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つぶやきrnao


風邪の効用 3


 
では、どの位の温度のお湯に入ればいいのかということになります。 正常な大人の標準は42度から45度の間だそうです。40度、41度はぬるすぎるそうです。 42度が熱く感じるのが正常な大人の感覚だそうです。
「風呂の適温は、体が疲れを増すに従ってだんだん高くなってくる。 四十五度以上になれば老衰症状というよりも、体に非常に疲労物質が多くなったということである。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.71)
42度という温度は子供には熱すぎますので注意して下さい。 特に赤ちゃんには気を付けて下さい。赤ちゃんの適温は母胎の温度の37度から37.5度のあたりのお湯です。 そのくらいのお湯に入れて徐々にお湯を高めて39度あたりまで止めておくと泣かないそうです。 適温は年齢や個人差によって違います。適温に入ると皮膚が赤くなります。それがその人の適温です。
「体に何等かの故障があると、頭では熱いとか、ちょうど良いとか思っているのに、 体の或る部分だけはそれを適温と認めない、つまり赤くならない場処があるのです。 例えば風邪を引くと片方の足が赤くならないとか、消化器が悪いと両方の膝の下が赤くならないとか、 食物に中毒していると背中の真中だけが赤くならないとかいうように、 感受性が鈍っている場処、あるいは疲労物質が溜まっている場処というのは、 体全体を風呂の中にいれてもそこだけが赤くならない。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.77・78)
その反対で体の一部分が特に赤くなっているというのもその場処が異常なのだそうです。 風邪のひき初めや風邪の時には適温が上がります。 そして体に赤くなる処と赤くならない処ができ、特にどちらかの足が赤くなりません。 そういう時には風邪をひいている時です。
「風呂から出て来て、体を拭いた後で足を見て、片方が赤くなっていなかったら、 赤くならない方だけもう一回何分かお湯の中に突込んでおけばいい。 だいたい入浴温度より一度から二度上げて二分間入れて両方を揃えるというのが風邪の場合の足の温め方です。 だから入って出て来て片方の足が赤くなっていなかったら温度を一度か二度上げて、 それからその片足を突込んで出してそれで揃っていればもう風邪は脱ける。」 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.80)
「バケツか何かに水を一杯汲んでおいて、 はじめ熱くて入りきれない位にして体の前にジャーッとバケツの水をあける。 すると自分の体の周囲がぬるくなる。そこに入る。 それで囲りが熱くなった時にパッと出てくるという、そういう入り方が風邪の場合には一番良いのです。 だから、風邪を治すのには適温より五分から一度、熱い湯に入る。 適温から五分ないし一度というのはとても熱く感じるが、時間は半分にして短くする。 とても長く入っていられない。だからパッ出てくる。 それで赤くならない片足だけもう一回突込むということをやれば、風邪は簡単に経過する。 (『風邪の効用』野口晴哉著・全生社・P.85)
 
更に続く




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