つきので
- カテゴリ:30代以上
- 2011/12/14 22:40:30
皆既月食のあった日に、伊豆の温泉に旅行に行きました。
12月に伊豆の温泉に行くのは、恒例行事になっているのですが、今年は「曇ってたら・・・まして雨なら、どうするよ?」という不安もあったけど、逆に晴れたときの得難いモノを期して、しっかりと露天風呂付きな部屋を予約しました。
その部屋は、以前に普通の部屋を予約したら、たぶん宿のオーバーブッキングからなんだろうけど、露天風呂付きの部屋を普通の部屋価格で泊れたので、経験済みだったのでした。
その露天風呂は、よくある部屋付き露天風呂の倍はある浴槽と、庭が部屋と同じくらいの広さなので、すっごい快適です。しかも、真正面が海で大島も見えるので、たぶん一番安い部屋の倍くらいの料金も、決して高くないのです。
それよりなにより、その日の皆既月食を、ずーーーーっと温泉に浸かったまま&静岡といえばこれですよぉな磯自慢を飲みながら、ひたすら眺めているわけです。「この月は 誰にでも見えるものだけど この見方は 自分達にしか できない」って、言えてしまったわけです。
まぁ、皆既月食も良かったのですが、生まれて初めて「月の出」というものを見ました。
水平線から、ユラユラと月が上がってくるわけです。
日の出のように、空が赤らむこともなく、月食の月は生々しい滲んだ血の混ざったような色なので、月が海と闇と血に溶けたような言いようのない景色でした。
しかしまぁ、あの日の月って、妙にクッキリとしていて、確かにウサギがいたなぁ・・・と思ったけれど、月をあんなにずーっと見ていたのが、たぶん生まれて初めてなので、何とも言えないのですけど。
クリスマスという まぁ今更なイベントとか
形が残って、おまけにセンスを問われるプレゼントとか
そういうベタを避けての 温泉旅館の一夜というのも 結構いいですよー