復讐のマロングラッセの女神
- カテゴリ:グルメ
- 2011/10/04 18:41:30
新聞の死亡欄を読んでいたミス・マープルは、かつてカリブ海で起きた殺人事件の解決に、協力してくれた富豪のラフィールの名を目にした。一週間後、彼女の元に、思いがけずそのラフィールから遺言状が届いた。彼女を<復讐の女神>と見込んで、ある犯罪の調査をしてくれというのだ。事件が解決したら、大金が彼女の元に入るようになっていると。しかし、遺言書には、肝心の事件の詳細については何も触れられていない。ただイギリス庭園巡りの旅に出るようにと書いてあった。五里霧中のまま、指令どおりに名園巡りの旅に出たミス・マープルは、旅先で悪の臭いを嗅ぎ付けるのだった・・・
アガサ・クリスティ著作の推理小説「復讐の女神」。「カリブ海の秘密」の続編にあたります。
遺産を貰えると知り、お金が入った後のささやかな楽しみについて、ミス・マープルはこんな事を言っていました。
「わたし、シャコを・・・1羽そっくり、しみじみ味わってみたいんです。また、めったに味わえない、マロングラッセ一箱のお高いお味もね。」
私は、この本を読んで、世の中には、「マロングラッセ」なる、箱に入ったお高いスイーツがある事を知りました。しかも、遺産でも転がり込まないかぎり、食べる事が難しいなんて!!!と、思ったものです。
最近、ドライフルーツを扱っているお店でこんなポップを目にしました。
『マロングラッセ 割れ 1キロ 1980円』
21世紀のマロングラッセは庶民にも手の届く真空パックもあります。
箱に入ったマロングラッセはどんなお味なんだろうか。
そんな事を考えた秋の夕暮れ。
日本のブランド作物みたいに
素材のなにもかもにこだわっているのかしらね??
袋より高いのが多いからかもしれませんけど。
エコじゃないですけどね。
栗は袋にどさっと入った天津甘栗がすきです…。
確か皇室御用達だったかな。
どれだけ素晴らしい肌ざわりなのだろう。(・ω・;)(;・ω・)
昔、アガサ・クリスティーにはまっていて、いろいろ読みました。^^
”タペンス”の方だけ名前を覚えていますが、このシリーズも好きでした。
あと…マープルの方では、あまり意識しませんでしたが、
赤毛のアンや若草物語に出てくるカタカナ表記のお菓子や文化など
「どんなものなのかな~?」と思っていました。^^
秋は、夜が長いので、けっこう読書にのめっていたことを思い出しました。
確かに気になりますね^^*
味付けや工程はシンプルなのに、作るのが難しそうなお菓子ですよね^^;
丸ごとの栗を見ただけでイーッとなるよね。
あのめんどくさい行程をかわりにやってもらっていると思えば、
お高い値段も仕方が無いのかしらん。
美味しんぼで見た作り方のあまりにも手間のかかる工程に気持ちが削がれるんですよねぇ(;´∀`)
上質な栗をブランデーに漬けて、砂糖で味付けしたお菓子なのです。
大人になったら、食べてみてね♪
でもグラッセはお酒かな?
おいしそうな名前^^