勝手にランキング3
- カテゴリ:スポーツ
- 2012/02/20 00:38:26
いよいよ最後のFSでございます。
さくさくっと行ってみよう!
3位『幻想即興曲』 振付:ローリー・ニコル
『愛の夢』と悩んだのですが、やはりnero的にはこっちだなと。
浅田選手の根性が目一杯詰まったプロだと思うので、nero的にはこっち押し。
3A、3F+3T、3F+3Loなどという、女子で同プロをこなすことが出来る選手などこの先出てくるのか、と思わせる超高難度プログラムです。
やはり、世界選手権の彼女は素晴らしかった。
あそこまで転倒しながらも諦めず、果敢にせめて行ったからこその世界女王ですよ。
何度見ても彼女の勇姿には惚れてしまいます。ポッ
2位 『仮面舞踏会』 振付:タチアナ・タラソワ
幻想も凄かったけれど、更に凄い超々高難度プログラム。
流石の浅田真央でさえ、NHK杯でフィニッシュのポーズの前によろけてしまうほど体力を消耗する、けれど浅田真央以外はこなすことが出来ない超絶プログラムでございます。
あの黒い衣装、好きだったなぁ。
この時に全日本で生観戦したんですが、得点が発表された途端、会場中がシンと静まり返ったのを覚えてます。
何故静まり返ったか?
3Aを二度跳び、1箇所3Sが1Sになったものの、この超絶プログラムの得点が予想より遥かに低いものだったから。
会場の皆さんが200点超えは間違いない、どれほどの高得点が出るのだろう、ってワクワクしながらコールを待っていたんですよ。
3A+2T、3A、3F+3Loを後半に跳んで、コールされた得点が「117.15」
3A+2Tが4.00、3Aが2.70点ですよ?
いかに当時のルールが愚行だったか解るものです。
この日、FSで1位だったのが村主選手。
3回転3種類の、3+3もなければ、Lzに!がついちゃってても「121.27」
隣国の某選手と一緒で、日本スケ連はこの方を押したかったのでしょう。
ああ、今思い出しても腹が立つなぁ。
いよいよ1位の発表ですが、今までの流れを見ていると予想はつくと思います。
1位 『鐘』 振付:タチアナ・タラソワ
もう、これしかないでしょう!
初めてこのプロを見たとき、タラソワさんは凄いものを作ったなと感じずにはいられませんでした。
当初浅田選手はジャンプが思うように跳べませんでしたが、このプロの訴えかけてくるものの片鱗を見ることが出来ました。
やはりジャンプが決まらなかったせいか、初期の頃は観客を引き込む力が弱かった。
今までのスケート人生に於いてGPFを初めて逃、OPに出場する為には全日本で結果を残すしかないところまで追い詰められて…
しかし、浅田選手は強かったですね。
難解なこのプロを、彼女は見事に演じきりました。
このプログラムの凄いところは、会場を支配する強さにあると思います。
曲が始まってからというもの、一瞬たりとも浅田選手から目が離せない。
視線や表情、腕の動かし方から指先まで、曲が次第に大きくなると共に、力強さや込み上げてくるパワーに会場全体が支配されてしまうんですよね。
OPの時もうそうでした。
彼女がミスをした時、まるで夢から覚めたかのように観客やTVの視聴者が支配する力から逃れていってしまった。
勝負の世界では、『もし』だの『たられば』は禁句ですが、この時ほどあのミスが無かったら…と思わずにはいられませんでした。
ノーミスでもISUはキムヨナに金メダルを与えたと思いますが、あの圧倒的な支配力を見せる『鐘』に対してどう観客は反応するのか見てみたかった…
でも、この『鐘』、未だ北米では不評の声が多いんですよね。
本当に『鐘』を見て何も感じないのでしょうか?
ヨーロッパでは大絶賛ですよね。
特に芸術に関わっている人々からは賞賛の声が絶えなかったのになぁ。
やはり、北米では『ばちゅん』の誰が見ても解り易い表現でないと好まれないのね。
ほら、げーじゅちゅって難しいから(笑)
そうそう、格好いい女の人が好きなので、真央ちゃんのガッツポーズも、安藤選手のガッツポーズも最高に素敵なのですよ!
『鐘』ははーぷさんも仰ってましたが、やはり皆さん「どうしてこの曲を選んだのか」悩んだり不安に思っていたようですね。
おまけにジャンプが失敗続きで、鐘の重苦しさだけが印象に残る試合が多かったですし、その前シーズンの『仮面舞踏会』の時は、最初の試合がダメでも次のNHK杯では復活しましたし、GPFでは優勝まで成し遂げましたが、『鐘』の時にはGPFに出場すら出来ず、又全日本までマスコミの前に一切姿を現さなかったことが更にプログラムに対し不安にさせたのでしょう。
この時、浅田選手は一人黙々と練習をしていたそうですが、『浅田真央 さらなる高みへ』を読むと解りますが、その頃は全く3Aが飛べず、又相当なプレッシャーが彼女の肩に重くのしかかっていて、あの浅田選手が初めて周りに当り散らしたそうです。
そんなひどい状態の彼女を支えたのが舞さんとであり、ジャンプ復活の手助けをしてくれたのが、フィギュア界の暗黙のルールを破って助言をしてくれた某コーチの方々だったそうです。
その後の全日本のでは見事に復活してくれましたね。
ただ、この時の3A成功の確率も決して高いものではなかったそうです。
そしてまた色々な方から助言やアドバイスを貰って一人練習をこなして確立をあげていき、全日本では1本しか跳ばなかった3Aを四大陸では2本決めて優勝を果たしました。
その後OPへと繋がるのですが、返す返すもその年の全日本を見逃してしまった事を激しく後悔するneroでした(←そこかい!!/苦笑)
順位に同意していただけて嬉しいです♪
『愛の夢』も素晴らしいプロなのですが、neroは高難度プロにも果敢に攻め続ける侍のような男前な浅田選手が好きなので、浅田選手にあまりにもぴったりな曲であるが故に完成形が見えてしまうというか……う~ん、言葉にすると難しいなぁ。
まあ、一言で言ってしまえば、neroはローリープロよりタラプロの方が好き、ってことです(笑)
ただ、ジャンプ矯正中で、まだ完璧とは言えない中では演技することに気をとられず、ある意味ジャンプに集中できる最適なプロなのかも知れません。
しかし、世戦には3Aも3-3も入れてくると思われるので、3Aの他にセカンドトリプルが二つともなると、幻想とそう変わらぬ構成になるのでは?とワクワクが止まりませんw
隣国のお方はねぇ~
本当に、何故『死の舞踏』をオリンピックに持ってこなかったのか不思議なほど完成されたプログラムでしたのに。
お色気むんむんの『ばちゅん』は、北米の大衆を味方につけたかったのでは?と勝手に思っています。
OPでは成功しましたが、その後は『ばちゅん』しか記憶に残っていないし。
FSに至っては、何も覚えていませんけど、浅田選手の演技の後に鼻で笑ってリンクに出て行ったのは覚えています(笑)
あれ?浅田選手の後、ってことはSPの時でしたっけ?
ってことは、やっぱり何も覚えていない苦笑)
幻想即興曲も仮面舞踏会も何回も見たくなる大好きプロなんですが、
『鐘』を最初に見た時の衝撃ったらなかったです。
不安感を漂わせる振付と重々しい音楽に、
今までの真央ちゃんのふわっと浮くような印象が掻き消されてしまったようで
シーズン当初は「本当にこれで大丈夫なの?」とすら思いました。
でも、不思議と何回も見たくなるんですよね。
怖いような迫力のある演技に、neroさんのおっしゃる通り支配されていたのかな?
そうして、世界選手権でみせた滑りでは、TVの前で動けなくなり鳥肌立つ程魅了されました。
最後のステップからスピン、狂おしい程の訴えてくる何かは、きっと一生忘れられないと思います。
本当に人々の記憶に残る演技でしたよねぇ。
そうそう、あの時は滑り終わった後のガッツポーズも良かったー^^
「真央ちゃん、なんて漢前っ♥」って惚れ惚れしました(*^^*)
プログラムの順位同意です!どれも順位つけるの難しくて、改めて動画見に行ったらハマっちゃった(笑)
幻想プロ、neroさんが書いてくれたのを見ると今思えば怖ろしいくらいの構成で滑ってたんですよね。
しかも回転不足もほぼ感じないくらいに。
こんな構成で滑られたら真央ちゃんに勝てる選手なんていないよね。
2008年の世選で最初の3Aコケてもその後の滑りに引き込まれたし、真央ちゃんって転ぶ時も転ぶ姿が
美しいなー(はぁと)なんて思って見てました。
仮面の後半の長いステップ、美しくて躍動的で何度見ても飽きないくらい大好物でした。
鐘は、JOで初めて見た時は難しくて重い曲でどうしてこれを選んだのだろう?と素人ながら悩みました。
しかし、しっかり彼女のモノにしましたね。
完全完成がオリンピックの舞台じゃなくて、世選だったのが惜しかったけれど
あの曲の重さに負けない演技、他の誰もこのプロは滑れないし表現出来ないでしょう。
余談ですが・・
「ばちゅん」は初めて見た時あまりの下品さに驚いてしまって、あれがオリンピック1位には
たまげました(^^;ゞ (その前年の死の舞踏は良かっただけに)