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国連加盟記念日

国連加盟記念日

 1956年(昭和31年)の12月18日。
 国連総会で全会一致により、日本の国連加盟が可決さ
れたことで、制定されました。
 ちなみに、1933年(昭和8年)の国際連盟脱退から23
年ぶりの国際社会復帰の日ともいえます。
 ところで、上記の国際連盟と国際連合、よく似ています
し、同じ国際平和を目的としています。
 いったいどこが違うのでしょうか?
 国際連盟(League of Nations)は、第一次大戦後、アメ
リカ合衆国大統領ウィルソンの提唱によって、世界平和
の確保と国際協力の促進を目的として1920年に設立さ
れた国際機関です。
 最初の加盟国は42カ国で、最終的に60カ国以上が加
盟している。
 しかし、奇妙なことですが、アメリカ設立は当初から不
参加でした。
 これは、アメリカ合衆国は、モンロー主義という、他国の
政治に干渉しない立場を貫こうという考えが主流でした。
 このモンロー主義の立場をとる議会の主張が、国際連
盟の参加をさまたげたのでした。
 また、ソビエト社会主義共和国連邦は最初は除外され
ていたことなどもくわえて、大国の不参加によって当初か
ら基盤が弱いものでした。
 さらに、第二次世界大戦前の1930年代に日本・ドイ
ツ・イタリアの脱退、ソ連の除名により弱体化していった。
国際連合が成立した後の 1946年に解散し、資産をは
じめとした、国際司法裁判所や、国際労働機関は国際
連合に引き継がれることになりました。
 一方、国際連合(United Nations)は、第二次大戦直
後の1945年10月24日に発足しました。
 上述したように、国際連盟に代わる国際平和機構で
あり、国際平和と安全の維持、経済・社会・文化面の
国際協力の達成などを目的でした。

 国連と国際連盟の主な違いは、最高決定機関は国
際連盟が「総会」であったのに対し「理事会」でした。そ
の決定方法も、国際連盟が「全会一致」でしたが、国
連は、「多数決」です。
 国際連盟では、経済制裁が主な制裁手段でしたが、
国連は多国籍軍による、軍事制裁軍を可能にしました。 




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