Nicotto Town


濃すぎる毒入り日記


コスパなビーフシチュー

「コンビニの」おでん という 言葉がある。普通名詞2つを助詞「の」でつなげただけと
思いがちだが、固有名詞「コンビニのおでん」じゃないかと思う。あれは「おでん」じゃない。ちょうど「コンビニのおにぎり」が「おにぎり」とは似て異なるものであるようにだ。

じゃぁ、「ビーフシチュー」はどうだろうか?
「レストランのビーフシチュー」「そこらの洋食屋のビーフシチュー」「ファミレスのビーフシチュー」「冷凍やインスタントルーのビーフシチュー(=スーパーのビーフシチュー)」くらいの序列だろうか。
ここにおいて「自分でつくるビーフシチュー」は、ファミレス凌駕で、洋食屋に近づきたいというレベルを目指したい。

「レストランの」を狙わない時点で、すんごい高価な牛肉は用いないし、何日も煮詰めたフォンドボーとか、何十人分の巨大鍋も登場しない。
でも、洋食屋さんだって、相応の手間暇かけて、美味しくしている。それも真似できない。
まぁ、自分と知人が食べるだけなので、コスパ追及にウェイトを置いてみた。

1.牛肉は、松阪牛を使う・・・ってコスパどこいった!って思うだろうが、100g120円のスジと150円のバラを使う。バラは600gスジは300g購入。松坂とかのバチモンみたいな値段だが、これは、年末に馴染みの肉屋で、松阪牛のすき焼き肉をキロ買いしたときに、特典購入的に売ってもらったもの。ビーフシチューは、牛肉勝負なので、脂っ気のない輸入肉や非和牛はイマイチだと思う。ただ、↓のようにシッカリ頑張ると、バラやスジは、下手なロースやヒレより全然美味しいので、肉選びをシッカリしようという話。

予め、カップ5の水を沸騰させて、ビーフコンソメを3つ 溶かしておく

2.とりあえず、人参大1本薄切りと玉ねぎ大1本櫛切りとニンニク1片微塵切りを、牛脂で多少クタっとなる程度にシチュー鍋で炒める。炒めたら、小さいフライパンに移して、シチュー鍋で、↑のバラとスジを強火で炒める。焼目が両面についたら、炒めた野菜を戻して、ブランデーでフランべ。そのあとに、トマトピューレ1本(200cc)をかけて、水分が完全に飛ぶまで炒めつける。このときに、砂糖を大サジ2くらい一緒に炒める。

3.上記2に、赤ワイン1瓶(1000円しなくていいが、仏産フルボディがいいと思う)を半量加えて、沸騰してアルコールが飛んだと思ったら、残り半量を加える。残りのアルコールも飛んだら、↑のコンソメ汁を半量ずつ加える。ここで、中火でアクを取る。アクが減ったら、弱火にして1時間半煮込む。

4.煮込んで1時間過ぎたあたりで、人参大2本をシャトー切り、ジャガイモ1袋を半分切りにして、これも牛脂で炒めて、脂が混ざったなぁくらいで、3に投入する。

5.バター90gを弱火で溶かして、溶けたら、篩にかけた小麦粉120gを一気に加える。ここから30分、弱火のまま、常にヘラで混ぜて、ブラウンルーを作る。30分経って、フツフツトロトロのルーになったら、火を止めて、少しだけクールダウンさせる。それから、3のスープを100ccずつ加えてはルーと混ぜるのを繰り返して、3~4回でルーが溶けたら、3の鍋に投入。ここから、最後の20~30分を弱火で煮る。

6.完成したら、一晩放置する。この一晩放置の有無で、味が全然違う。

少量と限られた材料で作るのを補っているのは、牛スジ(コラーゲンと旨み)、赤ワイン(渋みとコク)です。あと、ルーを手づくりにするか、市販で済ませるかで、明らかに充実度が違います。

この量で8皿分くらいになります。
3000円×3時間×鍋1・フライパン1=ちょっとした洋食屋のビーフシチュー8皿です。
普通に食べるとソースが余りますから、カップ1ずつ冷凍しておきます。煮込みハンバーグやハヤシライスになります。

家事の出来る彼氏なり、ママ(パパ)ごちそう作ったよなり、良い演出が出来ると思います。
あと、この料理のよいところは、ほぼ失敗がない点です。

調理時間や失敗リスク0まで含めて、極めてコスパの高い料理として、おススメです

アバター
2012/02/04 22:59
LISAさん へ

レシピの部分より、レシピと関係のないゴタクの方が長い。

レシピの部分も 30%くらいカットできる。

たぶん、クックパッドでは受け入れ拒否でしょう
アバター
2012/02/04 22:55
ちょこみんと さん へ

冬はシチューの季節です。
ホワイトシチューも美味しいですよね。
ちなみに、ビーフホワイトシチューというのもアリらしいです。

一人暮らしと お子さん何人も抱えているお母さんの違いなんでしょうが、
多少調理に時間かかっても、「片付けラク」と「何日も食べられる」は、ポイント高いんです。
アバター
2012/02/04 22:51
ペー子さん へ

ビーフシチューも、日本語に訳せば(?)、牛鍋であり牛汁ですって。

豚汁も大鍋でつくって、卵落としたり、キムチを混ぜたりと、色々楽しむのは冬の醍醐味V
肉料理に被っても「根菜味噌汁」でOK、サバ味噌はさておき干物には余裕でマッチする懐の広さ、本当に困ったら、うどんとか冷や飯投入でメインに躍り出ることも可能。

豚汁は、西田敏行さんくらいの芸幅の広さ。
それと、比べると ビーフシチューは、主役以外あり得ない、それも濃い演技中心・・・誰だそれ?

あ、あと「スキー場のカレー」は、「好きなカレーは何ですか?」アンケートで確実にベスト3取れますよね。ありえんでしょ、スキー場で中華丼、スキー場だけに「滑ってみました」ってか?

一方、「コンビニのおでん」、これ個人差あるんでしょうが、僕にとっては「認め難い紛い物」の代名詞なんですよねぇ。あんなもん一年中売る企業に対抗して、国はおでん屋台をひき続けるオヤジへの補助金や年金を充実させて欲しいです。
「コンビニのおでん」で、人生は語れるか?否
「コンビニのおでん」で、組織における適材適所が語れるか?否
「コンビニのおでん」で、出汁を出す具と出汁を吸う具の良し悪しが語れるか?否
って、何の話だ?
アバター
2012/02/02 13:00
またまた失礼します(^_^;)
コンビニのおでん、というジャンル?とはまたちょっと違うかもしれないのですが、昨日スキー場へ親子遠足へいき、お昼に「"スキー場の"カレー」が食べたかったのに、保育所側で用意していたのが中華丼でがっかりしているペー子です。
”〇〇の”って付く食べ物って、その食べ物そのものの美味しさを極めたわけではないんだろうけど、ある意味それだけでジャンル開拓?しているというか、無性にソレが恋しくなることがあります。
『コンビニのおでん』も、だからこそ某コンビニなんかでは一年中売っているのかもしれないですね。
だからどうだって話でもなく、昨日のカレーの悔しさをなぜかコンビニのおでんにかこつけてここで放出してしまいました…失礼しました。
アバター
2012/02/02 02:46
深夜に失礼します^^;わかりやすいレシピありがとうございます。
これでそそっかしいママのポイントも挽回できそう(笑)
でっち様のブログとても読み応えがあり更新が楽しみです^^
アバター
2012/02/01 17:12
おとといホワイトシチューを作って食べたばっかりですが
また週末あたりに作っちゃおうかしら♪

これだとお客様に出しても喜ばれそうですね^v^
お鍋もいっこで済むから サラダや他の料理を作りやすいのもいいですね♪
近々いとこの誕生日なので、一回うちの分で練習をしてから、作ってみることにします^^b

でっちさんのお料理教室は 文字だけの情報なのに すごくわかりやすいのがいいですねー❤
初心者だと心配な、りすく管理までされたごの紹介方法は、きっと世界初だと思います(。◠‿◠。✿)

アバター
2012/01/31 22:13
…こういう時だけ、図々しく頂いていきます<m(__)m>
毎日寒すぎて、鍋・トン汁位しか思い浮かばないボンクラ母さんなので、具材が整い次第挑戦してみたいと思います。御馳走様でした。



Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.