Nicotto Town


ちっかげかげになりました☆


授業中に小説書いてみた


注;即興クオリティー
  ポケモン同士の恋愛要素を含みます!
  苦手な方はご注意を



~キミが おしえて くれたもの~

「はやく、はやく!」
軽やかな足取りで草原を走るリーフィア
その後ろには、グレイシアがもたもたと走っている
「ま、まってくれよ~!」
「もうすぐつくから、がんばって!」
土道を歩きなれていないのか、グレイシアは息を切らしている
「ちょっと…やすませて・・・」
「ダーメ!ついたら やすませてあげる。もう、すぐそこだよ?」
疲れ切ったグレイシアにウィンクを飛ばして、リーフィアは跳ねるように走っている
グレイシアも何とか追いつくように、痛む足にムチを打って走っていると
ようやくリーフィアが足を止めた
「さ、ついたよ。ここが あたしのふるさとだよ。」
リーフィアが立ち止まった場所は小さな森の前
きれいな花が所々に咲き、涼しい風が吹きわたっている
「もう…ダメだぁ~・・・」
グレイシアもやっと追い付き、リーフィアの隣に寝転んだ
「しっかりしてよ。グレイシアが いったんじゃない。
 あたしのふるさとに いってみたいって」
「そうだけどさぁ…こうゆうみち なれてなくて」
「なんだかなぁ。あたしは ゆきみちをあるくほうが たいへんだとおもうんだけど?」
「なれれば かんたんさ。でも・・・」
あらかた息が落ち着いたグレイシアは、周りをみわたした
「きれいなところだな」
「でしょう?あたし このもりがだいすきなの!」
「オレのふるさとは、こんなに はながさいてないからさ」
「へぇ?そうなの?」
「そのかわり、オレのふるさとは ゆきとこおりがきれいなんだ
 たいようのひかりに こおりがてらされて キラキラするんだぜ!」
「わぁ!いいなぁ」
グレイシアに言われたことを想像し、リーフィアはうっとりしたあと、少し寂しそうに
「そんなところが あるんだね。あたし、しらなかった。
 まだまだ しらないことが たくさんあるんだね」
「そうさ、オレだって、おまえとであうまで 
 こんなにきれいなもりがあるなんて しらなかったぜ」
グレイシアはリーフィアの頭をなでた
「いきものは、たがいの しらないことを しるためにであうって。
 オレのふるさとにすんでる ユキノオーさんがおしえてくれたんだ。
 たしかに、おまえはオレがしらない あそびとか いっぱいおしえてくれるよな!
 おまえとであってさ。オレ、ほんとうにいろいろなことを おそわったぜ
 おまえもそうだろ?」
リーフィアは少し考えてから
「うんっ!」
とびきりの笑顔で答えた
「あたし、これからもキミと ずっとずっと いっしょにいるから
 もっと いろいろなことを おしえてね!グレイシア♪」
そんなリーフィアの笑顔を前に、グレイシアの胸は急に高鳴った
(おまえがオレに いちばんに おしえてくれたものは・・・)
赤く上気したグレイシアの頬を、森の風がやさしく冷やした
「ここは かぜが くすぐったいな」
 
END

#日記広場:自作小説

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2011/12/10 19:15
いいですねっ!
こういうの好きです^^



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