地球に住み着いたネコ達は、他の動物たちからの脅威を避けるために、種族の遺伝子を大型動物に植え付け、ライオン、トラ、ジャガー、クーガーなど、それぞれの大陸で「百獣の王」たる生き物を住まわせ、他の生き物達のバランス調整を行った。

人間達にも知恵の遺伝子を植え付け、やがて地球上は人間達が支配するにつれ人口は増加の一途を辿ることになった。

それに伴い各大陸の百獣の王達はその地位を人間に明け渡し、絶滅の道を歩む事になる。

人間を造った宇宙人達のプログラム通り爆発的人口増加が始まってしまった。しかしネコ達は既に人間達の心を支配しているので、召使い達が増えているだけなのだし、来るべき戦いの時には戦いを好まないネコ達に代わって、兵士になるのは人間達だから今のところ増えすぎて困ることは無いらしい。

人類は宇宙人達と戦って絶滅し、その後にネコ達の世界が訪れる可能性のシミュレーションが、「人類が滅びた後の地球」として検討されている。

それによると、ペットの犬たちは人間がいなくなるとその殆どが餓死の道を辿るが、元々人間に依存しないネコ達は自立してその殆どが生き延びるであろうと報告されている。

だが、宇宙人達と人間達の消耗戦となって、人類が絶滅寸前まで数を減らせばネコ達も自立は出来るものの、安泰な暮らしは出来なくなるのだ。

だから人類絶滅まで数を減らさないように、少なくともネコ達が安泰に暮らせるのに必要な数の人間達は生き延びることが出来るような作戦が練られている。

サスガM先生だ。何でも知ってるよ。尊敬しちゃうね。

そのM先生の話はまだ続いて、2012年に人類にとってかつて経験したことのないような危機が訪れようとしていることは、他の方面からの情報でも伝えられて、その１つが我ら太陽系が2万6千年周期で銀河を公転する際、公転軌道に垂直に存在するリング、「フォトンベルト」と言うんだって。

そこを通過するのは一周に２回だから、1万1千年毎にフォトンベルトに入り、2千年かけて通過することになるわけ。

実はマヤのカレンダーのスタートは2万6千年で、その間を5つに分けた世界があり、その最後の5つ目の世界が現代で、その終焉が2012年12月23日になっているということだそうだ。

実は、この時期が地球がフォトンベルトに完全に飲み込まれる時期に一致するということは研究者は誰でも知っていることなんだって。

政治面では公表しない方向でその時期を迎えることになっているので、詳細は一般の人には知らされることはないが、大異変が起こることは予想できているらしい。

フォトンベルトには既に1987年から地球をかすめる形で影響がでているらしく、世界的な大異変がこの頃から始まっている。

ここ数年はかなり深くベルトに入り込んでいるから、天変地異、地震・津波など大きなものがここ数十年ごとの年平均の何倍にも及んでいることは皆さんお気づきの筈ですよね。

だから、フォトンベルトに完全に飲み込まれたとき、この地球上にどのような事が起こるのかは計り知れない。

だが、一部の人に驚異を与えている「12月23日に突然天変地異にによる破壊現象で人類が滅ぶ」と言う事は確立としては少ないそうだ。

何かしらの異常事態が増えてくるどさくさで宇宙人の人間狩りが行われる計画であることは間違いないらしい。

最近NASAは地球に近づいて来る超大型物体３つの存在と、それらが地球に到達するのは来年の12月23日であることを公表した。（ネットでも確かめられます）

そこでネコたちの『地球防衛軍』はどのように立ち向かうのか。人類に与えられた使命は。

そして使徒としての私の使命は如何に。

実は、地球防衛軍司令部からは何の情報も伝わってないんだわ。土壇場になって発動する作戦らしい。如何にもネコらしいョ。

今から作戦をバラしては、宇宙人たちのスパイも居ることだし。

ネコたちを信じてこの危機を乗り越えましょう。

「信じられない？」そうですか。でも最近あなたはネコという動物に魅せられて、その思いが強くなっていませんか。

それこそが、ネコ（宇宙人）たちが人間を洗脳して侵略してくる宇宙人たちと戦うための力を与えてくれているコトの証拠なのです。

人類は滅びないョ。

この章は取り敢えず　おしまい