Nicotto Town


かずくん。鬱病の闘病日記


日本と核5~JCO東海事業所事故~


これまでも日本では今となっては「相対的に小さな事故」と言わざる負えない事故はあった。

2007年7月18日東京電力・柏崎刈羽原子力発電所で微量の放射能が排気された(レベル0-)。2004年8月9日関西電力美浜発電所(加圧水型原子炉:福井県美浜町)3号機二次冷却水廃刊破損事故(5名死亡6名重症:レベル0+)。1991年2月9日、同美浜原発で熱交換器振れ止め金具施工ミスによる一次冷却水流出事故(レベル2)旧動燃(原子燃料公社を母体に発足。核燃料サイクル開発機構を経て日本原子力研究所と統合され、独立行政法人・日本原子力研究開発機構:比較的低レベルの放射性廃棄物をアスファルトと脱水して混合しドラム缶に詰める作業で火災が発生し消火後放置したところ爆発炎上した)東海事業所・アスファルト固化処理施設火災爆発事故などです。

1999年9月30日株式会社ジャイ・シー・オー東海事業所(茨城県那珂郡東海村)は高速増殖炉(研究炉)常陽向け核燃料要素製造中に誤って開放容器内で核臨界を起こす事故を起こした(レベル4)。国の管理規定に沿った正規マニュアルではなく「裏マニュアル」を運用していた。例えば、原料であるウラン化合物の粉末を溶解する時は正規マニュアルでは「溶解塔」という装置を使用するというのですが、裏マニュアルではステンレス製バケツを用いた手順に改変されていた。テレビで見て驚いたけど物のたとえじゃなくて本当にただのバケツだった。事故当日はこの裏マニュアルをも改悪した手順で作業がなされていた。具体的には、最終段階で、臨界状態に至らないよう形状制限がなされた容器(貯塔)を使用するところを、作業の効率化を図るため、別の、背丈が低く内径の広い、冷却水に包まれた容器(沈殿槽)に変更していた。

その結果、濃縮度18.8%の硝酸ウラニル水溶液(酸化ウラン硝酸塩)を不当に大量に貯蔵した容器を囲む冷却水が中性子の反射材となって溶液が臨界(核連鎖反応)状態となった。放射線が大量に放射された。通常の原子炉でもなんでもないところで臨界に至った。ステンレスバケツで溶液を扱っていた。作業員の一人は「約16kgのウラン溶液を溶解槽に移している時に青い光が出た」と語った。この作業員を含む3名の作業員のうち2名志望。1名重症。667名の被曝者を出した。初の刑事責任が問われ法人としてのJCOに罰金刑6名に出向猶予月で業務上過失致死の判決が下りた。

驚くべきは化学的にも物理学的にも危険極まりないものをあまりにも無造作に扱っていた点です。作業員に対する基礎知識の教育がまともになされていたのかは不明ですが、ちょっと知識があったら恐くて出来ない作業内容です。人間がいかに危険に無頓着になり、無責任なことを実行してしまうかを物語っているように思います。この事故ではことの重大さもあって親会社で監督責任のあった住友金属鉱山株式会社の責任も報道等で強く問われました。脱原発を掲げる市民団体の殆どが原子炉に目が行ってしまいその前段に気がつかなかったとは言うものの、活動には参加していませんでしたが、科学の専門教育を受けた自分自身が全く気がつかなかったことに深く反省をしています。

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2012/01/09 22:49
おやすみ。^^
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2012/01/09 22:37
はい(_ _*) わかっていて言いました。^^
おやすみなさいです☆彡
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2012/01/09 21:45
意味が違うでしょ。^^
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2012/01/09 21:24
神父様が泣くのなら、びおも泣きますっ!(;_;)(T_T)(T0T)⇒ (⌒-⌒)
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2012/01/09 20:23
これが毎日ブログを書くのに結構泣けるんだな。基本的に俺素人だから・・・。
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2012/01/09 19:31
ここまで詳しく調べるのは大変な作業だったのではないでしょうか。
よくわかりました。 教えて下さったことに敬意と感謝を致します。m(_ _)m
もっと、もっと、気を引き締めないといけませんね。
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2012/01/09 17:23
だいぶ調べたんだ。元々詳しくはないよ。^^
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2012/01/09 16:13
すご~いくわしんだね‼




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