夢を共有にしてもらいたい!!』
第10話
演奏会当日 大型台風が直撃して演奏会場は避難者で一杯。おまけに避難者と
トラブルを起こすわ、楽器は壊れるわ、メンバーは揃わないわ、もうムチャクチャ。
避難者に対し、自分も酷い少年時代を過ごしたことを話すシーン
『公演を観に来てください。私も、あなたたちに義援金を出す方が楽だ。
でも、それで心の傷は癒えますか?
私は被災者どころではなかった…家こそ貧しいが頭のいい子でした。
しかし、頭がいいと他人より早く、世の中のしくみが判ってしまいます。
あ る日、気づきました。頑張った人への見返りなど、この世にはない。
金持ちは一生、金持ち。貧乏は一生、貧乏……つまり、私は死ぬまで貧乏だ。
それからは、 プライドが命でした。世の中に訴えたかったのでしょう。
貧乏は自分で撰んだものじゃない、と。
そのプライドも、洪水には勝てなかった。貧乏で賢い子は消え ました。
その日から、私はコンテナ暮らし。義援金の受け取りすら拒む、身の程知らずに転落しました。
そして……私は死のうとしました。母の病気は 全身麻痺。3分おきに痰を取らないと窒息。
だから10分間、じっとすれば良かった。そのとき、初めて耳にする美しい音楽が聞こえてきた。
ドアを開けると……初めてみるオーケストラが演奏していた。夢なのか……
指揮をしている未来の自分を見ました。救いであり、慰めであり、活力でした。
そのとき感じた慰めと活力を、皆さんにも感じてほしいのです』
第一部終了後の控え室でのシーン
『本番での演奏は、最悪だった練習以下だ。しかも、観客もガラガラ、
楽器も万全ではない。病人もいる。最悪の公演になるかもしれません。しかし、ジンスクは破るためにあります。
普通の団員なら私は公演を中止する。しかし皆さんは雑草です。
今までどんなに踏み躙られても乗り越えて来たでしょう?
そんな皆 さんと一緒だからこそ、私も決行するのです。
神は打ち勝てる人間にだけ試練を与える!
我々は神に選ばれているんだ!
やるぞ。
私たちが、どんな人間なのか、 どれだけ立派に成し遂げるか見せてやるんだ!』
カン・マエ演じるヒトが盛り上げる盛り上げる。
普段はツッケンドンな人間だから余計にヤラれてしまうんだな。
もうね、溜まらんです。
顔がね、ベロベロ。
そんな時、奥さんは落花生でお茶を飲んでおったのです。
ぬぬぬぬぬぬ。
なんつーかね。ドチクショウと言いますか。
そんなワケでした。
体に障るから。ブログ書いた時間でわかるんだよ。
おお、ワザワザ借りてきたのデスカー。w
なにやら、申し訳ないような・・・(^^;)
何と申しますか、
昨今珍しい、あまりにも正直すぎる主人公が気に入ってしまったワケですよ。
台詞、記憶だけですがその通りに思えました。スゴイ!
OBrienさんは1本芯の通った人が好きなのですね。(*^_^*)
銀河英雄伝説って田中芳樹氏の政治に対する理念を書きたかったんだろうねえ。
それをお芝居で観劇してるような感じ。
登場人物がみんな役者に見えるもの。
それはすばらしい陣営だ!!
3巻も持つだろうか。。。
やはりライバルというか敵がすばらしいから面白いのだろうね。。。
ブログで紹介したセリフは色んな所から拾ってきたものを繋いでみました。
なので、本編のセリフと必ずしも合致しない所があります。
でも、アツク語る部分のイメージは合ってると思いますよー。
実は韓流お得意の三角関係もあります。私はニガテなので早送りしますが。w
同姓同名の天才弟子カン・ゴヌ(実はカン・マエというのは愛称)の成長の物語も中核を成し、
老人問題やらまであったりして、もう盛り沢山。
私は、カン・マエがある意味正直すぎるのが気に入ってしまったのです。
"銀英"でよく妄想することに、
途中からでも、ヤンがローエングラム陣営だったらなー。と思うことがあります。
キルヒアイスのすぐ下か同列なら、お互いうまくいくんじゃないかと。
おお!なんと隙が全くないっ!!素晴しい陣営だ!
オーベルシュタインいらないっ!
でも、そしたら誰と戦うんだ?!
貴族か?3日で滅ぶわ!(爆)
そしたら、小説も3巻程度で完結だわー!!(大笑)
コメントありがとう。
レスは少々長くなりますので、
後程、紅蓮殿のブログをお借りしたいと思います。
赦されたし。
コメントありがとうです。
最初、こんなズケズケ言うヤツが主人公なのかー。と、
何の気なしに観てたんですけどね。
最近、『悪いモンはどうしたって悪いっ!』
とゆーのをハッキリ言うドラマはなかったので、衝撃だったのですよ。w
観たことはありませんでした。
OBrienさんのブログを読んで、もちろん観てみたくなりました。(*^_^*)
シンプルで人の感情を前面に出した演出が何か人を
惹きつけますね。
わかりやすくて感情移入しやすい。
表には出さないけど人々がどれだけ愛情に飢えてるのかが
少しわかるような気がします。
なるほど。。。
そのドラマ見てみたくなりました。
ちなみに 魔術師ヤン好きです。でもラインハルトも好きです。
あ!ロイエンタールも。。。ミッタマイヤーも。。
(誰でもいい訳ではありませんよ)
ブラックジャックも全巻読んでいます。
韓流と騒がれる昨今の国の事情に少し冷めている僕なので、なんとなく韓流ドラマを受け入れ難い心境にいます。
けれども、何が良いのか悪いのか、それは個人の自由だということも自分に言い聞かせてはいます。
僕がそうなのか人がそうなのか、一括りにしてその良し悪しを決めていってしまう。
一括りにせず個別にとらえようとしていない自分に少し反省してしまいました、
素晴らしいものは素晴らしい。
M-OBrienさんのそんな姿勢に少し粋を感じています。
奥さんがなんて言おうと自分の感覚がブレることなく、鋭く『自分観』を突き詰めていってください!!
そして僕は、お二人の両方を応援していきます^^
なんだかんだいっても、ついついストーリーに引き込まれていくんですよね。男性もこういうセリフにぐっとくるんですね~。カン•マエの毒舌もますますパワーアップで、面白くなっていきそう。ご夫婦で一緒に楽しめていいですね。