Nicotto Town ニコッとタウン

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気分はマイナス 5

 京都の外れに警察署がある。
 テレビのニュースで中継されたことのある三階建ての普通の警察署だ。その建物の二階に生活安全課と刑事部がある。刑事部の部屋では署長、副署長と数人の刑事が集まり対策会議をしていた。

 会議も終わりに近づいていた。
「容疑者、三浦利弘はこの事件の重要な鍵を握っている。奴は必ず黒だ。指定暴力団寅門組に必ず金を請求するか受け取るはずだ。寅門組との接点を見つけるのだ」
 副署長が熱の入った口調で話していた。
 前のホワイトボードには今回の事件に関わったと思われる容疑者の名前と年齢が列記されていた。利弘の名前はその一番上の空白の部分に赤で丸をされ書かれていた。
「しかし三浦については調べましたがそのような寅門組との関係はみあたりません」
 ある刑事が質問した。
「今はないかもしれんが、だが奴は必ず黒だ」
 黙って話を聞いていた署長が言葉をはそんだ。そして続けた。
「何度も言うが黒だ。奴を徹底的にマークしてくれ。24時間マークするのだ」
 署長の確信にみちた言葉に刑事たちは何の反論もできなかった。
 副署長がふたたび口をひらく
「三浦に関しては調べがかなりついている。三浦にはつきあっている女がいる。その女性は警察関係者に近い。我々に協力してくれるそうだ」
「協力とは具体的にどのようなことを」
 刑事が質問をする。
「三浦の行動を速めるには奴を追い詰める事だ。三浦は女性に金を貸している。金がなくなれば奴は行動を起こすだろう。三浦にわからないように女性に金を借りることを続けてもらい三浦を追い込むのだ。これは世間には知られないように」
 副署長は刑事達の反応を確かめ話を続けた。
「それから奴が万引き、のぞきなど犯罪を犯したらすぐ捕まえてくれ。そして署につれて来い。とりあえず24時間奴を監視する。頼むぞ」
「はい」
 刑事たちは返事をするとそれぞれの持ち場につく用意をし部屋をあとにした。


 利弘のアパートは警察署から歩いて十五分ぐらいの所にあった。
 刑事達のマークは始まった。
 刑事たちは二人で行動する。
「本当に、三浦は寅門組に近づきますかね」
「判らないが署長が黒と言うかぎりは黒だろう」
「しかししろくじちゅうはきついですね」
「事件が事件だけにしかたないだろう」
 二人の刑事は警察署から利弘のアパートに向かいながら話していた。


#日記広場:自作小説

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2009/05/24 22:39
藍姫さんコメントありがとう。
もう少し勉強してからでないと続きかけません。
しばらくおまちを。
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2009/05/24 22:20
利弘、思いっきり、犯人だと断定されてますね^^;;
別件逮捕、怖いです。。。

推理物、刑事物、探偵物w
読むのは好きですが、書けない物の一つですぅ^^;
警察なんて、刑事さんとお巡りさんしか……。
しかも、その違いも よく分からないし。

ともあれ、これから、どうなっていくのか楽しみですw
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2009/05/24 21:59
なぎさおねえさんは刑事ものも読まれるのですかいな。
いつもファンタジック世界の詩を書かれているのでそう思いました。
ゴキブンも刑事さんがでてくる文章初めてでずっと悩んでいました。
次の小説「切れた鎖」の練習で書きました。
この続きは百雪ママに戻したいと思います。
コメントに感謝です。
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2009/05/24 19:19
「女性に分からないように金を借りることを続けてもらい・・・」のところがちょっと表現があいまいになってる
三浦には知られずに金を借り続けてもらうってことだと思うんだけど・・・違うのかな?(読み違いなら、ごめん^^;)

ちょっと犯罪のきなくさいにおいがしてきたね・・どんな形でかかわっているのか・・ワクワク
なぜ 所長が ああまで確信をもって黒だとにらんでるのか・・続きを楽しみにしてます^^v



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