ローストチキンのバッチリレシピ
- カテゴリ:グルメ
- 2011/12/25 17:42:20
クリスマスは、ローストチキン!
子供の時がそうだったので、大人になってもそうしています。
1.鶏を調達
大して値段は変わらないので、国産の、大きめ(1.5kg以上)のものにしましょう。
出来れば、お肉屋さんで、羽根は抜いてもらうが、首や内臓は取り置いてもらうようにしましょう。
2.下ごしらえ(前日)
焼く前日の夜に、丸鶏を水洗いして、ペーパータオルできれいに水気と汚れをふき取ります。
そのあと、表面を塩大サジ2、内部を塩大サジ1すりこんで、ビニール袋でピッチリ密封して、冷蔵庫に置いておきます。
3.下ごしらえ(当日)
岩塩大サジ3、黒コショウ(出来れば自分で挽く)大サジ2、その他乾燥ハーブを色々取り交ぜて大サジ1~2を混ぜておきます。
丸鶏をもう一度水洗いして、ペーパータオルで拭いてから、フォークで全身にブスブスと大量に穴を開けます。
塩胡椒を丸鶏の全身(内部にも忘れずに)に手で塗り込みます。この穴開けと塗り込みを怠ると、えっらく淡白な仕上がりになるので、絶対手抜きをしないことです。
4.その他の準備
ジャガイモ3~4個を四つ切りにして、片茹でします。
人参1本、玉ねぎ1個、セロリ1~2本をぶつ切りにします。
それと、スタッフィングといって、鶏のお腹に入れる詰め物です。一番簡単なのは、1カケ毎に潰したニンニクと、同じく叩いたセロリ数本、それとフランスパン数切れを入れるの。
ここでは、こだわってみましょう。米1合、人参1本、セロリ1本、玉ネギ半個、ニンニク数カケを微塵切りにして、バターで炒めます。↑で内臓をもらっていたら、一緒に炒めます。米が透明になったら、水300~400ccにコンソメ1個を溶いて沸騰したスープを加えます。このまま、適宜混ぜながら、15分くらい弱火で炊きます。御飯が少しだけ芯の残る状態で水気がなくなったら(つまり、リゾットの仕上がりくらい)、完成なので、冷ましておきます。味付けは、最後に薄く塩コショウとか、カレー粉とか粉サフランとかお好きにどうぞ。
5.焼きます
ブスブス塗り塗りした鶏は、半日くらい放置しても大丈夫ですが、最低でも2時間は放置。で、最後は冷蔵庫から出して、常温にしておきます。
まず、首を切られた穴を塞いでから、お尻からスタッフイングを詰めます。ピッチリ詰めましょう。詰め終わったら、こっちも塞ぐ。
で、脚と手羽を形よく固定します。そしたら、出来れば、鶏の脂(ボンジリ(お尻の脂)を寄越せとお肉屋さんにお願いしておいて、それを溶かすとベスト)あるいはバターとオリーブ油を混ぜたものを、大サジ4くらいをハケで全身に塗ります。
オーブンは、2Kgの鶏で、250度80分で余熱ありにします。で、鉄板に、下準備の野菜と鶏首にローレルを並べます。で、鶏は、網の台座に置いて、鉄板に直接触れない方が、腹部もキレイにカリッと焼けますし、脂掛けも簡単です。
焼きはじめたら、20分目、40分目、以後は10分毎に、鉄板に溜まった脂を鶏の全身にハケで塗って、焼き続けます。熱いですが、脂塗りのときは、鉄板ごとレンジから取り出して、レンジはすぐ扉しめること。レンジ内の温度を下げないことは重要です。
20分くらい過ぎたら、ジャガイモも鉄板に置きます。
ここでレンジによって差が出てしまい。80分経っても、鶏の皮がパリッと焼けていない場合があります。それはダメです。なので、レンジの時間を100分とか長めにして、皮が焼けたら、おしまいにするようにしましょう。
6.出来上がり(ソース係と鶏解体係を分担できるとベスト)
焼けたら、鶏はパットにでも移しておきます。
鉄板のジャガイモを取り除けて、鉄板ごとガスレンジにかけて、白ワインを1カップくらい注ぎます。鉄板についた旨みの焦げをしっかり白ワインに溶かします。焦げが溶けたら、小さい鍋に移して、コンソメ1個と塩コショウで味付けします。アルコールが抜けたら、濾して、野菜切れも潰します。これでグレービーソース完成です。
鶏は、包丁で、モモ、手羽を解体して、そのあとに、スタッフィングを取り出したら、一先ず止めて、ソースをモモに掛けて、ジャガイモとスタッフィングを添えて完成です。
7.その後
食後に、鶏胴体からキレイに肉を取ります。皮つきでキレイにバラセルようになると、プロっぽいです。でも、大事なのは、美味しいロースト肉を骨に残したまま捨てちゃうこと、手がベテベトになっても、キチンと解体しましょう。
そして、残った骨(モモの骨も含む)を小鍋に入れて、水をヒタヒタまで注いで、弱火で30分くらい煮ます。これに必要ならチキンコンソメ半個を加えて、塩で味付けすると、美味しいチキンスープが出来ます。裏メニュー(まかない飯)は、これを冷や飯に本物山葵と本物海苔乗せて、スープを掛けた、鶏茶漬け。