兄弟!
- カテゴリ:自作小説
- 2012/02/05 16:29:11
気象さんの勝手に兄弟妄想!
五郎→潤
二郎→翔さんです。
ちなみに一郎→智さん
三郎→相葉さん
四郎→にのちゃんです。
「五郎、兄ちゃんがいつでも守ってやるからな。」
返り血をあび、ぼろぼろになった二郎が五郎の頭を撫でたとき、五郎の瞳からは大粒の涙が流れた。何故いままで泣かなかったのに、急に涙がでてきたのか、五郎は疑問に思った。二郎はそんな五郎をみて、泣きやむまで抱きしめた。
「そういや、そんなこともあったなあ。」
パソコンのキーボードをカタカタとうちながら二郎は呟いた。雑誌を読んでいた五郎は二郎の急な独りごとに怪訝な顔をし、読んでいた雑誌にしおりを挟み、二郎に近づいた。二郎は五郎が近づいてきたことに気づくと、ふふっと笑い、手招きをした。
「なに、じろくんどうしたの?」
「お前もおっきくなったよなあ。」
よしよし、と二郎が五郎の頭を撫でると、五郎は恥ずかしそうに眉間に皺をよせた。そんな五郎をみて、二郎はにこりとわらい、パソコンの画面を閉じた。
「え、じろくん、仕事・・・。」
「まあまあ、たまには2人ではなしましょーう!」
二郎は五郎をソファーに座らせると、ちょっと待ってろ、と言い残しキッチンへ向かった。ちょっと、と言った割には長い時間の後、二郎は湯気がたっている2つのマグカップをもって五郎のもとにかえってきた。そして、自分も五郎の隣に座り、一つのマグカップを手にとった。
「遅くなってごめん、ココア・・・なんだけどうまくいったかな?」
「っ、はは!これココア?じろくん遅すぎ~。」
「・・・作ってやったんだから感謝しろよ。」
二郎はぷくっと頬を膨らませ、五郎を軽く叩いた。しかし、すぐにふにゃりと笑顔になり、五郎を優しく撫ではじめた。そして、ぽつりぽつり、と記憶を辿るように話し始めた。
「あれっていつだったっけ?五郎が、中学生の時だから・・・俺が高校生?五郎が高校生の不良グループに絡まれちゃってるところを俺が助けたんだよね。」
そんなこともあったな、と五郎は思いだした。あのときから二郎を尊敬しはじめたのだ。どんなにぼろぼろになっても、自分を守ってくれる兄を。でも、五郎はいまだに疑問なことがあった。あの時、何故急に大粒の涙が流れてしまったのか。それが妙に納得いかず、いまでも心のどこかでつっかかっていた。
「ほんとに、立派になったね。」
「~っ、なんだよ、恥ずかしいよ・・・。」
にこにこと微笑み、二郎が五郎を抱きしめた。いまではすっかり五郎のほうが身長が高く、抱きつく、という形になってしまったがそれでも二郎が珍しく素直に愛情を表現してくれるのが五郎は嬉しかった。
「じろくん、俺さ・・・。」
「んー?」
五郎は今度は逆に、二郎のこげ茶色でさらさらの髪を優しく撫でるように触った。二郎は少しびっくりしたように五郎の顔を見たが、大人しくされるがままだった。しばらくの間、五郎は二郎の頭を撫で続けた。しーん、とした部屋の中にはチクタクと動く時計の音だけが響いていた。
「じろくん、」
先に口を開いたのは五郎だった。しかし二郎からは返事はなく、五郎が顔を覗き込むと、大きな瞳を閉じ、すうすうと寝息をたてて眠ってしまっていた。最近忙しかったから疲れていたのだろう、と五郎は苦笑いした。言ってくれればいいのに、もっと頼って欲しいのに、と五郎は悔しくてたまらなかった。そのとき、自分のその感情が涙を流したときの感情と似ていることに気づいた。
「・・・そうか、わかった。」
五郎は二郎をさらに強く抱きしめた。そして、二郎の体が痩せてしまって、華奢になっていることに気づいた。強く抱きしめられたことによって、起きてしまった二郎が不思議そうに五郎の顔を覗き込むと、五郎は涙をぽろぽろと流して泣いていた。二郎はその涙を拭おうと、顔に指を伸ばそうしたが、五郎にその腕を掴まれた。そして、真っ赤になった瞳で二郎をみつめた。
「あなたは、俺が守るから。」
五郎は二郎を抱きしめ、悔しそうに涙を流した。その腕の中で二郎は少しだけ微笑み、ありがとう、と呟いた。
(尊敬するだけじゃなくて、)
(あなたを守りたい。)
こうゆうタイプの物語も良いですね^^
なんか、心が温まりました~♪
ーburubon-
潤くんの「じろくん」よびに萌えました♥/////
愛され翔さん^p^!
かわいいなあ、かわいいよ、うんry
泣き虫な潤くんかわい(黙れ
小説にコメント有難うございます^^
みんな可愛いですよねwwww
まとめて嫁に来て欲しいくらいに(切実)
口移し有難うございます!ry
ひゃわー///葵空さんからの口移しとか……死んでもいいです///(
あたたかい感じがします^^