昼飯をもとめて・・・【二次小説】
- カテゴリ:自作小説
- 2011/11/03 13:12:12
昼休みが始まったばかりの校庭に。
なぜか戦闘技術担当のフォルティ先生が落ちていました。
「フォ、フォルティ先生?!どうしたんですか??!」
たまたま通りかかった綾乃は、フォルティのもとに駆け寄った。
「そ、その声は・・・」
「はい、1年の綾乃です」
「ちょうど・・・よかった。先生を助けて・・・ください・・・」
「どうしたんですか先生?!誰かにやられたんですか?今保健室に・・・」
「いえ、保健室ではなく・・・しょ、食堂・・・へ・・・・・・・・・」
フォルティは弱々しい声でそう言った。
「分りました!すぐ食堂に行きますから、少し我慢してくださいね!!」
綾乃はそういうと、フォルティの体を引きずるように担ぎ、校舎に向けて走り出した。
「あ、綾乃君・・・。君、食堂の場所は・・・・・・」
「西校舎の1階ですよね?さすがに分りますよ~」
「せ、せ、先生は・・・凄く・・・不安です・・・・・・」
「何が不安なんですか?大丈夫!!もう2分もあれば着きますよ~」
そして2分後
綾乃とフォルティは、校舎の北側にある大講堂の前にいた。
「・・・・・・・・・・あれ?」
「せ、先生、ちょっと目が・・・かすんで・・・」
「お、綾乃じゃねーの。それに・・・・・・えー・・・」
「戦技のフォルティ先生だろ!!入学して1カ月経つんだからいい加減覚えろこの脳筋!!」
「あ、ガルフィ!それにウォーリー君も」
「綾乃さんと先生・・・面白い組み合わせだけど、大講堂に用なの?」
「ううん、食堂行こうと思ったら、なんでかここに来ちゃってさ~」
綾乃の言葉にウォーリーは思わず地面に落ちそうになった。
「あのな、食堂は西校舎だろ!!そこの渡り廊下入って右曲がって真っ直ぐ!!」
「渡り廊下を右ね。ありがとう!」
「ちょっとまて、俺とウォーリーも一緒に行く。それとそのおっさん貸せ。俺が担いでくから」
「??ガルフィ?いいけど別に・・・」
((綾乃のヤツ、悪気はなくてもぜってー左に曲がるだろうからな))
男二人、奇しくも同じことを考えていたが、あえて声には出さなかった。
そして3分後。
「うううう、ありがとう、ありがとう!!君たちは先生の命の恩人です!」
大盛りカツカレーチーズトッピングをガツガツと食べているフォルティの目には、うっすら涙が浮かんでいた。
「で、結局なんで先生は校庭に倒れていたんですか?」
「(モグモグ)みみょうほほあせわはがぐなるんへふが・・・(事情を話せば長くなるんですが・・・)」
「口いっぱいに食べ物入れながら話すなよ。人語じゃねーだろそれ」
「先生、とりあえず水飲んで。あと、めんどくさいから話は手短にね」
「(ゴクゴクゴク)ふー、生き返りました。いや、実はうっかりして昨日の晩からご飯食べていなくて・・・アハハ」
悪びれた様子もなく笑うフォルティに、思わず3人とも脱力した。
「あんたなぁ・・・体弱くても体力なくても一応教師だろ?!飯くわねーでぶっ倒れるなんて恥ずかしくないのかよ!」
「いやぁ、面目ない。でもエネルギーを充てんした先生はちょっと違いますよ~。いくら君たちが命の恩人と言えど、次の授業ではビシバシしごきますからね!」
「はいはい。んじゃ、先生。僕たちも昼飯食べなきゃいけないから、もう行くね」
「じゃあ、先生、失礼します。もうご飯を食べ忘れちゃ駄目ですよ?」
再び目の前のカツカレーに集中しだしたフォルティに軽く一礼して、綾乃たち3人は食堂を出た。
「あ、そうだガルフィ。今日もお弁当作ってきたよ♪」
「お、わりぃないつもいつも」
「あーあ、独り身は辛いなっと。僕、売店行ってくるから、中庭のいつもの場所確保しといてね」
「おう、分った。綾乃、行くぞ」
こうして昼休みの時間はゆっくりと流れていくのであった。
【Fin】
えー、人生初の二次創作ですが、いかがでしょうか?
文章ガタガタで読みにくくて大変申し訳ありませんorz
とりあえず、書きたいことしか書いてませんが、良かったら何か感想をくださいです(ペコリ)
>それぞれの風貌
想像して想像して!!
一応、綾乃は小柄で可愛い系、ガルフィは背が高くてがっちりしてて髪とかも短めな感じで。
ウォーリーは妖精だけに身長はちっちゃいけど外見は普通の男の子って感じ。
で、「移動するのもめんどくさい・・・」とか言って、ガルフィの頭の上とか肩の上とかにちょんと座ってるという^^
>フォルティ先生
いや、ゲーム序盤にこの人の腹痛を治すために薬草を採ってくるっていう依頼があるから(^^;
多分教師としてはそこそこ優秀なんだろうけど、色々隙が多い人だからこれ位ありかなって思って書いちゃった❤(酷)
うん、綾乃は天然で方向音痴で努力家なんだけど努力する方向がなんとなく斜め上な感じ。
ガルフィと綾乃は、親同士が知り合いで、お互いがちびちゃいころからの付き合いだからね~。
綾乃の無茶やドジには慣れてると思う。
>続きが楽しみ
それ、一番うれしい言葉だよ!!ありがちょ~❤❤
今回は綾乃、ガルフィ、ウォーリーにスポットあてたから、次回はガイア、ミント、アンジュにスポットを当てたの書けたら・・・いいなぁ。。。
思いついたら書き書きするんで、お楽しみに~☆
風貌を勝手に想像しちゃうね^^
ご飯うっかり食べ損ねるなんて私の辞書には無いけど
先生、ご飯忘れるってどんだけ~~~( ´艸`)ムププ
綾乃も方向音痴に加え天然入ってて笑える。。。
ガルフィはいつも綾乃のすることに、『しょうがねーなぁ~』
って言いながらなんでもしてくれそう。。。
続きが楽しみだぁ~~~♥(。→v←。)♥
>フォルティ先生のアレ
多分きっぱりと製作者サイドの仕込みネタでしょう^^
もはや笑うしかないよね。。。
ちなみにフォルティ先生、人間ではなくノームという半人半霊の種族で、ゲームについてきた解説書によると「物理攻撃より魔法攻撃に秀でた種族」だそうな(^^;
・・・絶対なんか間違ってる^^
あははははは(^o^)!
フォルティ先生は、ゲーム上でもいい先生です^^
ただ、戦闘技術担当で自称『鬼教師』の割に体力なかったり体力なかったり腹痛でぶっ倒れたり、「・・・あんた大丈夫か?」と突っ込みを入れてた初期→最近慣れました^^
てか、戦闘チュートリアルの最後にフォルティ先生と戦うんですが、レベル1の生徒に攻撃よけられてどうするとorz
>大盛りカツカレーチーズトッピング
ファンタジーの世界にこれ↑持って来ちゃって大丈夫かと思ったんですが、体力回復アイテムとして普通に焼きそばパン売ってる世界なんで、ありかなと^^
ちなみに、ワタクシ只今脂抜きダイエット中なんで、カツカレーは目の毒です(TT)
てか、かつ丼食べたいです。。。
・・・夢の中で食べて来ます~☆
カツカレー・・・・喰いたいっす><!