Nicotto Town



ロッカー観察日記3





俺ってつかれてるんだなあ。
家のソファーでココアを飲みながらしみじみとそう思った。

結局俺はロッカーを開けたあとすぐに閉めて家にダッシュで帰った。
ロッカーの中に海が広がっていたなんて馬鹿げてる。

あのロッカーの中身はきっと幻覚だったんだ。
日ごろの受験勉強のストレスから来たものだろう。
そう判断することにした。


ココアを飲み干し、明日に備えて今日は早めに寝ようとベッドに入ったがあのロッカーが全然頭から離れず、まったく眠れなかった。



翌日、俺は何処か釈然としない気持ちのまま学校を終えた。
あのロッカーのせいで全然頭に授業内容が入ってこなかったし、今日も塾へ行かなければならなかったからだ。

いっそのことサボってしまおうか。

いや、でも受験には落ちたくない。
だが、塾に行くにはあのロッカーのある駅にいかなければならない。

どうせ幻覚だ、気にすることはない。と自分に言い聞かせるが、やぱり気になるものは気になる。


やっぱりもう一度中身を確かめてみるか...。
いっそはっきりさせてしまおう。
そう思い俺は駅にむかって歩きはじめた。

アバター
2011/12/02 19:59
海か!?っw



Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.