Nicotto Town


濃すぎる毒入り日記


カツカレーとは何か?

それは全てである ってこともなく、
今後カツカレーが何者かになりたいとも思ってないであろう。

さりながら、僕はカツカレーが「海外に一週間以上いて食べたくなる日本の食べ物」としてダントツ1位だったりする。まぁ、ライバルが麺類と寿司くらいなわけで、その中では一番見つけづらいからなのだろう。

それはさておき、カツカレーについても、例によって定義付けを考えてみよう。
「何も混ぜずに普通に炊いた日本のお米」の上に「カツ」を乗せて、その上から「カレー」をかけたもの。カツ・カレー・ライスの略称にして、読んでの通りの料理と思える。

だがしかし、カツって何?カレーってどんなカレー?と一歩前に考えを進めたとたんに、ウロタエルことになる。
そう、僕が海外で思い描くカツカレーは、厚めのロースのトンカツに、よくあるカレーが具なしでかかっているものなのだが、これがいざ日本で食べようとすると、なかなかなかったりする。

ここで、一旦状況整理のため、wikiにお出まし願おう。
大正時代(または戦後まもなく)に、当時の洋食御三家(カレーライス・カツレツ・コロッケ)のうち、カレーライスとカツレツを合体させた料理が生まれたとある。
そう、カツとは洋食屋さんの「カツレツ」であり、カレーライスも洋食屋さんのカレーライスなのである。

カツレツだから何だって言うんだ?と思ったりします?
カツレツ≠とんかつ ってことが分かるだろうか?

カツレツは、フランス料理のコトレット(ミラノ風コトレットやウィンナーシュニッツェルも仲間)をアレンジした洋食なのだけど、何がアレンジかというと、日本では入手しづらい仔牛を豚ロースや牛ヒレ肉を薄く叩いて代用しているところ(本家も薄く叩くのは一緒だけど)。
そして、パン粉をまぶして、少なめの油で揚げ焼くのがカツレツ。ソースをバシャバシャかけるのが洋食ルール。

じゃぁ、とんかつは何なんだ?というと、カツレツに天麩羅等の和食っぽさを導入して、豚肉の厚手のロースまたはヒレにパン粉をまぶして、多い油でじっくり揚げたものとなる。
この過程で、とんかつは 洋食世界から追い出されている。だから、とんかつ屋って独自のお店になるわけだ。だから、僕が思い描くトンカツのカツカレーには出会えないということで、そりゃ、トンカツさんとカレーさんは両家の親が認め合わないんだからって、ロミオとジュリエットかw

ということで、カレーについてもインド風やタイ風は失格で、基本は洋食屋のカレーなんだよってことで、薄い豚ロースをカリっと揚げたカツレツに、茶色がかった野菜ルーベースのカレーソースをかけるのが、本家本元カツカレーのようでする。

と、その本家本元カツカレーまで食べて、ふと近所の蕎麦屋で気付いた!
蕎麦屋のカレー(小麦粉ルーを出汁で溶いて、カレー粉混ぜたやつ)に、同じく蕎麦屋のカツ丼のトンカツを合わせるとどうなんだと。
頼んじゃいましたよ!蕎麦屋のカツカレー・・・これが実に僕の思い描くカツカレーでした。うまーーーー

要するに、たぶんだけど、自分の記憶の底にこびり付いているカツカレーって、幼少期に蕎麦屋で食べたカツカレーなんだろうなぁと。
ちなみに、この蕎麦屋は、天麩羅を揚げるのが上手で、下手な天麩羅屋より上手い。この点が、この店のカツカレーの美味さのポイントと思うのだった。

ちなみに、自分では作らないです、カツカレーは。
とんかつのチェーン店でお持ち帰りして、自分でつくったカレーを具なしでかけたけど、イマイチすぎorz

カツカレー 遠きにありて想うもの そして お店で食べるもの
よしや
忙しく 異国で飯抜きになるとても
食べるところは あるまじや
独り異国の夕暮れに
カツカレー想い涙ぐむ
その想いもて
遠き日本に帰らばや

といっても、いま日本にいるんだけどね

#日記広場:グルメ

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2011/10/22 08:02
イチヤさん へ

>食べてみたいけどお蕎麦しか頼んだことないですね、そういえば…。
>蕎麦やでは「蕎麦やに来たんだから」と蕎麦しか頼めないタイプ

てなことを、福井そば(おろしそば)という名物を擁する福井県民に言われて、ふと思った。
蕎麦屋で、丼ものや天麩羅や酒の肴を色々置いているのって、江戸・東京固有のことかもって。

「昼どうするぅ?」「蕎麦にしよっか」「うんうん」と行った蕎麦屋で、カレーは頼まないよなぁw
でも、首都圏のJRターミナル駅等の大きな立ち食い蕎麦屋には、カレーあります度高し

ちなみに、炭水お化けな驚異の注文には、こんなのがあります。
「カレーそば(orうどん)に海老天のせて、あとライスちょうだい」
これは、まず上にかかったカレーの一部をライス半分ににかける(カレーライス)。
次に、海老天はをフリフリして、衣をタヌキにして、海老本体と麺を食べる(海老天そば)。
のこったのは、タヌキそばの汁がカレー味になったものとライス半人前。
これは、お下品にも、ライスを汁に投入して、サラサラと食べます。汁そばの汁と混ざった蕎麦屋のカレーは和風スープカレーとなるという話でした。

カレー食べれるようになるくらい 胃が回復するといいよね!
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2011/10/21 23:36
食べたくなった・・・・おなかがへった・・・。
お蕎麦やさんのカレーとな!食べてみたいけどお蕎麦しか
頼んだことないですね、そういえば…。
(蕎麦やでは「蕎麦やに来たんだから」と蕎麦しか頼めないタイプ)

今度、せめてカレーをチャレンジしてみます…!!(やる気)


あ、でもカツよりややお値段安めのコロッケカレーなら
時折食べてますw ウマウマー


私は日本から出たことがないから、離れたら何を食べたくなるんだろうなー。
一人暮らし始めてからは、おなかいっぱいお刺身食べたいとか、
タイのあらのおつゆ飲みたいとか、お魚系が多いですね(^^;
↑トリ父は釣りスキー
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2011/10/21 21:46
ヴィオラさん へ

ヴィオラ大学の学食は、カレーも手造りだったんですかね?
業務用を使えば、辛くない は ありえないでしょ
でも、辛くない は カレー粉少なめってことで 理解できるけど、
塩辛いってのは 塩かコンソメの素 入れすぎなんですかね?
それとも ソース?

慣れってのは怖いですよね。
たぶん、大学時代って 人生の中でいちばんカレーをよく食べていた時期じゃない?

ちなみに、でっち大学の学食(の一つ)は、食べログに載ってましたw在学中は、そんなに行かなかったのに、そうなると用事があってそっちに行ったときに、いい年して食べちゃったりします。
大学隣接のキワモノとしか思っていなかったラーメン店が、今となっては とんでもなく有名ブランド(ラーメンとして)になってしまったりと、何があるか分かんないものです。
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2011/10/21 21:40
ペー子さん へ

カツレツは、フライパンで片面ずつ焼く
とんかつは、鍋で両面を揚げる

そういう区別っぽいです。

でも、とんかつの中にも、カツレツっぽいのと、THEとんかつなのがあると思うんですよ。
僕のいうTHEとんかつは、上野に数件ある老舗とその流れを汲む数件の店だけだったりします。
高いんですよ、それ、3千円くらいして。でも、すっごい美味いです。

スキー場のカレーは「業務用」ってやつですね。
実は好きですよ、僕も。
ラーメンとか麺類は、茹でるという難しいプロセスがあるので、いくらでも不味いのがあるけど、
業務用カレーは、余計な味付けしなきゃ、不味くはならないので、よく分からんサービスエリアとかイナカの食堂では、カレーですね迷わず。

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2011/10/21 21:35
Olivierさん へ

美味い天麩羅蕎麦は、下手な天丼より ずっと美味いと思います。
天ざるは 日本酒で飲み始めて でもなんか 結構食べたいというときにいいですね。

それにしても、あくまで「蕎麦」を欲するのに、関西在住は辛いですねw

それと、カツカレーって、女性(それもOlivierさんのような小食&上品な方)にはやはり縁遠いものなのでしょうか? ボリューム感もあるので 女性には ヨシギューより縁遠いかも?

そうそう、これも初めて知ったのですが、蕎麦屋の天ぷらは 薄力粉ではなく 強力粉を使うのだそうです。この知識をどこで活かせるのかわかんないけど、Olivierさんから天麩羅蕎麦の話をされなければ、一生知らなかったことでしょう。

そういえば、名古屋のカレーうどんってのも、独自の進化と旨さですよね
一晩に2回食べたことがありますwww
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2011/10/21 21:29
DAIさん へ

(本格的でない)蕎麦屋さんが、雑食的に色々な食べ物を置いてきた結果みたいだよ。

江戸時代の時点で、飲み屋やファミレスのような役割を担っていたので、板わさとか天麩羅を置いていた店はあったみたい。蕎麦のネタというより、酒の肴だったのでしょう。そこから、肴を蕎麦にトッピングしたのが出現したようです。

で、明治時代には蕎麦屋は蕎麦屋として過ごしていたのが、大正期に、洋食屋等に対抗すべく、カレーライスやカツ丼をメニューとしたそうです。レシピを和風にアレンジしただけの蕎麦屋のカレーライスと違って、カツ丼は親子丼のコンセプトにカツレツを当てはめたものなんで、これは和食だなぁと。

カツカレーは戦後のメニューなので、蕎麦屋洋食組でも新参者のようです。
あと、カツ丼の方が、とんかつより昔からあるので、かつ丼(とんかつ丼)は間違いで、カツ丼(カツレツ丼)なんだねぇ。
だから、福井・長野・福島・新潟あたりには、カツレツをソースにくぐらせて丼御飯に乗っけたものを、カツ丼と言うんだなぁと。

勉強になりましたす。
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2011/10/21 16:44
日本では麺類の店に、なぜか揚げ物のセットって多いよね。
うどんとかそばの店に、揚げ物。

にほんのとんかつは、江戸時代からのこの麺と揚げ物に、
コトレットが入ってきて、日本流にアレンジしてカツレツになったんじゃなかろうか?



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2011/10/21 14:41
日本を離れ異国を巡っていると、無性に日本食が恋しくなります。
でっちさんのN0.1がカツカレーなら、私は天ざるそば(or天ぷらそば)でしょうか。
天ぷらはお飾り程度で構いませが、あったほうが望ましい。
でも、一番のこだわりはつゆです。
鰹・昆布・椎茸etcの出汁とたまり&みりんの絶妙な配合は至福この上なく。
気に入ったお出汁に出会うと、必ず「おかわり!」をお願いしますね(^^)
でも残念なことに海外の「水」では、なかなか日本の風味豊かなつゆにはなりません。
たとえそれが高級店でも、日本の味の再現は無理でしたね。「たかが水されど水」です。


個人的には、カレーもカツも大好きです。ただ、カツカレーは長く食べていませんね~。
少し前、「蕎麦屋のカレーが超絶美味!」とマスコミで言われていました。
グルメ番組でも何度か「カレー蕎麦」「(蕎麦屋の)カツカレー」が取り上げられていましたっけ。

私は元来「食欲」がある方ではありません。ともすると「忘れる、(食べるのに)飽きる」くらいです。
だからこそ食欲のないときでも、「美味しい!」と完食できる食事(正確には味)に興味があります。
カレー蕎麦は大好きなメニューの一つですが、蕎麦屋で食べるに限ります!

率直に言って、(うどんつゆではなく)蕎麦つゆはカレーに合いますね。
世のカレーライス大好き人間に「醤油は必須」という人が多々いますが、発想は同じでしょう。
ただ醤油では、少々しょっぱくなります。だから「鰹だしとたまり&みりん」の蕎麦つゆは
ベストな相性だと思うのです。新生・The Japaneseカレーですね。
このカレーだと、カツカレーも決して「重く」なく美味しく食べられます!

因みに私はカレー蕎麦も大好きですが、「お出汁多めでお願いします!」も忘れません。
カレーとの配合で味も徐々に変わり、飽きることなく完食できます(^^)




















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2011/10/21 13:15
・・・カツカレーと聞いて監禁労働ツアーを思い出しました(^_^;)
しかし、今回は理想のカツカレーに巡り合えて良かったですね。
私自身もカツカレーとしてイメージするのは、厚いとんかつの方でしたが、それは本家ではなかったのですね。
そういえば、本家の方は食べたことがないかもしれません(^_^;)

私はカレーと言うと、スキー場のカレーを思い出します。
絶対そんな手が込んでない、大なべで温めただけであろうカレーなのに、スキー場に行くと頼みたくなる。
5,6年ご無沙汰しておりますが、カツカレーブログを拝見して、妙に食べたくなってしまいました。
今年こそ。
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2011/10/20 22:13
ウチの大学の学食カレーを思い出しました。
おかしいんですよ。味がしょっぱいの。辛くない。
「なんだこの味!?」と思いつつ食べてたら、いつのまにかハマりました。

安カレーっていろんなところで売ってるけど、
あのしょっぱいカレーは、大学でしか出会えないんですよ~



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