Nicotto Town


毎日えんやこらせっせ


嫌な事から目を背けるのは日本人のお家芸だが

 最近酷い歌を見つけたので。www

●きかんしゃトーマス:じこはおこるさ
  http://www.youtube.com/watch?v=8HV23ThBo04

 軽快なお子様向けマーチに歯に衣着せぬ歌詞。w 酷いと言うか、イギリス人のブラックユーモアと言うか。

 でも、物も言い様で角が立ってるだけで、歌詞の内容はある意味真っ当。自信過剰や、おっちょこちょいや、昔酷い目に会ったことを忘れると、また酷い目に会うよって話。なんで、酷い歌だと感じるのでしょうかね!? www

 KYT(危険予知トレーニング)の主題歌にしても良さそうなんだけど。この様な考え方は言霊の国である日本では、相容れないのだな~。言霊ってのは、「悪い事を予想する(口に出す)と、悪い事が現実に起きてしまう」って考え方。なので、新幹線にしろ原発にしろ何にしろ、提供する側も受け入れる側も在り得ない事と知りながらも、お互いに100%の安全を声高に言い合って物事を進める。

 いざ何か起きると、事前の準備、心構えが無いのでとりあえず呆然として、見るも無残な状態だと見る事を止めたりもする。去年原発事故の時には、何十年も続けてた各地に降り注ぐ放射能測定をいきなり止めさせようとした。今しないで、いつするんだよ!!!  新聞記事の丸写しをリンクするのは少し心苦しいんだけど、ネット上の朝日新聞には載ってないので。

●プロメテウスの罠 第3部 本庁は告げた「放射能観測を中止せよ」
  http://astand.asahi.com/webshinsho/asahi/asahishimbun/product/2012011900006.html

●朝日新聞:プロメテウスの罠「観測中止令」 おそらくは全文
  http://mzn311.wordpress.com/2011/11/26/%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E4%B8%AD%E6%AD%A2%E4%BB%A4/


 広島の原爆ドームのところにある有名な碑文「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」。過ちを覚えてればこそ、「繰り返して」しまうのだけど。きれいさっぱり水に流して、忘れてしまえば、なんでも初めての経験だから、過ちなのかどうかも、繰り返してるかどうかも最後の最後まで気が付かないわね。

 「理系、理系」とあらぬ迫害をいつも受けてるわけですが、「観測中止令」とか見ると理系で良かったと思うんだよね。もっとも、「理系」とは言わず、「現実主義者」は昔々から日本にもずっと居てたです。今もそうですが、単に少数派、かつ、政治のトップにはほとんど居ないだけなのよね。「観測中止令」で上司の言う事を聞かずに良かれと思って頑張った人は、今は冷や飯喰わされてそうです。合掌

 さて、下みたいな動画見ると、「理系」は確かに変態的に気の廻し過ぎとも思えるけども。w 諦めれば、そこで終わり。ネバーギブアップは偉いとも思う。もっとも、諦めたって地球が廻り続けてる事に変わりは無いので、自分がしたことから逃れられる訳じゃない。もう死にたいと思っても、人間なかなか死ねるもんでない。



   「臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、勇者はただの一度しか死なない」


●<完結編>探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力
  http://www.youtube.com/watch?v=tlSnOelL6u4

  何度見ても、普通に涙出ますが。www
  人類初の月より遠いところへの初めてのお使い。
  ボロボロの機体でよくやった。(T_T)


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2012/02/19 16:38
別にスポーツはダメで宇宙開発ならいいって話はしてないですよ。
条件は彼らも同じ。でも、「低い可能性を運と工夫で何とかした」のは「事業としてはおかしい」ので、「成功するための担保となるくらいのカネ」が「やるつもりだったら」出さないと駄目だろうとおもうし、それが無理なら全部やめちまうほうがマシ。だから、「必要コストに応じて」「やると決めたなら」出さないといけないと思うのだよ。
駄目っぽいならいっそ全部切っちゃえばいいし、それが不満なら、金を中の人は別のところで集めるしかない。
今回できたから削っても大丈夫ってのは結果の評価が出来てない。むしろ今回の成功が例外だから出す気があるならちゃんと出せと。無駄だと思うのなら無駄だという理由をきちんとたたきつけて切り捨てれば良い。

「プロスポーツ」は営利企業の営利目的のものなので、「収支のバランスがおかしいのは変だ」って言ってるのです。
「自分らで自分らの食い扶持の分売り上げ出せないで何がプロだ」と。活躍がどうだろうと、収益が無いなら給料が「下がって当たり前」なのですよ。

アマチュアの場合は、その有用性を判断し、正規に出た予算なら「中の人が勝ち取ったもの」でいいんじゃないですか?ちゃんと理解を得て、出してもらってるならそこには文句を言ってないのです。「誰に売りつけるためのものか」を選ぶのも本人ですし。ただ、そういう「出してもらう人から金を引き出す」事をしないで「こんなすばらしーことしてるのにー」なんてのは「誰も出さないってのはそういうことさ」ということ。その点において、「おれアーティストだから」とか特別だからとか、才能あるからっていってるやつは餓えて死ねとw本当にそれが大事なものなら売ればいいのです。

んで、非営利な公共放送とか、行政は、営利目的では回らないが必要だったり、有用、有意義だと思うものに対して、手を出せるところだと思うのだよね。これも「納得させられて引き出せた人たち」は別にかまわないと思うのだよね。
…でも、削るんだったらもっと基本的なお買い物とかで削るべきだとは思うけどさ。
その効率が落ちる節約は仕事に対して意味が無い。でも、仕事の効率や精度が変わらないのに同じものに高い金を出してしまうのは、コスト管理がなってない。効果が無いものに出すのもそう。
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2012/02/19 13:22
>>Vambrace さん
 宇宙開発等の巨大科学も、スポーツや芸術の振興も利益だけの追求ではないと思うんだ。

 逆に独裁政権でもない、多数決が強い民主主義の行政は、スタッフだからと言って特別でもなんでもない。思い入れがあるところは、どうしても聖域に見えるけど、全然そんな事無い。「理由がでっち上げられれば」ってのは、前に言ってた「必要なら、理解してもらわないといけないし、金は集めないといけない。」って話で、要するにスポンサーを見つけられなければやってけないのと一緒。

 今の行政に100年の計を求めても、ケネディーが月に人を送りこんだときみたいに、よっぽど豪腕で時代に乗っかれるプロデューサーが居ないと無理すよ。
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2012/02/18 02:05
運輸がらみって他所に比べれば、早いし時間守るし、距離とか考えたら結構な精度で運用されてると思うのだよね。そりゃ大事故も起きるし、小さいのもおきる。でも、数も規模も抑えられてると思うんだけどなぁ。
この前の話じゃないが、「ゼロにならない」けど、生真面目なので「ゼロを目指してあがく」のですよ。
どうせゼロにならないなら、その近似じゃ駄目なんですか?駄目なんですよw…いや、ポーズだけでもね。
肩が凝っても、ある意味、(全員がそうかは別として)安全に時間通りなのが彼らのプライドって言うか。
逆にそういう「出来ることはやってみる凝り性な精度」が無くなったら何が残るかって言うと、思い付きや、勢いで作り散らかすのには向いていないからなぁ。

はやぶさもこの前のと同じ。「妥当なコストの感覚が理解されにくくなる」から「イレギュラーな価格表」って問題があるんですよ。
だから、必要なら、理解してもらわないといけないし金は集めないといけない。
それが出来ないなら、目的を妥協するしかない。それが基本ルール。うちでの小槌なんて無いんだから。
ただ、例外として行政だけは営利を目的としていないので、「理由がでっち上げられれば」それらが可能な力をもっていたりはする。いまひとつそれがいいほうに使われることは少ないのだが。
公共放送もおなじで、視聴率競争するより、カネかかるし、ニッチだけど価値のあるような映像を撮ってくるくらいで丁度いいはずなのだよなぁ。

奇跡の価値を理解できない馬鹿は、奇跡を魔法と勘違いしている。稀に起こるから奇跡は起こりうる事であって、それは起こるべき妥当性は担保されていない。
お金なくても今回くらいは出来るよね?っていうのがまかり通るなら、「努力をすることが首を絞めること」になってしまうわけで、問題があるのだよなぁ。だって、今回を成果が下回ればタイトな予算でもたたかれるのだしね?
だったら「足りないと出来ないんだ」って失敗したほうが「カネもらえる」のだし。

で、政治家さんは「眼を背けている」といっているので、「自分が結果を見ない」職業は無責任ねって話をしてるので、それでいいのです。
逆算できようと、取り合えず当面を逃げるためにいくらでもごまかそうとするのが無様だなぁとそういうことで。
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2012/02/18 00:52
>「おきて当然」って辺りが「わかってんなら気をつけろよ!」って思われる側面が大きいのではないかと。
 確かにな~。「開き直ってる」、「不謹慎」な感じを受けるので、酷い曲みたいな気がするのだな。

 日本だと ”XXOK! 気をつけろ~、 指差し呼称で安全にー”ってか。www  生真面目すぎるのは肩が凝るんだよな。

 所詮神ならぬ人間が想定する事なんて高が知れてるので、無事故とかありえないんだけどな。想定してる事故すら、ボカミスやらで起きてしまう。しかし、はやぶさのイオンエンジン設計はあまりのコスト優先ゆえに壊れるべくして壊れたって所もあるんですよね。最初にエンジン動かんくなったときに、だから過去失敗してる昔ながらの構造は止めとけと、ドンだけ叩かれた事か。まさに日本は「二位じゃ駄目なんですか」どころか、二流の経験と、技術、三流の予算しかないところを、背伸びをしまくって世界初の快挙を成し遂げたって感じだからな~。

 予定したミッションが総て滞りなく達成できた訳でもないのに。イトカワからの資料を持ち帰ってこれた快挙のおかげで、予算が増えるならまだしも、予算無くても何とか出来るじゃんみたいな雰囲気も出てきてて。はやぶさIIとか、もうまともに飛ばんかもしれんですよ。(;_;)

 ところで、シュレーディンガーの猫の譬えは訳判らんですよ。ネコさんの生死の確率は時系列として事前にちゃんと判ってる訳だし。地球温暖化にしろ、国の借金にしろ定期的に調べれば状況変化は判る。「見えない」、つまり「ブラックボックスじゃないと困る」ってのは目を背けてるって言うのよ。やっぱり。
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2012/02/17 00:52
「おきて当然」って辺りが「わかってんなら気をつけろよ!」って思われる側面が大きいのではないかと。
日本的な曲だと、こんな原因、あんな原因気をつけろ。今日も元気に安全運転、絶対事故なんておこさないぞってなるのだろうな。

言霊の国なので「起こさないために、その原因には気をつけるぞ」ってやるのが、多分この国で、向き合う姿勢には大差は無い。視点が違うだけで。
前提を「おきちゃう」物にするのか「起こりうるが起こさないぞ」とするかってところで、目を背けたり隠蔽するんじゃなくて、良くも悪くも生真面目なのだろうと。

政治家とか、その結果を見ないでどうせ死んじゃうような仕事してる人は、「生きてて、自分が責任を負う時」に事なかれならそれでいい。
そういう人たちの下だから、「生きながらにして死んだ猫の入った箱」が大好きなのでしょう。
開けて確認が出来たなら、その責任をとらないといけないのですから。中がのぞける毒ガス装置じゃ駄目なんですよ。見えないようになってなければw

まぁ、どんなに気を回しても、起きる事故はその隙間を狙ってくるのですがね。
はやぶさだって、「設計と想定どおり」に動作してりゃ、そもそもイレギュラーな想定で用意した仕掛けなんて要らないわけですし。



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