うさぎとかぼちゃ (決闘)
- カテゴリ:自作小説
- 2011/10/10 11:22:52
決闘まで後二時間
かぼちゃ男は手に持った剣を夕日に向かって差し伸べ、こう叫びました
「我等に恵みを与えし太陽よ、我に力を与えたまえ」
そして剣を大地に打ち立て、祈りました
「我等を育てし台地よ、我を守りたまえ」
夕日がかぼちゃ男を照らしながら海に沈んでいきます
空が夕焼けの色を薄くしていくのに代わり、闇の色が濃さを増していきました
かぼちゃ男は時の来るのを海を見つめただ待ち続けました
月の使者とかぼちゃ男の決闘は、二つの月が同じ位置に来た夜に行われることになり、決闘で使う武器として二人には同じ武器が月の本部より届けられることになりました
かぼちゃ男には月配達便の速達宅配がすぐに送られ、その箱を新うさぎ女が開けると剣と杖と手紙が入っていました
決闘まで後七時間
「かぼ男ちゃん、月から何か大きい荷物が届いたわよ。あけてもいい」
すっかりかぼちゃ男の奥さん気取りになった新うさぎ女が、届いた大きな荷物を見ていいました
「ああ、開けてくれ。たぶん決闘のなにかだろう」
「ほんとうだ。決闘に使う武器のようだわ。取り扱い注意武器って書いてある」
新うさぎ女は包装紙をビリビリと急いで破り、箱の蓋を開けながら興奮した声でいいました
「すごい。剣と杖が入ってるわよ」
「危ないからさわらないで」
かぼちゃ男が新うさぎ女を注意しました
「それから手紙も入ってる」
新うさぎ女が手紙を箱から取り出し読み上げました
「このたびは決闘を申し込んでいただきありがとうございます。月本部として検討しました結果、あなたさまに運命を変える力があるかどうかを試さして頂くことにしました。
あなたさまがもし勝てば、ウサギのホロコーストを中止し、ウサギの新たな繁殖方法として常時有性生殖を考えております。必ず負けられると思いますが、負けられた場合はウサギおよびカボチャの使用を止め新たな生物を送り込みたいと思います。覚悟のほうよろしくお願い申しあげます。だって」
「俺が負けたら皆殺しにする気だな。そんなことは絶対にさせないぞ」
かぼちゃ男は皆の運命がかかってることに気がつき、その責任の重さを感じながら、命を掛けて戦うことを改めて決意したのでした
一方で自分がもし負ければ、今まで続いてきた先祖代々からの生命の流れを絶ち切ってしまう後悔が、かぼちゃ男を苦しめました
かぼちゃ男には勝つ自信がなかったのです
今まで怒りが後先を考えない行動を起こさせていましたが、後先の見えてる今は怒りよりも後悔に似た不安がかぼちゃ男を支配し始めていました
かぼちゃ男は孤独でした

























創造物が、創造主に逆らうと言う決断が、どんな結末へ向かうのか
興味津々です。
応援せずにはおれません
憎しみが愛に変わる時
見えない大きな力が
生まれるのかもしれませんね
孤独な心を救うのは・・さて
続きが とても楽しみです
かぼちゃ男さんが
なんだかとても男らしく思えてきました
ドキドキします^^
と考えてみました。