Nicotto Town


neroのたわむれ雑記


ちょっと気になるブログがあったので

遅くなりましたが、大阪から戻ってまいりました。
まだまだ全日本の余韻に浸っているneroでございます。
なもんで、全日本に関する記事やブログを読み漁っていたところ、気になるブログさんがありまして。
その方は鈴木明子選手のファンの方のようなんですが、SPの得点に関して
『1位、2位と3位の差が大きすぎる。3-3と3-1に差があるのは仕方ないけれど、3-2と3-1の差ってそんなにあるものなの?』
みたいなことをおっしゃっていました。
まあ、自分は素人だから…とも言ってましたが(苦笑)

3-3(3回転-3回転の連続ジャンプ)が凄い!みたいなことをTVでも散々煽っていましたが、村上選手や鈴木選手が跳ぶ3-3はジャンプの中でも難易度の一番低いトゥループジャンプなので、基礎点も4.1+4.1で計8.2点。
が、ルールでは2回転以上のコンビネーションなので、3-1になってしまった鈴木選手は基礎点が4.1+0.3の計4.5点。
しかし、要素を満たしていないので出来栄え点で更に-2.1減点された為、実際与えられた得点は2.4点でした。

浅田選手は3F(フィリップ)-2Lo(ループ)を跳んでいますが、ぱっと見3-3に劣るように見えるものの、最初のフィリップジャンプというのが2番目に難しいジャンプであり、セカンドジャンプも比較的難しいループジャンプといわれているものです。
こちらの基礎点が5.3+1.8で7.1点ですので、基礎点だけで見ても差は1.1しかありません。
おまけに全ての要素には基礎点の他にGOEという出来栄えを評価されるものがあり、良いものには加算、悪いものには減点されるわけです。
浅田選手の場合はGOEで0.7加算された為7.8点という得点でした。
この段階で5.4点もの差がついてしまったわけです。

驚くべきは村上選手の3-3で、この連続ジャンプは鈴木選手と同じものなのですが、基礎点の8.2点にGOEで1.54も加算された為に9.74という得点を叩き出しています。
彼女は今シーズン3F+3T(基礎点9.81点)に挑戦していましたが、全日本では確実に跳べる3T+3Tにしてきましたね。

浅田選手も以前は3F+3Lo(基礎点現在10.4点、当時は11.1点)を跳んでいましたが、オリンピック前年のシーズンより回転不足が厳格化され、セカンドのトリプルジャンプは全くと言って良いほど認定されなくなってしまいました。
これによりループジャンプを得意としていた安藤選手(3Lz+3Lo基礎点11.1点)・浅田選手の最大の得点源であった3-3は奪われ、認定されるのはキムヨナ選手ただ一人となり、以降安藤選手はオリンピックシーズンまでキムヨナ選手を超えることはありませんでした。

毎年毎年ルールが変わるヘンテコスポーツのフィギュアですが、オリンピックの翌シーズンから回転不足判定が和らぎ、選手達も3-3に挑戦する傾向が強まって来ました。

ロシアのソトニコワ選手は安藤選手と同じ3Lz-3Loを跳び、e(wrong edge)がついたものの認定されました。
同じくロシアのトゥクタムィシェワ選手は3lz+3T(基礎点10.51)を武器にGPシリーズで活躍しました。

来シーズンは浅田選手も3-3(3F+3Loあるいは3F+3T)を入れ、ソチオリンピックには恐らく3Aと3-3を入れた最高難易度のプログラムで挑んでくるでしょう。
その為に先シーズンを棒に振ってでも始めたジャンプの矯正であり、スケーティングの見直しなのでしょう………たぶん(笑)

まだまだカキコしたいことは山ほどあるのですが、長くなってしまったのでこの辺で止めときます。

続きはまた後日にでも♪





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