血を吸う蝶
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/30 23:10:02
利弘は新聞のコラムに目を止めた。
「幻の蝶を訪ねて。村に伝わる伝説の蝶」
利弘は少年の時から蝶に興味を持っていた。
蝶の標本を小学生のときに父から誕生日のプレゼントとしてもらったときから蝶の魅力に取りつかれた。
美しくよわよわしい。捕まえて触ればすぐにいたんでしまう羽。細く長く伸びた足。やわらかい胴。どれをとっても強さを感じない。子供ながらに弱いものの美を感じていた。
利弘は新聞のコラムの続きを読んだ。
「京都の北の過疎の村に、昔から言い伝えられている幻の蝶がいる。言い伝えによるとその蝶を見た男は死に女は若返る」
利弘はその蝶を見たくなった。
「なんで蝶を見たら死ぬのだろう?」
心のなかでそう疑問に思い答えに
「あまりの美しさにどこまでも追い続け崖から落ちて死ぬのかもしれない」
と、単純なことを思った。
次の休みに利弘は新聞のコラムに載っていた村をさっそく訪ねた。車には網と虫かごそれにカメラとむしめがねが積まれていた。
新聞には伝説に詳しいとし婆さんの家を訪ねるように書いてあった。 利弘は事前にとし婆さんに電話をして約束を取っていたのですぐに受け入れてもらえることができた。
「遠いところから、ようおいでになりました。疲れましたやろ」
とし婆さんは、暖かく利弘を出迎えてくれた。
「突然、見知らぬ者がおじゃましてご迷惑をおかけします」
利弘は頭をぺこりと下げながら挨拶をした。
「いいんや、こちらこそお世話になります」
「いえ、私がお世話になるんです。どうぞよろしく」
利弘はとし婆さんのあまりの腰の低さに驚いていた。
「まあとりあえず、お茶でも飲んでいっぷくしなされ」
とし婆さんの案内に従い家の奥に利弘は入って行った。
薄暗い家の奥にはいろりがあった。
いろりには炭でやかんが暖められていた。二人でいろりを囲みながらやかんのお湯でお茶をいれてくれたとし婆さんが湯のみを利弘の前に置きながら伝説の話を始めた。
「この村にはある蝶の伝説がありまして、その蝶を見た男は死に女は若返る。そんな伝説があるんどす」
「ああその伝説新聞で読みました」
利弘はうまそうにとし婆さんのいれてくれたお茶を飲みながらとし婆さんの話にあわした。
「新聞社のひとには話しまへんでしたけどその蝶いますね」
利弘はとし婆さんの話に耳を一瞬疑がった。
「ええ幻の蝶がいる。どこにいるのです」
驚いてそう思わず尋ねてしまった。
利弘はとし婆さんの話のこしをおってしまったと思った。
内心では「そんな蝶がいるわけない。どうせ作り話だろう」
と思っていたのでもてなしてくれたとし婆さんへのお礼に話を全部聞くだけ聞こうと決めていたからだ。
つづく

























適当に出てきてもらっています。
今は小説を書く練習なのでキャラは適当です。
鋭い指摘をありがとう。
探したい所ですが、虫が苦手で ^^;
とし婆さんは、前作のとし婆さんですか?
それとも、同姓同名さんですか?
ほんとにいいことあるのかな。
死ぬまでに「切れた鎖」書かなければ。
私は 若返って・・・ゴキブンちゃんは・・・
な~~んて考えたら 絶対に一緒に行くのはいや!
若返らなくていいから 長生きしましょう
生きていれば 楽しいこと一杯あるからね^^v
女性は若返る・・ってところが妙に素敵!
ひょっとして 蝶の羽根のリン粉が・・毒をもってるとか。。
やっぱり・・続きに ワクワク^^
思考能力の限界です。
続きが早くよみたいっ!