どこいったんだ...アイツ。

もらったというか無理矢理押し付けられた鍵を見つめる。
観察していると妙な事に気が付いた。
どこにもロッカーの番号が書いていない。
あの駅員は１０１番といっていたが、どこを見て判断したのか。

わけわかんねー、考えるのはやめた。

とりあえず、ロッカーを開けてみようとおもった。
それはここに鍵があるということはロッカーに何か入っている可能性があるからだ。

ロッカーに200円も払って何も入れない馬鹿がどこにいる。
それにロッカー室は俺が乗る電車のホームのすぐ側だし。

都合が良すぎる気がしたが、まあいい。
ちょうど暇してたところだ。



ロッカー室に向かい、たくさん数のあるロッカーの番号をしらみつぶしに調べていく。


あった。一番奥の隅っこにかすれてほとんど読めないが確かに１０１と番号が書かれている。

なんでこんな分かりにくいところに...。

まあ、いいか。
見つけられたのだし。


さっさと中身を確認して帰ろう。
中身はお金とかがいいな。

鍵を差込力をこめてまわす。
ガチャリ、と金属音。
確かにあいた音がした。

期待に胸を膨らませながら扉を開く。







扉を開けたらその奥は、海がひろがっていましたとさ。





わー、とんでも展開、駄文乙!!
馬鹿め。