夢が持てない家業を継がずでも、責める事は出来ない
- カテゴリ:日記
- 2009/05/29 00:17:22
ビーバーっていう草苅り機を担いで、
草を苅るのだ。
丸鋸が、棒の先についていて、
モーターとガソリンタンクを肩に引っ掛けて。。。
ああ、説明が難しい。。。
私には、とてもじゃないけど出来ない。
これで死にかけたヒトを、大層知っている。
先日温泉で見たバァさんは、
肩から横っ腹にかけて裂傷の痕があったのさ。
自分の旦那が、草刈りの最中に、急に振り返って
後に居た奥さんが、丸鋸の餌食になったらしい。
太ももに、裂傷痕がある人も見た。
草を苅ってるヨコで、転んでしまって餌食だ。
でもとてもじゃないけど草刈りは、手作業じゃ追いつかない。
仕方ないから
「ビーバーの使い方を教えて、ついでにビーバー貸してくれ」
と、タダオミに言いに行った。
ちょうどイケポンやらトシヤやらが来ていて
「やめてくれ」という。
死人を出したビーバーをその後も使い続ける勇気はないから、
苅ってやる、という。
ばーべきゅーで、話は決まって安堵した。
私だって、裂傷で死にたくは無い。
イタそうだ。
トシヤは、先日トラクターの上で居眠り運転し、
トラクターごと畦のよこの川に刺さった。
あんなバリバリ音がするトラクターで、よく寝れるもんだ。
「うんにゃ、あの音が子守唄に聞こえるったいねぇ。
『眠いオトコの赤い乳母車』っつぇ!トラクターは」
燃えるオトコの赤いトラクターやないんかいっ!
そんなに危険を冒して、肥料や消毒にお金を掛けて、
手間ひま掛けてさ、
それでも米は、「作るより買う方が安か」
じゃ、なんで作る?
「おいたちが作らんじゃ、誰が作る?
先祖代々、作ってきたんぞ!米は。
おいたちが田ん中(田んぼ)捨てて、どやんする?」
悲壮感だって、漂ってしまう。
アンタ達が居るから、私だって米が食える。
夢が持てない農業に、誰がしたんだろう。
私が含まれてないとは、思えない。
大罪は、『土から生み出せない人種』みんなが背負ってる
そんな気がしてならない。
私だって、その人種だ。
草一つ苅れない。
そっかそっか。。。やっぱね、男性の決断で成っていった村社会なので、
どうしても引け腰だったんだと思います。
そこがね、ガッカリなところ。
おっしゃるとおり、女性は強いなぁ、思いっきりが良いなぁとおもうです。
その点、やっぱり女性は強いってw
ほれ、原油だってそうじゃん?
安価になり過ぎた時に、「助けてくれ」という声に耳を傾けなかったから、
高くなってしまった時に、だれも助けてくれなかった。
私たちも、「安さ」ばかりを求めちゃいけないよね。。。
正当な価格を払ってしかるべきだよ。
じゃないと、結果自分の首を絞める。。。
そうそう、「ゴーグルはめてよ!」って言っても、みんなはめない。
汗で曇るからっていうの。。。でも心配で、はめて欲しいんだ。
私の友達のおかあさん、下敷きになって、背骨ボッキリで、危なかった。
奇跡的に後遺症も無く復活してくれて、安堵したんだけど、
命取られるヒトも多いよね。。。。
漁に出るヒトを、心配するけれど、
畑に出るヒトは、あまり心配されない。。。でもとっても危ない事いっぱいあるんだ。。。
私もね、なにを作っても、失敗するんだよ。
「なんで?」って言われるけど、なんでなんだろうね。。。
「百姓は、ザッといかん」ってみんな言います。
言うくせに、なんでも作れるんです、驚嘆に値します。
ビーバー知ってたんだね。
あれ、見た事無いと、言葉じゃ想像出来ないと思うわ。
ウマく言えないしなぁ。
危険よ、危険。
下のコメにあったけど、それ以外にも危険は一杯!
耕耘機、トラクターの下敷きなんて、よく聞く話だわ。
いろいろ諦めながら、それでも農家は農業を続けています。
「百姓するために生まれて、百姓しかしきらん」ともいいます。。。
ええ、どんどん雨が降ってます。風もあって嵐のようですwww
「いただきます」そうね、言わなくなって来たね。
手をあわせて「いただきます」ちゃんと言わなきゃね。「ごちそうさま」これも。。。
ふらふら散歩するとね、その日の食べ物は、何故か手に持って帰って来ます。
今日は、魚まで貰いました。
話しかければ、すぐ「持っていかんね!」です。
そんな顔が見えるものだから、どうしても腐らすわけにいかないんですわ。。。
水でも110円はするというのに・・・
これじゃあ農家やろうなんて若い人が居るわけもないってもんです。
(でも、僕の後輩はやたら農業に燃えてます。若いのに素晴らしく見上げた子です)
只でさえ天候に左右されやすいですし。
最低価格保障、って本当に必要だと思います。
食料自給率の低い国は、突発的な危機に弱いです。
どうなんだろ。。。両手で持つからなぁ、持ち手が2個なんだ。
どんどん農業の担い手が減ってる。
町からの「こだわり人間」は移住して来るけれど、
だからってその多くは「浮世離れしている人達」であって、なんにもかわんない。
子供から見て「魅力的でない」職業を、継ごうとは思えないよね。
それを責めたりは出来ない。
もっと農業が魅力的な職業と映るように、なにか策を練らねばねぇ。。。
あれはだ、ちぇーーーーーーんそーーーーーでないかい?じぇいそ〜〜〜〜ん♪
まぁ、近いよ、13日。
ちぇーんそーは、もっと危険だね。
うん、町文化がつくるCO2やらなんやらで、
なぜか恩恵にあずかる事が少なかった山に、そのしわ寄せは来ます。
納得出来ない事が、ほんと多いです。
これってさ、南半球北半球の関係もそうですよね。
『不都合な真実』見ました?アルゴアの。。。
あれにもの申すヒトも多いけど、やっぱり受け止めて考えるべきだと思います。
小さな事からで、良いと思います。
私も現文化の申し子です。
少々の勇気が必要なんです、地球のために頑張るには。。。
いまさら山で暮らせないヒトは、沢山いますよね。
私も村の暮らしが、ピッタリ来る人間ではありません。
ご存知のように、多くのストレスを感じてしまう時が、長い間ありました。
だから、「田舎暮らし」に憧れるヒトには、同調しないんです。できないんです。
ただ、町の意思が、村を左右します。
だから、町で出来る事、それをみんなに考えて欲しいなぁって思います。
みなさんがおっしゃるように、「国策」です。
あと「じゃぱんあぐり」の横暴さだってあります。
そして、農村が「意志を持たずに来た」「そのように教育されて来た」
そこからの改革って、難しいけど必至です。
お兄様ならば、どうお考えなんだろう。。。
自給率が低いってさ、なんかあった時に「兵糧攻め」にあってしまうって事よね。
めちゃくちゃ意思が通らないじゃないか。
食べ物のために「9条」を放棄しなくっちゃならなくなるかもしれない。
ここいらの人間が心配するのは、
なんか天変地異があって、食料不足になった時、
町の人間が押し寄せて来て、無法地帯さながらに荒らされる事。
町の人間の節操のなさを、怖れています。
そんな人間の赤裸々なイヤな部分を出させないためにも、
ほんとこれは国策。。。
うん、すっごい大変みたい。
命がけで草刈りって、なんか鬼気迫るわ。
あら、ワイルドな子供ね。。。www
きっと軽トラも運転したかもですね、子供の頃。
みんな絶対にやってみるみたいね。
うちの近くの子供は、私有地の中だけど、誰よりもうまく軽トラを乗りこなします。
小学校二年です。
足、届いてるのかっ!って感じだわwww
「米ぐらい自分で作れるごとなっとかにゃっ!
なんかあった時は助けてやるけど、おいたちが死んだらどぎゃんすっとかっ!」
と、よく言われます。
下のコメ返にも書いたんだけど、
よくも悪くも「田中角栄」なんでしょうね。
自分の意志と展望を持たすことなく、国策に翻弄されて来た農家は、
そのしわ寄せで、次世代が苦しんでいます。
都会からの「農家希望者」が多くなっています。
農薬を出来る限り使わず、安全で元気な野菜を!みたいな感じ。
農家だって、農薬を使いたくなんか無かったし、それを求めて来たのは消費者だったんだわ。
それを今になって、どいろこうろと、さも農家が「利益主義に走った結果ばかり」のような
物言いは、鼻につく時があります。
自給率を上げるには、消費者の『心意気?』だって不可欠ですわ。。。
よくもわるくも、「田中角栄さん」なんでしょう。
政策の失敗が露呈するのは、ずっと後の何十年か後。。。というのが悲しいです。
減反で、原野になった田ん中を、もう一度戻すのは、至難の業です。
いまさら今更、なんです。
石にHIT!
割れた刃が足を直撃し、ぷらんぷらんになった人も居ます。
トラクターの下敷きになって無くなった方もおられます。叔父です。
どうか、道具は安全に使って頂きたい。
人間が生み出した物は、自然物と違いあやうさを秘めていますから。
そうだったね、おじいちゃまが農家でいらしたよね、suzuyoさんちは。
私も「顔が見える食べ物」ばかりにお世話になっているので、
無駄に出来ないなぁ。。。って思うようになりました。
子供ってね、トラクターやら耕耘機やらが好きよね、大好きみたいね。
よく乗ってるサマを見ます。
ってね、私も乗せてもらったけど(笑
近くの花農家も、ごっそりやられました。
ちょろっとじゃないので、計画的にトラックで盗んだんでしょう。
スイカんちもやられました。
見張りに犬を置いていたのに、犬のそばに鶏のもも骨がありました。
それに騙されたようです。。。情け無い。。。タダ飯食いのヤツだ。
そういう心ない犯罪は、ほんっと許せない。特別許せない!
うちの近くでも時々おっちゃんが使ってる。
うちの庭もついでにやってくれって思ってたりした。 頼んだことはないけどw
ただ、あれでそんなに恐ろしいことになってる人がいるとは知らなんだ。
そうか、近くに人がいたりしたら確かに大変なことになりそうだ。
私も草苅れないよ。。。
もちろん農業どころか、家庭菜園すらムリ。
何度か挑戦したけど、全く育たない(-_-)
買う方が安いのに、先祖代々のものを守るために
作り続けているって。。。簡単にできることじゃないよね。
ただただその作られたお米を食べるだけの自分は一体なんだろうか。
なんにもできないんだなぁ~、私。
ってところを読んで怖くなった千代子です(
食べる物を作る人、着る物を作る人、何かを生み出せる人って本当尊敬します。第一次産業に関わる
人ってそういう覚悟のもとで大変な仕事を続けてくださっているんだよなぁと、しみじみしました。
食事前に言う「いただきます」って言葉、最近言わない人も多い気がするんだけど、「その植物・動物の
命を頂いて自分のものにさせて頂きます」って意味と、「作って下さった方、ありがとうございます」の
両方の意味があるんだよね、きっと。都会で買うだけで過ごしていると忘れがちだけど、せめて感謝の
気持ちを持って「頂いて」いかなきゃなーと思いました。(あ、真面目ぶると雨脚が・・・w
それって、左利き用、とかあるのかな?
左利きの人が右利きのチェーンソー使って、事故起こして死ぬ、って聞いたことあるんだけど・・・w
あ、アタシは右利きなんだけど、以前、左を捻挫したら、左を使ってる事が案外多くて困っちゃった。
医者には、両利きですよ、って言われた。 便利だよねー?w
昔、農業って言ったら、国の宝だったのに、一体どうしてこうなっちゃったのかね。
田んぼが減っていくのも当然だよ。
ビーバーでしょ。
13日ではないけどこわいわー
タダオミさんがおっしゃることはごもっともだと思いますよ^^
安く楽な方向へ進むより、日本の文化は大切にしてほしいですよね。
こんな私でも環境やエコに気を配っているつもりです^^;
地産地消を心がけたいですね~。
ちょっと考えると怖い話だと思う。
作って食べて生きるという普通のことがおろそかになっちゃ
そのうち、人間が血を通わせて生きる場所がなくなる気もします。
バーチャル世界でアバ操りながら言うのもなんだけど
土を掴んだり、嗅いだり、空を仰いだり、そこから何か読み取ったり
子供の頃、普通にしてたことさえ最近してないな・・・
元々農耕民族だ。忘れちゃいけないよね。
これ米に限らず大切だと思って実行してます。
日本のように小さな国土でエネルギー資源の乏しい国にとって
食糧自給率が低いことがどれだけ危険なことかもっと考えるべき。
農政は農家の保護じゃなくて国策!
現場でそんなに頑張ってる人達が居るのにね~
結構大変だよね。
草刈り機、エンジンチェーンソー、ヤフオフで買って、使ったぁ
伯父さんに、毎年、新米を貰ってたが、亡くなってしまったぁ。
今年は、お米貰えそうもないなぁ(伯母さんだけじゃ田んぼをやりきれないみたい)
草が刈れても、米は作れなぁい
昔から大変な仕事ではあったと思いますが。
今後、国内では農業も工場化の流れになるのでしょうか。
間違ってはないかもしれないけど、なにか・・・
儲からなくても跡を継いでお米を作ってくださるのですね。
そこまでくると、伝統文化っていうか、やはり保護されるべき
ものなんだと感じますね。
また生やして食べるくらいしかできません。
それも、誰かが作って掘ってくれた大根。
前も書いちゃったかもですが、、
祖父が合鴨農法&野菜等やってます(もう自分で食べる分だけだけど)
昔は養鶏と和牛の繁殖もやってた。。。
よくトラクターのうしろに乗せてもらって、鶏舎に行ってました。懐かしい^^
去年、大事に育ててたブドウを根こそぎ誰かに持ってかれた時は
すごい落ち込んでました。多分夜中に、市街地から狙ってくるみたいなんです。
人が丹精こめて作ったのに、そういう人がいるのも現実なんですよね。。。
自分じゃないんかいっ!(爆
ウチの回りはね、とても手なんかでやれないんだ。
雑草がコトのホカ元気でさ、背丈よ、背丈。
しかも斜面にいっぱいいっぱい。。。
そうそう、混合油なんですってね。
私も良くわかんないけど。。。
前に、持ってる人に貸してと頼んだら、燃料の配合が面倒だからと断られた・・・
ガソリンと灯油?軽油?どっちだっけ??を混ぜないと・・・みたいな事を言われました・・・
諦めて手で引っこ抜きました・・・旦那が(鬼)
うん、ほんとに大変そうなんだ。
よかった、ビーバーで通じて。
あれね、危険だよ。
今はね歯の部分が、ナイロンロープのもあるけどね、キレが悪いって。
遠心力で切るヤツだけど、やっぱ鋸がいいって。
ここでのお友達じゃないのね?
ここでブログ立ててるんだったら、読みたかったけど。。。
南の島では、毎月、公共道路での草刈りやってますもん。
そんなに危ないものだったんだ。もう、近づかないようにしよう。
お友達に、農業している人がいる。
淡々と、農作業日記を書いてくれてるけれど、
毎日読んでいると、本当に大変そうです。
そうそう、そうなの。
足向けて寝られないよ。。。
天候に泣かされてね、国政に泣かされてね。。。
泣いてばかりなんだよ、日本の礎はさ。
おかしなことだよ。
ありがたいですね。
農業をなさっている方には、本当に感謝しなくてはならないよね。
天候に左右され、草刈や害虫の駆除諸々。。。
頭が下がります、はい。
うん、私もね、そう思うようになったよ。
そう思うようになった途端に、頂き物だけで生活出来る程潤沢に持って来るので、
その意志を使うところが無くなりつつあります。。。
でも、なんか私がアナタに「ありがとう」と言いたくなりました。
みんながそう思ってくれたら、どんなにいいでしょう。
あ!こっちはすでに、大風でして。。。ああ、あなた様の所為だったのねん♪
家業でしょ。。。私もなの。
ただね、女の子しか生まれなかったし、父はハナから期待しては居なかったみたい。
でもねもし私が失敗して戻って来ても、
きっと受け入れてもらえるって、拠り所にはなってました、正直なところ。。。
親は、子供よりも家業を優先したりはしない気がします。
よくは解らないんだけど。。。親孝行は、継ぐ事かもしれないけど。
とっても満ち足りた気持ちで居られる環境であれば、
「まぁいいか」って思ってくれるんじゃないのかなぁ。。。どうなんだろう。。。
でも、この代で終わらせられない責任とかかかわって来ると、また違うのかなぁ。。。
ああ、難しい問題だよね。。。
私は潰すのがコワいので、継ぎません。
作り出す人はエライです。
コメも、野菜も、トラクターも、全部作れません。
ただの役立たずです。
だから、せめて安すぎる農産物は買いません。
手間暇掛けて作った人に、申し訳ない値段では買えません。
もう十年くらい迷い続けてます。
そのせいで就職を始めとするさまざまなことが犠牲になってるけど
そのうちに生まれたからには仕方のないことかもしれないしね…。
親に何かあったらもう廃業だよな、と後ろ向きのことを考える
自分がいるんだけど、どうなるのかな…これからって
ずっとずっと先送りにしてきた問題、決着が着かないままなのです(苦笑)。
他人事とは、思えませんでした。
いつになくまじめなことを…。明日、きっと大雨です(苦笑)。