気分はマイナス 4
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/18 21:23:16
利弘は帰ろうとした。
「ママ、おあいそ」
「あらもう帰るの。まだ早いじゃない」
利弘はいつもならボトルを半分ぐらい空ける。ママはそれを覚えていた。
ボトルの透明なガラスの底はまだ琥珀色だった。
「今日は帰る」
「そう、だいじょうぶとしちゃん」
ママが心配そうに聞く。
「だいじょうぶ」
その利弘の返事を聞くとママはそれ以上引きとめようとしなかった。
勘定を払った利弘を入り口で片手を振りながら
「また来てね」
とママは笑顔で見送った。
利弘は振り返りながら片手を上げた。
利弘の帰りはいつも歩きだ。
スナックキャラメルから利弘のアパートまでは歩いて二十分ぐらいだ。
歩きだしてしばらく利弘は酒が腹の中で上下するのを感じていた。’’おう、まわる’’利弘の足がふらついた。
帰る途中には公園があった。いつものように公園のベンチで一休みしようと腰掛けた時利弘は眠気におそわれ横になりそのまま寝てしまった。
目を醒ました利弘は腕時計を見た。一時間も寝てしまっていた。
仰向けになり視線を夜空に向けると星が寂しそうに輝いていた。
「人間なんて弱いな」
独り言をつぶやいた。
つぶれかけの自分を思いながら利弘は考えていた。
人間をつぶすのには、いろいろな方法がある。
一番大事に思っているものを奪いとる。
孤立させる。
追い込む。お前は悪人だと思いこませる。
冤罪(えんざい)の言葉が頭をよぎった。
ため息をついた利弘は、歩きだした。

























どう展開していこうか考えています。
時間かかるかもしれませんが書きます。
頑張ります。
さて・・・くらい過去・・・受動的に受けたものなのか・・
能動的に起こしてしまったものなのか・・ちょっと ドキドキする
人間なんて・・弱い・・・と思うときは 弱くなる
人間は 弱くも強くもない
自分をつぶしてしまうのは・・・やっぱり自分なんだろうと思う
どういう展開になっていくのか・・・ワクワク
細かい描写が素敵!
サッパリとした語り口が 好感持てます^^
藍姫さんお楽しみに。
しかも、公園で酔いつぶれるなんて ^^;
利弘の過剰反応は、お酒の所為ですか?
それとも……