ロッカー観察日記3
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/11/30 21:56:42
俺ってつかれてるんだなあ。
家のソファーでココアを飲みながらしみじみとそう思った。
結局俺はロッカーを開けたあとすぐに閉めて家にダッシュで帰った。
ロッカーの中に海が広がっていたなんて馬鹿げてる。
あのロッカーの中身はきっと幻覚だったんだ。
日ごろの受験勉強のストレスから来たものだろう。
そう判断することにした。
ココアを飲み干し、明日に備えて今日は早めに寝ようとベッドに入ったがあのロッカーが全然頭から離れず、まったく眠れなかった。
翌日、俺は何処か釈然としない気持ちのまま学校を終えた。
あのロッカーのせいで全然頭に授業内容が入ってこなかったし、今日も塾へ行かなければならなかったからだ。
いっそのことサボってしまおうか。
いや、でも受験には落ちたくない。
だが、塾に行くにはあのロッカーのある駅にいかなければならない。
どうせ幻覚だ、気にすることはない。と自分に言い聞かせるが、やぱり気になるものは気になる。
やっぱりもう一度中身を確かめてみるか...。
いっそはっきりさせてしまおう。
そう思い俺は駅にむかって歩きはじめた。

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- ♡T<みゅう♫♪
- 2011/12/02 19:59
- 海か!?っw
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