2011を振り返って
- カテゴリ:ニュース
- 2011/12/28 11:25:11
3月11日。
ちょうど、今くらいの寒い日だったよ。
東北は3月でも冬が続くんだ。
突然地震が来て、電気が止まって、情報から俺達は遮断された。
電気が復旧するまでの3日間、俺の街では全員サバイバル生活。
みんなが心細い思いをしていた。ラジオで繰り返されるニュースだけが、世間を知る全てだった。
店に物がなくなる光景を、初めてじかに見た。
津波で壊された建築物、大量の土砂、がれきの残骸も。
報じられたニュースで、原発事故。まさかここまで大事になるとは思わず。
それから数ヶ月間は、日本中で祭り状態だったな…祭りとしか言いようがない。
新しい時代がくる試練というのなら、それは神のおごりじゃないだろうか、とさえ思った。
税金はますます高くなる一方だし、暮らしはちっとも楽にならないし。
ただでさえ苦しい状況に、泣きっ面に蜂じゃないかと。
被災地への義捐金や、チャリティを見れば、ああ、人間もまだ捨てたものじゃないのだな、と思えるけど。
ここまでしなきゃならないものか、とも思う。みんなの悲しみが、神様の試練というなら。
そういうふうに考えること自体が、せせこましいスケールなのかもしれないな。
地球規模にとってはね。
もっとゆるやかな変革は望めないものだろうか。
来年は、いろいろなことが良い方向へ向かいますように。そう願わずにはいられない。
なんとなく、とりとめもなく。振り返ったら、こんなこと。