Nicotto Town ニコッとタウン

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うさぎとかぼちゃ (密告4)



歩き回っていたかぼちゃ男がテーブルの椅子に腰を下ろし、叩き壊したテーブルの端に手の膝を付き両手で頭をかかえて静かになりました
新うさぎ女はソファーから立ちテーブルに向かいました
そしてテーブルの中央の外れた天板を元の位置に直し、持ってきたお酒とお饅頭をテーブルの上に置き、かぼちゃ男の向かいの椅子に座りました
「かぼちゃ男さん、一晩中穴掘りをしてお腹が空いてるでしょ。お饅頭でも食べてください。気晴らし用のお酒もあるわよ」
新うあさぎ女の言葉に顔を上げたかぼちゃ男は、何も言わずに一升瓶を手に取りそのまま口にあて、グイッと酒をラッパ飲みしました
「かぼちゃ男さん、お酒いけますね」
新うさぎ女がかぼちゃ男の飲みっぷりを見て、薄笑いを浮かべながらそういいました
かぼちゃ男は新うさぎ女を見ながら、また酒をあおりました
「そんなに、いっきに飲んだら酔ちゃいますよ」
かぼちゃ男は女の言葉を無視して、さらに酒を飲み続けました
一升瓶の酒はみるみる無くなって、すぐに半分になりました
かぼちゃ男の体に酒が回り始めたのか、かぼちゃ男お様子がおかしくなってきました
「わたしも頂こうかしら」
新うさぎ女がコップをかぼちゃ男に差出ました
かぼちゃ男は片手で持っていた一升瓶を両手に持ち変え、一升瓶の口をコップに傾けてコップ一杯に酒を注ぎました
新うさぎ女はそれをちびりちびりと飲み始めました

二人が酒を飲み始めて、どれくらいの時間が過ぎたでしょう
二人はお酒ですっかり良い気分になっていました
そして、今までただお酒を飲んいただけで会話のなかった二人が会話を始めたのです
最初は新うさぎ女から話し始めました
「かぼちゃ男さんって可愛そう。だってさ、好きなうさぎ女に騙されたんだもんね」
かぼちゃ男はその言葉を聞き、肩を落として下を向き何も言いませんでした
「月が管理しているこの星だけど、月の誰がどんな方法で管理してるのかしらね?」
「オラ、知らねぇだ」
かぼちゃ男が、そう訛りながら答えました
「かぼちゃ男さんが訛ってる。あっはぁはぁはぁ」
新うさぎ女は何故かおかしくなり笑いだしました
「オラ、よっぱらっちゃたみたいだべ」
「また訛ってる。あははは」
新うさぎ女は酒を飲むとかってに笑い出す、笑い上戸なのかもしれません
かぼちゃ男が話す度、おかしくもないのにただ笑うのでした

#日記広場:自作小説




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