Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



恐怖の猫放り投げ男


「とっとっとぅ、とりゃ~」
そう、叫んでは手に持った猫をグルグル回し放り投げる男がいた。
放り投げられた猫は、空中高く舞い上がり放物線を描きながら空中を飛び、そして遠くに落ちていく。
「今日の今の猫はよく飛んだ」
男は猫を集めては猫を放り投げ、その飛んだ距離の記録を延ばして毎日楽しんでいた。
猫放り投げ男の猫の投げ方は猫の前足の一本を持ち、何回かぐるぐる回して勢いをつけ、タイミングを見て手を離し飛ばすのだ。
時には猫の尻尾を両手で持ち、砲丸を投げるようにぐるぐる回って放り投げる時もあったが、猫の尻尾が遠心力に耐えられないから、猫は良く飛ぶが尻尾が折れるので
あまりしなかった。
猫は飛んでいくとき、顔をこちらに向け視線を合わしながら、「ニャァ~~~」と叫んで飛んで行く。
飛ぶことが好きな猫は喜んで飛んで行くし、怖がりの猫は顔を引きつらせながら飛んで行く。
飛んで行くとき、猫はムササビのように四本の足を広げ尾を立てお尻から、まるで生きたグライダーのように風を切って飛んで行く。


猫がこりずに猫放り投げ男に寄ってくるのには、ちゃんと理由があった。
猫放り投げ男の汗はマタタビの臭いがして、猫達はその臭いに酔って恍惚状態におちいり、体をすり寄せしがみ付き、猫放り投げ男の体を掻き毟った。
猫放り投げ男の体から赤い血が滴り、猫がそれを美味しそうに舐めた。
「猫達よ。私の血は美味しいかい」
猫放り投げ男が猫達に聞いた。
猫は目を細め、男の顔を見ながら「ニャア」と鳴いた。
「よしよし、今日も飛ばしてやるよ。今日は誰からにしよう」
猫達の様子を見ながら、猫放り投げ男は最初に放り投げる猫を選んでいた。
「やせて軽い猫が良く飛びそうだな」
男は野良猫でやせた猫を選び、抱き上げた。
頭を軽く撫でると両手で空高く猫を持ち上げた。
「遠くまで飛ぶのだぞ」
持ち上げた猫の腹を見ながら、男は猫にそう云うと猫の前足の片方を片手で握りもう片方の手を離した。
猫が落ちるのを利用して猫を背中の後ろへと回し、そして猫の足を握ったままグルグルと肩を中心に腕を回し勢いをつけた。
猫の体は伸び切り地面に当たりそうになりながら、すごいスピードで回されていた。
「飛んでけ」
男はそう叫ぶと、握っていた猫の足を離した。
猫が空中に放り投げられ、空高く舞い上りどんどん小さくなっていった。
「おお、いいぞ。いいぞ。どんどん飛んでけ~」
空飛ぶ猫を見ながら男がそう呟く。
飛んでいた猫が放物線を描きながら落下を始めた。
「がんばれ~」
男が落ちる猫にそう叫ぶ。
猫が地面に落ちた。
「新記録かな」
男が猫の落ちた場所に向って走り出した。

#日記広場:自作小説

アバター
2012/02/18 16:21
えええ!

7階から落ちても猫、大丈夫?@@

すごっ!^^
アバター
2012/02/17 19:30
やあさんどうも

はい、その部分はわざと避けさして頂きました
私も投げたことがないので良く分かりませんが
猫は仰向けに落としても空中で反転しみごとな着地をします
それがすごくおもしろかったことを思いだして書きました
猫の落下の限界は7階だそうです
アバター
2012/02/17 18:47
まゆさんどうも

はい、男シリーズです
アバタに合わして、男を考えています
抱っこ猫のアバタを見ていると「猫集め男」と思い猫を集めました
けれど、良く見ていると猫を放り投げているように見えて変更です
アバタに合わして話を考えるのは練習になると思います
まだまだ表現しきれてません
練習あるのみです
なんて、おほめいただきありがとう

アバター
2012/02/17 18:30
にゃんこさんがぁ・・・・><。

怪我、せんの?
アバター
2012/02/17 16:33
でたっ!
ゴキブンさんの○○男シリーズ。

今回の猫放り投げ男は、怖さと滑稽さと不気味さがバランスよく配合されていて、独特の風味が心地よい一品でした^^
もう、マタタビの臭いがするとか、現代の妖怪シリーズですね。
ゴキブンの○○男図鑑とか出版すれば売れそうです♪
アバター
2012/02/17 05:53
まぶこさんどうも

うひゃ!
動物虐待作文でした
アバを見ていると投げてるように見えました
猫を肩に乗せたり抱きつかれたりしたら

血まみれに><
アバター
2012/02/16 23:21
うわあ。
猫まみれ。
アバター
2012/02/16 23:12
良い子はこんなことしないで下さい



月別アーカイブ

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2026 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.