童心に帰りたいのかね
- カテゴリ:日記
- 2011/10/29 12:57:40
過日のことで恐縮だが、こんなことがあった。
秋になって、めっぽう日が落ちるのが早くなった。夕方5時ともなると、すっかり夜になる。
その晩、俺はいつものように飼い犬の散歩をしていた。
近所には病院があり、その駐車場前を通るのが日課だ。
駐車場はフェンスで囲われており、砂利がしいてある。
この病院はずいぶん前に移転したもので、以前はホスピタルだったのが、現在クリニックとして営業しているのだ。
縮小されたためか、駐車場の手入れまでは行きとどかないようで、フェンスの足元には、腰ほどの背丈がある雑草が生えている。いわゆる、草ぼうぼうというやつである。
フェンスは、通り抜けのための隙間が一人分あいている。病院関係者その他すべて、そこを通って敷地内を出入りする。
俺がその前を通りかかった時、敷地内からこちらへ向かって、一人の中年男性が歩いて来るのが見えた。
仕事帰りのようで、肩から合皮製らしき安っぽい鞄をかけていた。
そこまではよかった。通り抜けくらいたまにあることで、特に珍しくもない。
だが、次の行動に俺は目を見張った。
男は、まっすぐに迷うことなくフェンスに向かった。
そして網までたどりつくと、やおらよじ登り始めたのだ。
フェンスの高さは2メートルほど。彼から向かって左手に、通行者用の出入り口。そこまでの距離はさほど離れていない。せいぜい3メートルといったところだ。
男は俺の見ている前で、小太りの体をフェンスの上まで押し上げると、躊躇なく乗り越え、地面に降り立った。
そして、何事もなかったかのように帰路へついたのである。
俺はあぜんとして一部始終を見守っていた。
なぜ、男はあえて困難なフェンスクライミングをしたのか…。
ちょっと最近運動不足だから、という理由では収まらない何かがあった。
ただひとつ言える事は、彼は、ここに来る時からそれを――フェンス登りをやろうと決意していた、それだけである。
それ以来、俺は彼を見ていない。
俺も軽くテンションがあがりましたwwネタができた!ってw
フェンス登りの動機については、みなさんがコメントしてくださってます。
「そこにフェンスがあるからだ」
名言だなあ~(^w^)
登るのが趣味なんでしょうね。内心緊張しつつ、通報されずにやり遂げた快感を追い求めているのかもしれません…って、それじゃちょっと危ないですねw
mangusuさんって読書家なんですね!俺ももっといろんな本を読まないとなあ~。
しかしなんでフェンスに上ったのか気になりますね^^;
本の題名は忘れてしまったのですが、角川文庫からでている本で、
穴に入りたくなる(くぐりたくなる?)男の人についての話を読みましたー
フェンスに上るのが好きな人なのかも知れませんねーww
色んなフェンスを制覇してたりしてw
おお、ふうこさんもやっちゃいますかw
お子さんと一緒なら、まだほほえましいですよね。大人一人だと怪しまれちゃいますもんね^^;
太っているのと運動神経は、あまり関係ないですからね。きっとその人も体育会系だったんでしょうねw
なんともワクワクしちゃいます^^
小太りってのが、なんとも笑いを誘います^^
そうか、なるほど!
彼があの有名な…って、おいおい、最初の数行、真に受けて真剣に読んでしまったじゃないですかww
しかも、気の効いた返しのために10分も文章考えたけど、うまい文句が見つからなかったですよorz
でもまあ確実に言えるのは、彼がそれをストレス解消にしているような気はします。うん^^;
自分の目の前に立ちはだかるものには登りたい衝動にかられるんですよ。
ビルとか登るとイロイロ問題あるようだし、鉄塔もみつかるとやばい。
で、お手ごろなそのフェンスで自分の衝動を満たしているとまぁ・・・・そんなわけ・・・
ないよね(-w-;
うーむ、わかりますか。
しかし、大人がやると奇妙に見られてしまう行動って、本来なら抑圧すべき衝動ではないはずなんですよね。社会がそれをするのは「おとなげない」と規定してからは…。
俺も野原に座ってぼんやりしたいんですけど、いい大人が昼間からそういうことをしていると、怪しい人に見られてしまうのが怖くてできませんww
大人こそ、そういう情動に身を任せる環境が必須だと思うんですよ。
この男性は、ある意味勇者ですね。
娘が最近言っていたのですが、
「ママってこの辺りでいつも変なことするよね~、で、下がケガしたりするよね~」
この辺りってのが、右が畑、左がオープンな作りの施設、前が公園と、かなりオープンで
散歩不足の犬ならぬ大人なら駆け出して行きそうな環境なの、
花壇のふちをジャンプして、顔を擦りむいたり、木にぶら下がったり、生垣に突っ込んだり、そりゃ笑うしかない事を色々してます。
それはまさに童心に帰っているとしか言い様がありません。
ふ、伏字が気になります!www
○○○○ってなんなんですか~ヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/イヤァ~
( ̄ー+ ̄)キラーン
うーむ、かの作家ってどなたでしょ?
まあ、よくある言い回しなので、俺もどこかで読んだことがあるかもしれませんw
で、下のコメントにも述べた通り珍しい人だったんで、ほんとに見ていないんです。
それだけに、怖かったりおかしかったり。
出張のたびに各地でフェンス登っていたら…それはそれですごいですよね。
ことによったら通報されかねない行為。その危うさが彼を駆り立てているのやもしれません^^;
仕事のストレス発散なのかなという気もしますが。
Because it is there.(そこにそれがあるからだ)
山じゃなくてそれ、なんですが…誤訳だけど心に響くものがありますよね。訳者は、あえて誤訳したのかもしれません。そこにマロリーの精神を見て…。
フェンスは人の冒険心をくすぐるアイテムなんですね~。そして実行に移す人は、マロリーの精神を受け継いでいるのかもしれません。
なんかかっこいいなww
良い感じのフェンスって、どんなフェンスですかww
でも、登ったらなんかこう、達成感はあると思うんですよ。その感覚のために人は登るのかもしれない。柵やフェンスを…w
最後の一文はですね、ほんとに見てないからです^^;
俺にとってまったくの珍事だったもので。妖しい終わり方にしましたw
まっすぐ歩いて去っていった方向に、ビジネス旅館があるので、たぶん出張の人かと。
事務服みたいな、作業着っぽいのきていましたし。(工場が近くに多くあるので)
いやー、あのときはびっくりしました^^;
彼はまったく物おじすることなく、きっぱりとまっすぐにフェンスに向かい、よじ登っておりました。
俺がいることにも気づかぬほどにきびきびとしていて…。
よほど登りたかったんでしょうね~(^w^;)ww
やっぱ趣味ですよ、趣味。
俺も危ない事はしたくないですね~。
怖いというのもあるけど、子供の頃から腕力が低くて、運動苦手でしたから。木のぼり出来る人ってすごいなと思いますw
なんとwww
新菜さん、アグレッシブな方だったのですね!w
すごいな、みんな。
なんかこう、野生の血が騒ぐのでしょうか。
俺、木登りできないから…。高い所も苦手だし。
マロリーが本当に「そこにそれ(山)があるから」と言ったかどうかは不明だそうなのですが、名言ですよね。
目にするたびに「神々の山嶺」を思いだします。
深い言葉です、俺達物書きにとっても(・I・。(- ェ -。(・I・。(- ェ -。ウンウン
ええ~、登りたくないですよwww変な人じゃないですか^^;
でも、自分の目的のためにカッコつけたりしないで、なりふり構わずやれとか…そんなメッセージを伝えるために男は俺の元につかわされたのか…なわけないですって^^;
男性の方、勝手にブログに書いてすみませんw(^v^;)
ふだん見ない光景だっただけに、世にも奇妙な…感じでしたww
あの迷いのない動き、もしかしたら趣味なのかもしれませんね。夜中などにこっそりやっているのかも。
人があまり通らないところなので、俺が来ると知らずに油断したのかな。でも後に退けなくて、何より彼のフェンス登り欲が勝り、遂行に至ったのかもしれません。
って、もう2週間以上たつのに考えてしまいます。彼が俺に落とした影は大きいですwww
えええ!?
や、やるの???
そうか…そこにフェンスがあるからか。
マロリーじゃないんだからwww☆L(´▽`L )♪
でも、いわんとするところはわかりますw
そうなんですよね。めったに見ない人だったので、泥棒かと思いましたww
俺が散歩する時間はいつも決まっているので、大体地域住民かそうでないか見てわかります。
彼はもしかすると、出張か何かでこの辺に滞在している人だったのかもしれないし(長期滞在できるビジネス旅館があるので)、たまたま帰宅時間が早くて、俺とぶつかっただけで、ここの住民かもしれないし…。
とまあ、とにかく見かけない光景でした。
それで印象に残ったんです。
毎日やってたら、それはそれでブログネタになりましたけど^^;
しかし、自分の知る世界はまだまだ狭いと、その彼からまなべました。
でも私もいい感じのフェンスが人目につきにくいところにあれば・・・
・・・やるかもしれませんねぇ
そ、その最後の それ以来~ ってのは・・・見様によっては、なんか怖いですよ^^;
いいカッコしたかったのかしら??ww
最近、自分の背丈より高い壁とか見ても、
「高そうだな…」と思うだけです。
まして上に登りたいなんて…思うこともないです(^^ゞ
そんな高いフェンスじゃないにしろ、近道なので学生時代は毎日のようにやってましたww一応周囲に人がいないかは見てたけど。
トゥさんと同じです。
そこにフェンスがあるからです。木登りと同じなんですw
蒼雪さんに、フェンスを登らせるための、お手本だったのです!!!( ^)o(^ )
ステキなノンフィクション小説になったりして・・・♪((o(*^Θ^*)o))ワクワク...♥
そこにフェンスがあるからです。