カスタムバイク
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/12/31 13:38:16
大学3年の12月31日。
KENは忘れられない体験をすることとなる。
その年の年末年始は、偶然にも友人の父親の会社の保養施設の予約が取れた。
二泊三日、一部屋4名。
友人とKEN、そしてお互いの彼女で出掛けることになった。
友人は夜までバイトだったため、KENが友人の家まで車を取りに行き、池袋へ向かう。
みんなが集合できたのは8時過ぎだったろうか。
KENがそのまま運転して、夜の中央道に向かった。
中央道は八王子までが均一区間。
ここで料金を払い、ここから先は距離に応じて課金されるシステムになる。
出口ではない料金所。
八王子の料金所、その日は物々しい雰囲気だった。
多数の警察車両。
パトカーに護送車。
何だかわからない特殊車両までいる。
事件に違いない。
その大量の赤色灯の彼方には、爆音を発するカスタムバイクの集団が存在した。
暴走族。
「日の出暴走」で富士山に向かうために、料金所の向こうで集合していたのだ。
「未だにこんなことしてるヤツもいるんだね~」
「寒いのにあんな薄っぺらな特攻服で大変だね~」
事件で無い事に安心しつつ、一同はカスタムバイクの集団を冷ややかな目で見た。
KENが料金を払い(ETC未搭載)、発進すると同時に、奴等も「発進」してきた。
二車線の道路の進行方向を完全に塞ぎ、ダラダラと蛇行運転を繰り返す。
眼前にはおびただしい数のカスタムバイク。
左右には色とりどりのカスタムカー。
後方には、数台のカスタムバイクが蛇行運転している。
さらに後方には白と黒の車体に、赤色灯を装備した、国家権力によるカスタムカー。
前方のカスタムバイクからはエンジンの爆音。
後方の国家権力からは大音量の警告が絶え間なく発せられる。
泣きたくなった。
二十歳を過ぎて、何が悲しくて暴走行為につき合わされるのか。
しかも、車列のど真ん中。
前に出ることも、後方に退散することも出来ず一時間強。
パラリラ、パラリラ~♪
パラリラ、パラリラ~♪
富士山への分岐点である大月ジャンクションまで付き合わされた。
非常にタイミングが悪かったのも事実。
しかし、友人所有のメタリックブルーのポンコツ車も原因のひとつに違いない。
お世辞にも、上品な車ではなかった様に記憶している。
まあ、検挙されなかった強運と、勧誘されなかった武運には感謝している。





























確かに、バイクのあの音は、真夏の風物詩と言う感じもします。
KENを筆頭に一同ビビリまくりでした。
警察はその場で検挙するのではなく、ひとまず泳がせておくみたいです。
夜中とは言え、高速道路の真ん中で大捕り物というわけにも行かないですからね。
今となっては良い思い出です。
ただでさえ迷惑なのに、巻き込まれてしまうとは><
彼女さんもかなり怖がっていたのではないでしょうか。
無事で良かったです