葡萄酒
- カテゴリ:日記
- 2011/11/19 19:42:40
摘んでは捨て
植えては枯れ
………の、繰り返し
能力
精神力
歩く力
そんなものは
とうに忘れた
何がある
あるのは
葡萄酒の瓶
いいとこに
あるじゃないか
気がきくね
今夜はとことん
呑んでやろうじゃないか
どうなろうが
かまわない
意識もぶっ飛ぶくらいの
とびきり熱い夢
見てやろうじゃないか
胸を預ける
幻想でとかして
その酒だって
一滴もなくなりゃ
一夜の夢さえも見られない
どうなろうが
かまわない
とにかく今は
俺の空虚を満たす
何かが欲しいんだ
何でもいい
俺の心の欲するままに
笑ってやるよ
泣いてやるよ
涙の味なんて
葡萄の甘酸っぱさに比べたら
そんな重要じゃないさ
呑もう
君を脳裏に浮かべながら