お目当てドラマは低視聴率
- カテゴリ:テレビ
- 2012/01/16 22:23:48
視聴率の高いテレビ番組は、必ず観ます!
なんてことは全くないのですが、「たぶんレート低いだろうなぁ」と思っていても、自分が選んだドラマが揃って低視聴率だとなんか凹みます。
とはいえ、詳細後述だけど、「家政婦のミタ」を初回30分で、クダランと観るの止めた僕には、低視聴率ドラマがお似合いなのでしょうw
今期は、楽しみな新ドラマが多いのだけど、それは「平清盛」「ダーティママ」「運命の人」の三作品。
共通点は、ズバリ「芸達者見物」です。
「平清盛」「運命の人」は、おそらく局として制作費を比較的ケチらないことになってそうです。セットや時代考証にこだわっていて、あと、役者さんが芸達者。
前者は、圧倒的な存在感の中井貴一に、伊東四朗・三上博史・りょうあたりが怪しく爛れた「王家」テイストを醸し出して、主役・松ケンはようわからんほどにパワー全開で、マルモなんか霞むほど。
後者は、この手のアクの強いキャラにこそ真骨頂なモックンに、昭和40年代の格好でもエロすぎな真木洋子がえんらいツボ。でもって、北大路御大に怪人柄本らが昭和・自民・永田町を醸し出す政治家モノマネにクラクラしつつも、絶品はネプチューン原田の病的ヒモ野郎、この手の役は彼の独壇場だねぇ。
そして、まぁ、この枠だと「龍馬伝」「華麗なる一族」もあったんだけど、その時ですらお飾りにあったジャニやアイドルを、↑2作品では完全オミットなのがお見事。芸達者連中の十八番を見ているだけで小一時間というのはすっごくお得だと思う。
で「ダーティママ」これは安いドラマですよ。トメ(キャストロールの最後の人)が八嶋智人って、深夜ドラマかってな地味連中に囲まれての主演は永作博美サマなんだが、もう、彼女の演技だけ見とけって作品です。無法刑事という役柄でなく、一人濃厚に作り込んだキャラと演技で、香里奈を本気で相手にしていない暴走状態。ストーリーとかスーパー父ちゃんの一番息子とか全く無視して、永作サマの声がすると画面集中ということで、気楽に楽しめます。
で、「家政婦のミタ」なんだけど、1話の30分目くらいで止めたのは、「ミタさんは笑わない」みたいな台詞をガキが言ったからでした。その瞬間にラストでミタが笑うことが分かりましたから。
つまりだ、脚本・スタッフ全部が「女王の教室」なんですよーってことです。
よく、既成のマンガやドラマを原作にしていなくて、ラストや展開が読めないので楽しみ!ってな評価がミタは聞かれたんだけど、それって・・・あまりに幼稚でしょ。結末やヲチが分かっていても素晴らしい作品なんてヤマほどあるわけで。
まぁ「南極大陸」のように、犬もキムタクも絶対死なないって視聴者が分かってるのに、さんざん煽るようなアホは別なんだけど。
これは、あるテレビウォッチャーさんの弁のまる写しだけど、ミタが急に視聴率上がった回って、ミタがフツーの人というか壮絶wな過去を喋った回なんだそうで、最終回の笑顔に向けた急速に予定調和し始めたからなんだとか。視聴率40%ってのは、バカでも観て分かる状態にしないといけない(それもそういう途中からみた何百万人ものバカ向けに)。こりゃ、ドラマなんてもんじゃないだろうと。
まぁ、視聴率低くても、打ち切りってほどじゃないのが救いです。
しかしまぁ、このまま「平清盛」が視聴率上がらないと、ああいう濃厚な大河は、しばらくお預けになるんだろうか・・・さびしい
僕は「嗤い」という、客体を見下した、しかも、当用漢字でもない言葉を使うような オツムやマインドがゼロなんだよね。
DAIちゃんの「嗤う」っていうのも、単なるルサンチマンの裏返しだってバレバレなんで、痛いし。
ちなみに、僕は、「つまらない」「面白い」でキチンと切り分けて、「面白い」ものはキチンと評価するんだよね。
DAIちゃんのように、ミタは家族の絆なんてショボイ評価はしないんで、御心配なく(笑)
僕のブログコメでは、ムダなヨイショなくていいですよ(笑)
1か月くらい経って、あのドラマ三作みてる?って聞かれたら、困るでしょ(笑)
個人的には「ダーティママ」がおススメ。
下手すりゃ、掃除機かけながらでも見られますから!
Olivierさんがピンと来たように、ミタが「当たる」と感じた人は多かったのでしょうね。
大きくレートが伸びたのはラスト3話だったけど、2話以降で地道にレートが上がって行ったところも見逃せないです。クチコミ的な人気の広がりがあったのでしょう。
そのときに、たぶん、当初は「あのミタやばくね?ヘンな家政婦ktkrパネーよ展開」的な際物見たさだったのでしょう。
それが、後半から、何にも分からずに見始めた人でも分かるように「家族の絆」ってバカでも分かるテーマにソフトランディングしていったのが、視聴率40%の秘訣なんでしょうね。
おさまりのいいテーマをそれっぽく語る
というのが
ネット社会における 高視聴率ドラマの一つのポイントなのかもしれないですね。
おどろおどろしいけど、筋書き自体は単純という点で、
韓流 と ミタ は 通じる者があるのかも
で、「絆」ってな、もっともらしいテーマがあるかないかが、
韓流 と ミタ の違いかもしんないですね。
大河ドラマは、そういう、毎回は見られない人をどう繋ぎとめるかも大事ですね。
まぁ、これだけ録画や再放送があるので、毎回見られない人ってのを考え過ぎるのもどうかとは思いますが
たぬ休さんのお母さん世代と同じ感想を持った僕は、安堵していいのか。何か思わなくてはいけないのか・・・ビミョーな心境ですね。
視聴率10%と20%の作品の違いは、クオリティの違いという要素が大きいと思います。でも、視聴率20%超が珍しい中での40%というのは、クオリティとは違う、「誰でも見て分かる」とか「見ておかないと」の部分が強いと思うのです。この数年で視聴率25%を超えたものは、紅白を除けば、ほぼ全てサッカーですから、まぁ、ミタブーム?はそっちの範疇で考えた方が分かりやすいでしょう。
ミタが面白いのは、荒唐無稽な部分がある一方で、ミタと勤務先家族が対立と融和を重ねて大団円に至るというメインストーリー自体は単純という点。つまり、評判になってるからと慌てて見た人でも筋が終えるのですね。
清盛は、僕はすごく楽しんでます。キャラの立て方が上手いんですよ。例えば、伊東四朗さんが白河上皇を演じていて2話で亡くなったのだけど、たぬ休さんならデフォだと思う治天の君としての権力とか三不如意なんてことには触れずに、孫の嫁を略奪とモノノケの如き人という言葉、そして、異形とも思える容姿・服装で「モノノケ」キャラを立てた上で、その彼が清盛の父であり、「オマエにも、そのモノノケの血が通っている」と言わせる。
清盛が上皇のオトシダネという説は、清盛の破格の出世の理由づけとされていますが、ドラマだけ見ていると、モノノケの如き権力や女性への上皇の執着もまた、今後の清盛に反映していくのかなぁと思ったりします。
そういえば、清盛と頼朝って、本当にお互いを認識して面会したことってあったんでしたっけ?
ifで考えれば、清盛がもう少し長く生きていたら、頼朝はどういう戦略、つまり、平氏打倒に進んだのか、関東政権に敢えて留まったのかとか、興味があります。
乱暴に思ったのは、清盛はダイエーの中内功って感じがするのです。その見立てでは、頼朝はイオンの岡田家?
安いドラマで永作博美眺めて、エヘヘとかけっこうよい見方だと思いますね。
テレビでやってるドラマなんて、評価が定まっているものなので、
作品自体なら(個人攻撃はだめ)ものすごい角度から眺めて、嗤いの素材くらい実用的に使ってやると、
作り手はかなりやりがいがあると思います。
「面白そう!!っ これは見たい」って思わせるでっちさん
ストーリーをざざーって要約して、ハイおしまい♪的な評論家に
こちらのブログ見せてあげたくなりました^m^
「芸達者見学」、ぜひとも参加したいですねえ~!
この言葉だけで、心が躍ります♪
時間のやりくりがド下手くそな私ですが、おすすめの3本は
家事を諦めても、絶対に見てみます^^b
親族にTV関係者も多く集まる度に大衆のTV離れ・TVの行く末etcで盛り上がります。
中でもプロデューサーの親族曰く「『家政婦のミタ』は羨ましいやら悔しいやら」だそうで。
そうですよね~、40%超えの番組を担当するのはTVマンの見果てぬ夢ですからね。
実際彼も無数の原作から、今視聴者が好みそうな(食いつきそうな)一作品をチョイスし、
脚本家に依頼しています。
何度も構成・セリフ等を練り直し書き直し、ようやく放送に至る訳です。
でも、制作サイドがどんなに熱い思いで作品を世に送り出しても、裏切られるようですね~。視聴率。
旬の俳優を起用しても大枚を投入しても、時に全く視聴率が伴わず、
局内で息をするのもはばかられるとか。
上司も数回は目をつむってくれますが、毎回10%そこそこの視聴率では三流プロデューサー決定!
浮上の芽もまずないそうな。
そんな中『家政婦のミタ』は低予算の上、視聴率を期待しないまま放送が始まったそうです。
日テレは以前から他局(TBS・フジ)に比べ、少し毛色の違うドラマ制作が特長でした。
トレンディードラマ全盛の頃は、フジの一人勝ち。
木村拓哉をフジ・TBSが交互に起用し始めると、報道のTBSにもトレンディー色と共に視聴率もup。
それがここ数年、韓流ドラマが席巻。
これでもかの複雑(ドロドロ)ストーリーに、フジ・TBSのドラマの
表層的スローテンポのドラマでは、太刀打ちできくなって来ました。
TV関係者もこの現状は十分理解しているのですが、いかんせん日本は変化が遅い。
そんな中、昔から制作スタンスをさほど変えなかった日テレに改めて目が行った・・カナ?
それがたまたま、何やらドロドロの気配を匂わせる『家政婦のミタ』だったと。
私も『家政婦のミタ』は初回から見て、唯一最後まで見た番組ですが、
2~3話あたりで「これは来るな!」と思いました。
でも、まさか(プロデューサー垂涎の)40%超えは想像していませんでしたが。
昔も今も、視聴者(主に女性)は人の不幸が好きですからね。
三田さんの過去がどれほど凄いのか、私の期待値もかなり上がりましたね~。
そうそう、真木よう子、私も大好き!
汚い画面てどんなか見てみたくなったため(笑)
やぱ松山ケンイチカッコイイデス。
毎回は見られないことわかっているので、ストーリーは追いたくないのですが、
惹きつけるモノ有りますよね。
ミタは見たくありませんでした。
うちの知事が大河ドラマについて何か言ったってニュースになっていますが「マスコミも暇なのか」くらいの感想しかなかったりします。
知事も一視聴者でありついでに神戸の観光PRやってるだけなんだから。
「家政婦のミタ」。
私は例によってドラマは観ないのですが、観ているうちの母は「面白くなかった」と語っておりました。
荒唐無稽といってもある程度リアリティがないとついていけないようです。
「そんな家政婦いるわけないじゃん」て思ったらもう面白くない、みたいな。
そんな母は「家政婦は見た」シリーズは大好きです。
壮絶な過去かぁ。
動画サイトにそれあったけど、過去話が突飛な印象でしたね~
そのミタさんをののしった実母でも登場したらちょっとはリアルなんだろうと思いましたが出てこなかったみたいですね。
評判だというからあらすじ書いている人の読んでみたけど・・・ないわなぁ・・・そんな家族。
「平清盛」に戻りますが。
公式本を立ち読みした感じでは悪くない配役だと思います。
清盛はかなり興味深い人物なので、上手く演出すれば今後視聴率も上がってくるかもしれない。
(例えばですが、清盛と頼朝のどちらかと友だちになれるって言われたら絶対清盛を選びます。)
心配はこのところ「なんちゃって大河」みたいなのが結構あったおかげで視聴層がおかしな具合に変化してないかということくらい。
永作さんは演技は安心できるのですが、久しぶりのドラマ出演らしいので「とにかく出てたら観る」って人が多くないのかも。
これもこれからの演出次第でしょうか。