もしかしてオラオラですかーッ!? その2
- カテゴリ:マンガ
- 2011/11/28 23:46:57
前回の紹介が途中で終わってしまったので、今回は最後までやろうと思います。
花京院の命を賭したメッセージにより、ジョセフはDIOの『世界(ザ・ワールド)』の「時を止める」能力が明らかとなりました。
が、分かった所でどうにもなず、なす術も無いジョセフ。
そこへ、ようやく承太郎が追いつき、役者が揃いました。
ジョセフは承太郎にDIOの能力を告げますが、DIOによってナイフで胸を刺されてしまいます。
そして、そのまま承太郎対DIOの決戦へ。
時を止めるという、全スタンドの中でも最上級の力を持つ『ザ・ワールド』。
承太郎のスタンド『スタープラチナ』と同じタイプの近接戦闘型ですが、パワー、精密さ、共に『スタープラチナ』を上回っており、間違いなく三部最強のスタンドでしょう。
が、突然、『スタープラチナ』にある異変が。
そう、『ザ・ワールド』と『スタープラチナ』は同じタイプのスタンド。
戦いの最中、『スタープラチナ』も「時を止める」能力に目覚めたのです。
が、時を止められるのはほんの一瞬、瞬きするくらいの一瞬です。
補足を入れると、「時を止める」という事は、その間、時を止めている事に誰も気付けず、能力を知らない者は、まず何が起きたか分からないままやられてしまいます。
そこで、DIOが『ザ・ワールド』で時を止めている間に、承太郎もその力を使った場合、承太郎は自分が時を止めていられるその一瞬のみ、体を動かす事が可能なわけです。
しかし、所詮は一瞬。
対してDIOは最大5秒止める事が可能、戦況の不利はいなめません。
そして、DIOが放った大量のナイフにより、承太郎は重傷を負ってしまいます。
が、そこで機転を利かして、そのまま死んだ「フリ」をする承太郎。
ですが、DIOは気を緩めず、承太郎に完全なるトドメを刺そうとします。
そこへ、隠れていたポルナレフが、DIOへ闇討ちを仕掛けます。
しかし、あと一歩の所で攻撃は届きません。
更に、承太郎が生きているのではないかと疑い始めたDIO。
呼吸の音、心臓をも止めて、承太郎は死んだフリを突き通します。
そして、遂に一瞬の隙が生まれたDIOへ、『スタープラチナ』で会心の一撃を叩き込みます。
が、そこで、承太郎は大きなミスを犯してしまいました。
DIOを殴り飛ばした方向、それは、ジョセフが倒れている方向だったのです。
本分は「吸血鬼」であるDIOは、ジョセフの血を吸った事により怪我を完治、復活します。
しかも、DIOの体、それはジョセフの祖父、初代ジョジョ、ジョナサン・ジョースター肉体。
よって、ジョセフの血はDIOの体によく馴染み、更なる力を与えました。
なんと、「9秒」まで時を止められるようになったのです。
承太郎も戦いの中で成長し、「2秒」は止められるようになったものの、DIOには遠く及びません。
そして、遂に最終ラウンドが始まります。
DIOが『ザ・ワールド』によって時を止め、承太郎は時を止めるタイミングを伺います。
が、5秒経過してもDIOは現れません。
すると、7秒経過した時点で、ロードローラーを上空から落下させるDIOが現れます。
すかさずオラオララッシュで応戦する承太郎。
「もう遅い!脱出不可能よッ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」
DIOの無駄無駄ラッシュが上回り、ロードローラーの下に沈む承太郎。
いつのまにか10秒止められるようになった時が動き出し、勝利を確信したDIO。
しかし、突然、DIOの体が動かなくなったのです、まるで時間を止められたかのように。
そう、承太郎が9秒経過した時点で時を止めたのです。
そして、10秒経過し、DIOが勝ち誇っている間にロードローラーから脱出し、残りの1秒。
DIOが動けない、最初で最後のチャンスを使って、DIOの足を折る承太郎。
が、吸血鬼のDIOからすれば、数秒ほどで治る怪我。
正真正銘、最後の攻防が始まります。
DIOは血を承太郎の目に吹きかけ、『ザ・ワールド』でハイキックを放ちます。
「勝ったッ!死ねいッ!」
遅れながらも『スタープラチナ』で右ストレートを放つ承太郎。
両者の腕と足がぶつかり合い・・・砕けたのはDIOでした。
「ば…ばかなッ!こ・・・このDIOが・・・!このDIOがァァァァァァ~ッ!!」
「てめーの敗因は・・・たったひとつだぜ・・・DIO・・・たったひとつのシンプルな答えだ・・・『てめーは俺を怒らせた』」
この承太郎の台詞が最高にかっけぇですw
この後、承太郎の機転により、死亡したかに思われたジョセフも復活し、母のホリィの体からもスタンドによる害は消えました。
そして、ポルナレフとの別れの日。
空港にて、見送りにくる承太郎とジョセフ。
ポルナレフの
「皆がいたからこの旅は楽しかった」
という台詞も印象的でした。
死んでいったアヴドゥル、イギー、花京院の事を思っての言葉だったんだと思います。
この三部、本当に面白かったです。