うーん…。
- カテゴリ：音楽
- 2011/10/04 19:44:30
http://www.youtube.com/watch?v=T2xQnygfgRM
これを人間みたいって言える耳が信じられない。
そして「（調教すげぇ）」って自分で書ける神経が信じられない。
自分で書いたんじゃないって話もあるけど、元と思われるソレにも本人が投稿時にタイトルにつけてるんだから、それが平気って感覚ということだよな。
うまいかどうかといえばうまいんだ。
「音作り」としてね。
音を重ね、エフェクトをかけることで、比較の対象が「平滑化された人間の歌」になるのがひとつ。同様に、元の歌声の特徴を消すのがもうひとつ。
まぁ、騙すという点についてはうまくやっている。耳にした事があるそれに良く似たまがい物を上手に作っている。
だから、「ほかの何か」でも結果はあまり変わらない。
実際にコピーがゴロゴロでてるが、どれも心象に大差が無い。ええ、どれも見事な「調教すげぇ」ですともさ。神調教のバーゲンセールだ。
確かに「プロ」の仕事だ。商品を作るプロの仕事ね。
最低限のコストで高い結果を出す。
評価も高いのだから聞き手を満足させているという点でも、優れているんだろう。
曲も古いけど耳なじみのあるソレ。ダサいとかいい始めたりしなければそうそう叩かれもしないだろう。
でも、この作り手は「歌を信じてない」。
「可能性を信じてない。」
きっと、ほかの歌い手や、楽曲もこうやって後からつぎはぎして体裁を整えてできばえだけが良いのだろうね。「へたくそだなぁ」と頭の中で文句を言いながらピッチを調整し、エフェクトをかけて音を整え、はいはいできましたってそういう仕事をしてるんだろう。
そうじゃないなら素材の時点でもう少しましになるように頑張ると思うのだよ。
普通は加工前の状態でもまともな物を作る努力をする。
その上で、その素材を元に仕上げる。
このデータには元の歌声の時点で今の打ち込み水準で出来ることをやった形跡が無いし、特徴点は「不自然なそれ」がもろに出ている。元歌の時点で彼にどうにかする気なんてゼロなんだろうと思う。ベタ打ちでこそ無いものの、そこに「狭義の調教なんてろくに存在していない」。
むしろ、出力波形の「事後処理」で何とかするのってどうなんだろう。
高い評価を得ているソレの多くも「Vocaloidエディタではありえない」出力のものもあるので、そういう意味では「ほかの人だってやってる」わけだが、自分で「調教すげぇ」とは書かないよなぁ。
この界隈での「調教」は初期ロットの設定に不備があり「そのまま入力するととんでもない音程で歌い始める」という辺りからじゃじゃ馬になぞらえそうよばれるようになった。
ソフトウェア実装であるし、規則合成と、フォルマント合成の間くらいの実装のこのソフトウェアは、人のように「自発的に何かを表現することが無い」。
普通に入力した音符は「楽譜以上の表現を持たない」し、固有の音素の不自然なつながりも多く存在するし、音素だって足りないものがたくさんある。
ベタに入力したそれと、うまい人の歌声の乖離は「歌う」ということの本質との乖離を示し、同時に歌うという表現がどういうことなのか？ということの標だ。
ヘタだ？当たり前だ。「歌ってる」んじゃなくて「鳴っている」んだから。
その足りない部分を音量変化、音程変化、音の強弱、ブレスの有無などを入力することで「表現させる」ことが調教であって、ビブラートを強めにかけて後は加工してごまかすのを「すげぇ」なんて自画自賛をするのは「歌う」ことをデータへ落とすという形で歌と向き合ってる人間に対して恥ずかしいと思わないのだろうかね。鳴ることから「歌う」ことへ近づけている人が確かにいるんだよな。
感性だの才能だのなんて世迷言じゃなくて「そこに何があるのか？」を探るのがコピーの作業だと思うのだけどね。
そして、機械音声がどうこうと批判してる人間の耳が「この程度でごまかせる」ならずいぶんとまぁ安い耳だと思う。
その耳は本当にその音や曲や歌を聴いているのか？本当にその声に耳を傾けているのか？大好きなアーティスト様の曲を本当に自分の耳と脳で聴いてるのか？
多くのCDは捏造に近い波形の加工がされているよ？その耳が捉える本物って何だ？
多くの良く出来たデータは模倣だ。でも、赤ん坊だって真似して覚えるのだ。
何を拾えばどういう効果になるのか？それは次への礎になる。
コストを考えれば、人が歌ったほうが安く済むことだって多い。
でも、楽器があったら上手に演奏したいと思わないか？
どうせだったら騒音じゃなくて、楽しい曲を演奏したいと思わないか？
きっと能動的な作り手の中にあるのはそういう単純なものなんだと思うのだよなぁ。
だから、それが「届いた」人がきっと耳にして楽しむのだと思うのだけどね。
表面的な波形と、原音至上な形骸化した鑑賞で届く物ってなんだろうねぇ？ｗ
そんなことを思ったり思わなかったり。
今日もちょっと聴けたらいいな。
平沢さんのほうにはまってます。
下コメントにあるKAITOの「白虎野の娘」にもはまってます＾＾
ユーチューブで聴いてました。
白虎野の娘は先にＫＡＩＴＯの声で覚えてしまった（逆だ）
歌詞を見ながらゆっくり聴かないとなかなかわからないだろうけど。
ゆっくり聞き込んでみたいです。
マタイのほうにもチャレンジしたいけど時間がない・・・・まあ、いつでもできるし。
久しぶりに面白いものを見つけられた、というのは確かです。
ありがとうございます。
聞いてみました。
＞出オチと思わせてサビでおおとおもうそんな展開。
少し意味がわかったかな。歌い始めは機械っぽい音でそんなにいいと思わなかったけど、
いちばん盛り上がるところ、高音で歌っているあたりがいいのですね～
マタイの話題で登場する曲はニコニコ動画の会員にならないときけないのかなあ。
とりあえずユーチューブでマタイを検索して聞いてみて
皆さんが「いい」といっているのがどんな感じかなんとなく少しはわかるような気がしたけど、
１曲聴いただけではダメでしょうね。時間がないから仕方ないけど。
ＣＤで聴く音楽もかなり加工されているものだということを考えると
パソコンのソフトで作ったもので出来がいいものなら、
人間の声を録音したものより素敵だと思えるものが出てくることもあるということかなあ。
お勉強させていただきました＾＾
まずは、記事の冒頭の批判の対象になっている曲と
10/8のコメントにあるベルさんの「おすすめ」を聞き比べてみました。
ベルさんのおすすめ曲のほうが本当に人間の声みたいに
表現が深いような気がして「すごい！」と思ったんです。
確かにこれがパソコンだけでボーカルのソフトから作り上げた曲だというのなら、
細かいところまで心配りして表現が工夫されている気がしたので。
次に「原曲が神」というところから、原曲をさがしてみて、
これが「パプリカ」という映画のエンディング曲ということがわかって、
平沢進さんの名前を知りました。
そして、平沢さんのほうを検索してみたら、原曲が公開されていることを知り、
聴いてみたら、面白い！と思ったんです。
そこからボカロより平沢進さんのほうを調べる方向になって
彼の作品のひとつに「地球ネコ」というＮＨＫ「おかあさんといっしょ」で
使われたものがあることを知りました。
この「地球ネコ」という曲、私の息子が現役で「おかあさん・・・・」を見ていたころに
放送されていた曲で、この曲だけが他の曲と比べて全く違う印象だったからものすごく
印象に残っていたものだったんです。（ただし、息子の反応は他の曲より鈍かったけど）
平沢さん自身に関係するサイトでご自身の作品を公開されていたものを
数曲聴いてみて、「地球ネコ」ももう一度聞いてみて
平沢さんの音楽をもっと聴いてみたい、という感じで「はまって」しまいました（笑）
夢の島思念公園もちょっと聞いてみて、歌詞を読んでみて「えっ」と思ったきのこ雲・・・って・・？
と思ったというあたりで時間切れ。
だらだらとした報告もここで時間切れになったのでここでおしまいです＾＾
久しぶりに楽しかった～＾＾
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5719173
こっちのほうが呼応しながら展開する辺りが好みなんだが。
イメージしたのはこのマタイ。リピエーノがよいのでコレをチョイスｗｗｗ 通しで聞くとわりと楽しい。すっげえ時間掛かるけど。
たとえば自分がVocalでスタジオ入ったとして、「（ま、いっかー…）OKでーす。お疲れ様でしたー」って人とはあんまり仕事したくない。「こうしたのも録ってみようか」とか「こここういう風に歌ったのもやってみてー」とか、「素材のレベルで可能性を探ってくれる人」じゃないと多分面白くない。
それがうまく回らなくても、可能性の模索や、結果を信じてリテイク出してくれる人のほうが「ちゃんと信じてくれて、評価してくれている」と思うのだよね。相手が人間なら、要求は厳しくても「超えられるよね？」って信じてくれる人のほうが信用できる。へたくそだなぁと思われても、それでも「なんとかなんねーもんか」って頑張ってくれる人じゃないと信じられない。
最初から「まー、この程度なんだろうな」とか「こいつはこんなもんだろ」って（今回は合成音だからいいようなものの）失礼極まりない姿勢だと思うし、ポテンシャルが埋もれたままになりそうな気がするのだよなぁ。
頑張ってもへたくそかもしれないよｗでも、もうちょっと何とかならないかがんばってみないかね？っていうほうが、「まー、一応物があるからいいんじゃね？あとは俺様が何とかするし」って人よりも素敵だと思うのだよね。
っていう辺り（打ち込みの場合は、信じるのは自分の作業とその結果なのだが）がなんか引っかかるのだよなぁ。
多分アマチュアの作品を自分がすきなのは「愚直なまでに全部本気」だからだと思うｗ
本職の作るものはMIDIデータでも「要所要所だけ」ピンポイントにディティールが打ち込まれて調整されている。
でも、アマチュアのそれは、労働コストを無視して、楽器がモタるほどエクスクルーシヴで制御してたりするわけで。
コストに対する成果、効果という面ではぜんぜん割に合わないかもしれない。
でも、その本気ってやっぱり伝わるような気がするんだよなぁ。
出来ることには限度があるので、それでも足りないことっていうのもあるんだけど。
だからある意味、音痴でも、へたくそでも出来ることやって本人楽しければそれでいいじゃんとは思ったり。
逆に整っててもやっつけなのは、なんともおもわなかったりねｗ
そんな感じです。ええ。
その後に山のように情報があるから、結論を忘れてしまうんだな。僕はプロな仕事してるこの作者の人を褒める気にはならんけども、攻める気にもならん。にゃっぽんの日記見てても、この人の調声に対する意見は皆冷静だし作り手側はきちんと見えてると思うん。問題が大きいのは聞き手側なんだよな。
クラシックが好きって人でさえCDの音が本物だと思ってるのが多い現状は何とかならんのかと思うデスよ。もっとライブやコンサートに行けば良いのに。生の音が決してこぎれいな訳では無いってのを知るためには、やっぱり生音を聞くしか無いと思うん。いまでも、コンサートのチケットは充分安いし、不景気でなかなかはけないし。先行き明るくないのが辛いとこだな。
「うまい」と思います。ええ。
ただ、「いつもの捏造作業に頼って」るのに「打ち込み本気です」みたいなのは看板に偽りありで、きちんと声を聞けば、評価として「人みたい」はねぇだろと。
その二点について、ちゃんと作れ。そして、ちゃんと聞けと。もしくは変なもの看板につけるなとｗ
で、「ピンポイントにおかしい」からって全てが駄目とはいわないし、だから最初に「評価も高いのだから聞き手を満足させているという点でも、優れている」とも書いてるし、その作業コストが低いことも評価してたりするわけですよ。
だから、未来がないとも書いてないし、余計なことを書いても平気な姿勢がなければ、人気曲ですねで終わってしまう話なのです。
したがって、音楽としては間違ってないのだろうし、これを気に入った人も好きだという人の感性自体も別に否定するものではないのだよね。
でも、「うまい人の歌ってもっとすげぇ」と思うのですよ。
ライブで残念な人も居る反面、口からCD音源みたいな人も居れば、CDをはるかに凌駕した歌声を聞かせる人も居ますからねぇ。
普通は人間の場合も何度もリテイクして、その中でいいものを更に惜しいところを修正したりしてマスタ作るものだと思うのだけどなぁ。
でも、その「とりあえず素材も出来る範囲でいいものにしてみようか」ってやった形跡がないのがなんかなぁって思うわけで。
確かにミクさんに愛情持ってるとは思わないし、「調教すげぇ」と名付ける神経も好かんけど。ｗｗ まあ、元々プロの人で、まさにVambraceさんが書いてるような作業を日々やってて、まったく同じ方法論をボカロに使っただけだよね。ネーミングも含めて実にプロらしくはあると思うんだ。そして、このやり方には先が無いと言い切る自信は僕には無いな。
いつか聴いてみようっと。
ボーカロイドとか初音ミクって何？？音楽に関係あるらしいけど、という
好奇心はあったんですよ、以前から。
「羊頭すげぇ」だな。「音楽の父」の二つ名伊達じゃないっていうか。
物理的にパン振って、おのおののパートが呼応するあの感じが。
なんというか、幾何学模様とか、モザイクとか、そういう美しさが「楽譜の中」にあると思うのですよ。
もう、歌がどうとか、そういうことじゃなくて、楽譜の時点で美しい楽曲が出来上がってる。
…とはいえ、同じソレだったら、バックトラックの方も丁寧に作ってあったので、あの丁寧な仕事ゆえって気もします。
何かを訴えるという意味では人間のコーラスのほうがいいのでしょうが、パートごとに単体で歌ってるので、パートそのものがすっきりするので、構造は良く見えていいと思うのですよ。エフェクトがかかってるので、あれですが。
質量はないですけど、素直に伸びるので、低音が薄いことを除けば、あれはあれでとても気持ちがいいのですがねぇ。 情感がほしい人は普通にCD買えばいいとおもうです。
というか、朗々と何かを主張するように歌う曲では無いですし。
ああ、原曲が神ってのは「あの曲が曲として」すげぇってことです。
んで、あの曲に挑もうって度胸と、聞けるものに仕上げた人もすげぇっすなｗ
それは言わないお約束ｗｗｗ
他社製品はあまりじっくり聞いたことがないので、評価出来ないって部分はあるんですが、僕はボカロのロボっぽいしゃべりが結構好きなんですよねぇ。
ボカロクラシカのマタイなんかは、声というより音として面白いと思ったり。コラールの情感の無さったら！！ 有る意味理想ですなー（大本気）
夢の島思念公園とかもやばいんだが作った人はいないのだろうな。
KAITOには実はトラップがあって、男声なんだから、低いところ行けるだろうなんてのが大間違い。
実は元の歌声の人もハイトーンが光る歌い手で、男声としては高いところが本気の音域だったり。
http://www.youtube.com/watch?v=gB-PKhLdmRg
出オチと思わせてサビでおおとおもうそんな展開。
単純なようで「一番得意なところを引っ張り出す」ってのが、効果は大きいのですよね。
ただ、他社製品を見ると「クリプトンが素直に歌わせる気がない」のがわかったりはします。
鏡音のact1が顕著で、むしろ、人間の声として自然に聞こえないあたりに製品としての「固有の音」を求めている節がある…のですが、ソレジャナイロボって感じなのに気が付いたのかそうでもないデータベースもリリースされたわけですが。
さすがに全パートがあーとかにゃーなのはどーかと思うのですが、「ボカロクラシカ」も好きだったりするのですよね。
どーせドイツ語わからないんで発音がポンコツでもわっかんないしーｗ
僕がボカロものの中で唯一「すげえ！」とヒトに勧められるのがコレだけ（実は以前もうちょっとあったんだけど、著作権の関係で消されちゃってる）なんですが、その所為か「神調教」って単語には殆ど反応出来なくなってたりしてｗｗｗ
無論、好きだな～とか、いいな～と思う曲は他にも有るんですがね。
なってしまったんですねえ～
考え方が違うのはあっても論点がずれたまま書くのは避けたかったなあ。
思考力が落ちたまま勢いだけで書いてしまった・・・・・・・・
元気になってから読み直そう。
世間の加工の意図も、多くはそれじゃない。
というか、論点もずれている。
エントリの中身としては「聞いた曲を音源として好き嫌いを語ること、高く評価すること」には異論がない。
それは本人の基準で評価すべきもの、魅力を見出せたならそれでいいからだ。
だが、それを「人間のようだ」と判断するようなら音を聞いていないし、「そういう風に作った」と書くのと同然のタイトルをつける神経はどうなんだ？という話をしている。
本当に「自分がしたこと」が理解できているなら「評価されるべき点」は理解していてしかるべきであり、元の歌声との生成の部分で気合の足りないそれを真摯に要素を拾い反映させ、実装している人がいるのを見て恥ずかしくねぇのか？っていう話だったりするわけだ。
音として凄い、もしくは、曲として凄い、音源として凄いことのほめ言葉が「人間のようだ」は語彙が足りないと思うのだよ。
また個人の立ち位置としては「にんげんすげぇ。この世に代わる物なし」という感想なら、対極の考えを持っているのだよ。
「聴覚」という面で、一定以上の年齢であれば、必ず可聴域は狭くなっているはずで、聴覚以外の要素ならいざ知らず、それ以外のものを聴覚に限定し、プラシーボ以外で、何かを見出せるというのには懐疑的なのですよ。
生演奏なら、空気全体の振動もあるので、そりゃ音響機器によって再現性や迫力は大きく異なりますが、それもまた、音楽の本質じゃないと思うのですがねぇ。
思わなかったのに、ホールで生の音を聴いたときには
あまりにきれいな音だったので感動したことがあったなあ。
生のミュージカルを観たら、やっぱりお芝居と歌両方の表現が面白い、
俳優さんが上手ならすごい！と思うし。
少なくともCDと生の音とは別だということはわかります。
それに近づけようと思えばCDにする前に加工せざるをえないですよね。
最初にあげてもらった「ミク」の音を聴いたら、生の演奏がやっぱりすごいことだと
改めてわかりました。
歌手のCDを聴いてから生放送の歌番組を聴くと変に下手に聞こえたりすることが
よくありますねえ。アイドルとかジャニーズとか。
一応知識としては音をどのようにでも加工できる、ということは知ってはいるんですけど。
でも、いろんな「音」を作って遊ぶ、ということってやってる本人は楽しいのかな、
とは思う。プロみたいなスタジオとかシンセがなくてもそこそこの
パソコンがあれば曲に仕上げられるのですね。１，２万円で。
それで、できた！と思えば外に（ネット）出してみたくなるんですね。
クラシックにしても、CDで聴くのと生音をホールで聴くのとでは音の出方や
聞こえ方が違うのだから、ホールの音に近づけるために
ある程度加工するのは悪いことではないのだろうな、とか。
エフェクトとして認識できるそれだけじゃなくて、いくつかの素材の中から一番マシなものの切り張り、ピッチ調整、補正なんかは、ザラだ。
オケだって、生楽器だと思ってるものが「本当にそうとは限らない」のですよ。
世間の人が思ってるより「偽者」や「整形後」であることはとても多い。じゃ、それが悪なのか？といえば、自然の摂理に抗い、非リアルタイムな加工を音楽の神に対する冒涜だというのなら悪だろう。でも、より聴きやすく、本来の意図に近い形に整形することは「音」としては意図に忠実になるので、表現という面でそれが悪とは限らない。
が、一発録音ではないので、それを絶対とするのは必ずしも音楽に対する姿勢としては正しいとは思わないし、CD等のメディアに焼かれたものが絶対なんていうのは違うと私は思うのですがね。
曲としては「人間が歌って無機的に加工したもの」もあるので、うまいヘタで論じることは出来ない。
ただ、コメント、感想として「元のVocalトラックがきちんと歌うという表現を打ち込んである」と誤解するようなのはどうか？という話なので、曲のよしあし、音のよしあし、ピッチ正確さは論じていないし、表現技法としての良し悪しの話もしていない。
まぁ、勉強なんて必要は無いでしょうな。どうでもいいことですから。
「機械の音そのもの。人間じゃない。最近のアイドルなんかでわざと声を加工するときに
よくありそうな感じ。でも、平板で変化がない。
これだったら音程を外した下手な人間のアイドルが歌ったほうがよっぽどまし。」というところかな。
それと、「パソコンソフトで加工すること」を「調教」ということばで表現するのにものすごく
違和感を感じる。きつい言葉を使うんですねえ。
いろいろ書いてみたいんだけど、まずはお勉強しないと書けないのでまたゆっくり
書き足していきますね。