一気読み
- カテゴリ:日記
- 2012/02/11 20:30:30
何やら急に岡野礼子の「陰陽師」を読みたくなり、押し入れから全巻引っ張り出して、3日かけて一気読みした。
このマンガ、最初は妖怪退治みたいな内容なのに、4巻あたりから雲行きがあやしくなってくる。
中盤から天地神明の理について語りはじめ、
終盤は安倍晴明の前世の話になる。
最後は、陰陽和合、すべて治まる所に治まる。そんな感じ。
でもあまりに難解すぎて、抽象的な表現も多く、読んでいても半分もわからない。
しかし、10巻まで読んでいるとなぜか泣けてくる。
なんかすごい。これはすごい。
最終巻の13巻で、また涙を出している。内容はさっぱりなのにね。
なんかすごいんだよね。
よくわからないんだけどね。
はい、機会がありましたらぜひ^^
安倍家のルーツとか、神仏のあり方とか、京都の方陣など、大変詳しく描かれています。
ロケハンも良く行われていて、内容に出てくる言葉なんかは、おみくじや自身のタロットの託宣を入れていたそうですよ。何かすごいですね。
あ、俺も学生の時に読みました。最初は獏氏の小説からだったんですが。
彼の原作なのですが、良い具合にアレンジしている構成もありましたね。
歌合わせの話には、特に感心しました。原作だと、壬生忠見は幽霊のまま救われないのですが、マンガの方では、博雅の真心で成仏しています。これは本当に秀逸。
物書きを成仏させるには、「良かった」のひと言なんだよ、と…。自分も書くだけに、大変共感できました。博雅は良い男ですねw
話が進むと、読者が一番読みたい部分である人間ドラマがあっさりしてきて、そういう部分を読みたい人には大変物足りないでしょうね。
でも、そこを深く読みとろうとすると、なんか感動するわけです。博雅は良い奴ですよね~ww
岡野氏は、最初から狙っての、あの構成だったみたいですね。
作画の美しさもさることながら、本当によく調べて描いていますよね。
陰陽師という職業、安倍晴明という人物について、一番正しく描かれているのではと思いました。
あれを読んでしまっては、単に祝詞を悪魔払いと勘違いして呪文のように連発するマンガやゲームがひどく幼稚に見えてくるくらいです。
正しいあり方を伝えるためのマンガって感じです。
そうですね、名作はいつ読んでも面白いですよね。
通じるものが普遍的なテーマなのでしょう。
映画版の陰陽師は…うむ、あれはどうだろ?ww
配役は、まあ、さほど悪くはないですが。ストーリーがねえ…。
とくに2作目の出来は悲しすぎる。あれの元となった原作「生成り姫」が、大っ好きなんですよ。
しかし悲しいかな、日本のSF技術が当時伴っていなかったせいで、ものすごくちゃちになってしまいました。
博雅の愛した人が鬼になっていく美しい場面があんなことになってしまって、見たときはがっかりしました…。
ちょっと作るのが早すぎた映画だったかもしれません。今なら、もっと良い感じになったのかもねぇ。
辛口すみません。ほんとに好きなんです、この原作w
なんだか面白そう~~w 読んでみようかなw^^
絵がとてもとてもきれいで、おもしろくて、でも巻が進むごとに浮かんでくる疑問符。また疑問符。
わからないのにどうしてか惹きつけられたなぁ。
今読み返したら、大人になったぶんだけ理解できる部分が増えているかもしれない、とまた読みたくなりました♫
時間を置いて一気読みするのって意外な発見があったりして、好きです。
余談ですけれど、京都で訪れた晴明神社も小奇麗で意外な佇まいでした、あはw
絵が素晴らしいですよね!
私は漫画は絵から入ることが多いです。
結構難解だけどいいですよねー!
けっこうな散財でしたが、やっぱり今見てもおもしろいものってあるんですよねー(・ω・)!
安倍晴明は映画と、少年陰陽師と、姫神さまシリーズしか知らないのですが、興味深い題材ですよね。
映画の安倍晴明はよかったなあ……観たくなってきましたw
何かしら、欲する物がそこにあるからなんでしょうね。一気読み。
本は紙を使うから、環境的によくない方面の娯楽になってきてますが、今は電子書籍もあるから…収納場所には困らない世の中がやってきましたね。
とはいえ、紙の本のほうが、何か落ち着いて読める気はします。あ、自分は電子書籍関連は持っていませんがw
全巻時間がたっても何度も読める作品と言うのは、本当の名作かもしれません。
好きなマンガがありますが、部分的にしか持っていない作品もありますしね。好きな話がそこしか載ってないから^^;
私の場合は、実家に帰るとほぼ毎回そうなります。
何故なら、大半の漫画本を実家の本棚に置きっぱなしにしているから(笑)。
だって、今の住まいでは収納しきれないんですよ~~^^;
お正月の帰省では、バタバタと忙しくて一気読みする余裕が無かったことが残念です。
夏休みには、「ベルサイユのばら」と何故か「ぼくの地球をまもって」を一気読みしたんですけどねw
何か呼ばれているがごとく、頭にひっかかって読みたくなる作品ってありますよね。
というか、呼ばれているんでしょうね。その中に、自分が必要としているものがあるんでしょう。
その手の衝動買いなら、自分もありますよ。ヒカルの碁とか(笑)
大長編の衝動買いも、必要ならありですかね?w
このマンガは、途中からエンターティメント性から大きくかけ離れた作品になってるので、読む人にとってはまったく面白くありません^^;
原作とも関係なくなって、岡野氏のオリジナルの展開になってます。
獏氏の原作は、娯楽作品としても読めるので、すすめるならそっちですね。小説ですけど。
自分も、最初に★型のあれこれを知ったのは帝都物語の映画でした。あれもよくわからない内容ですが、なんか怖かったですね。
私も先日、『うみねこのなく頃に』が読みたくなり、EP1から順に4まで読破し、勢いで買うのを中断していたEP7まで衝動買いしてしまいました。
まぁ、マンガなんですけどね。
こう言うのって怖いなぁ。
願わくば『グ○ンサーガ』や『ペリー○ーダンシリーズ』でこのような感情が湧き上がらないのを祈るばかりです。
原作は夢枕獏なんですね。
僕が陰陽師を知ったのは「帝都物語」でした。あっちは荒俣宏。
持ってる漫画って、ダンボールにしまい込んでるなぁ。
今度、僕も一気読みしてみようかな^^