うさぎとかぼちゃ (決闘4)
- カテゴリ:自作小説
- 2011/10/14 03:44:31
新うさぎ女はかぼちゃ男のことが心配で決闘を見に行こうととしていました
かぼちゃ男には危険なので見にこないように言われてましたが、居ても立っても居られないので、見つからないよう目立たない服に着替えて隠れて応援することにしました
出かける前に、新うさぎ女はテーブルの上に置かれた水鉄砲を眺めながら、先ほどのかぼちゃ男の体のぬくもりを思い出していました
この水鉄砲はかぼちゃ男が決闘に持って行こうとしたものですが、戦う武器が決められていたので置いていったものでした
かぼちゃ男のぬくもりはもう消えていましたが、新うさぎ女はそれを手にしてぎゅっと胸に押し当てました
『かぼちゃ男さん、きっと勝って生き残って』
新うさぎ女の胸に熱い思いがこみ上げてきました
それはかぼちゃ男を単に心配する気持ちではありませんでした
刹那さと寂しさが入り混じり、そして愛しいと思う恋心の芽生えが含まれていました
新うさぎ女はかぼちゃ男に抱かれて、女の喜びを始めて知ったのです
体が熱く燃えながら二つのものが一つに溶け合っていく喜びでした
もう二度と溶け合うことが無いかもしれないという思いが、二人をなおさら燃え上がらせました
二人は決闘という運命に追い詰められた状況で、男と女として燃え上がり燃え尽きたのでした
新うさぎ女は水鉄砲を握りしめ、かぼちゃ男の家を後にし決闘が行われる砂浜に急いで向かいました
月が二つに並んだ夜でした
























