*君が迷う世界。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/12/06 23:16:24
時計の針が私を急かして。
時計の針は鳴り止まない。
私の心はずっと泣き止まない。
君が昨日の夜つまみ食いしたキャンディーの数だって覚えてない。
枯れた音色の鐘が鳴る。
割れた迷路は戻らない。
私は元の鳥籠には戻らない。
居場所なんて無い。
探し物なんて無い。
君の探し物は見つからない。
もうなにも無い。
見つからない。
帰らない。
還らない。
私の宇宙は滅びた。
私の地球は滅びた。
私の世界は壊れた。
私の脳内は崩れた。
無い。ない。亡い。ない。鳴い。泣い。
ナイ。
“ナイ”という言葉は私をナイフのように突き刺す。
でももう大丈夫。
怖いものはないよ。
恐いものはないよ。
甘い甘いお菓子と、
ちょっと苦い夢と、
過去に葬り去った思い出と、
僕と。
一緒に眠ろう。
また意味のわからん詩です。
雰囲気しかあまり考えないからこんな事になるんです。
テーマはアリス。
君が堕ちた穴は28700m。
もう助けてあげられない。