きのこ少年 (重なり)
- カテゴリ:自作小説
- 2011/11/22 04:28:51
少年ごみ太は、すでにキノコ少年になっていた。
妖精マシュマルに体を触れられて、毛細血管に化けた菌糸が幻覚物質をまた放出し始め、自分がキノコになったような感覚を体験していた。
また、体中に菌糸が張りめぐらされたごみ太は、その菌糸が徐徐に成長し数が増えていくのを目の当たりにしていた。
その菌糸の動きは、軟体動物が体の上を這っているようにも見える動きだった。
「ボクがキノコになっていく」
ごみ太がマシュマルに訴えた。
「大丈夫よ。キノコ達が君の心の動きというか体の変化に反応し始めてるの。いよいよだわ」
「あぁ、あそこがなんだか硬くなってきています」
「そう、触ってあげるからちょと待ってて」
マシュマルはそう言うと、自分も裸になるために衣装を脱ぎ始めた。
妖精の裸は人間のそれより幻想的で、白色の肌に包まれた妖体は白い人台のようにも見えた。
マシュマルがごみ太に体を重ねた。
「妖精さんは軽いんですね」
ごみ太はその重みをほとんど感じていなかった
「さぁ、体はかさなったわ。今度は心を混ぜ合わせるの」
マシュマルがごみ太の顔に自分の顔を近づけながらそう言った。
二人の唇が重なり合う。
ごみ太はその柔らかさを自分の唇の感覚で受け止めていた。
ごみ太が目を閉じた。
ごみ太の閉じ瞼の裏に母の顔が浮かんだ。
『おかあさん』
ごみ太が心の中でそう叫んだ。
ごみ太は快感が体の中を駆け巡るのを感じた。
それと同時に心にも何かを感じ始めていた。
それは何とも言えない暖かさを心に与え、心に安心感と安らぎをもたらしていた。
「私が好きならそれを受け止めて捕まえて」
マシュマルの声でありながら、母の声のようにも聞こえた。
体を駆け巡る快感に遠のく意識の中で、ごみ太は必死に心にある暖かさを掴もうとしていた。
「好きなら捕まえなさい」
また、声が聞こえてきた。
その後、ごみ太は意識を失い記憶が消えた。
ごみ太が暗闇の中で意識を取り戻した。
目を開けてみると、妖精の姿は消え暗闇しか見えなかった。
両手で体を触ってみた。
体を被っていたキノコ達は消え、手からは普通の体の感覚が伝わってきた。
『おかあさんに早くキノコを持って帰らなければ』
ごみ太はそう思った。
おわり

























ちょとうまくなりましたか?
まだまだ先は長そうです
もっと漢字や慣用句を覚えておけば良かったです
こんなことになるとは思っていませんでしたから
作文の練習もいろいろ方法を考えていきたいと思います
いつも応援ありがとう
色々と考え付くゴキブンちゃんに感心してます
会話の部分と説明の部分との調和が良くなって
読みやすくなりましたね
間の取り方もいいかもです
練習頑張ってください^^
読んでくださったかたはありがとうです