Nicotto Town ニコッとタウン

スマホ版あります♪



こんどこんど

俺と百雪は、まだ人通りの多い街を並んで歩いていた。
夜の真ん中、時計は十時を表していた。
初めてのデートだ。
俺は百雪と初めて長い時間を共有していた。
長いといっても午後七時に駅の入り口で待ち合わせ軽くファーストフードで食事をして二人で映画を見た帰りであった。
百雪はまだ幼いのかマンガの映画がいいと言っていたが俺はもう少し大人の映画が見たかった。
百雪に携帯でメールしたときに『ラスト・ブラッド』が見たいといれたら「わたしも見たい」と返事をくれたので話ははやたかった。
映画館は新京極の入り口近くにあり入る時は修学旅行の学生でにぎわっていたが今はシャターを降ろした店も多く人影も少なくなっていた。
「おもしろかったねあの映画」
と百雪は幼さの残った笑顔で俺に聞いた。
俺は映画を見ていないので話をあわせるために
「ああ、あの女優が好きさ」
と、適当に答えた。
「あのひと韓国の女優さんでしょ」
「ああ、もうひとりの日本の女優が好きなんだ」
「えっと、小町ちがった小雪さんね」
「そうさ」
「あのひとテレビのCMにも出てるね」
「ああ、ウイスキーのCMに出てるの見たことがある」
百雪はそこで会話をとめた。
時計を見ながら何かを考えているようだった。
俺はこの後も二人でいたかった。
「なあ、いい店があるそこで酒でも飲まないか」
と、俺は聞いた。
「わたし、お酒だめなの」
百雪は冷たく返事した。
「ええ、酒飲まないのか。知らなかった。じゃコーヒーでも」
「悪いけどもう帰らないと」
百雪は早く帰りたがっているようにみえた。
俺はどうすればいいか分からなかった。
俺にしてみれば朝まで百雪といたい。
映画より百雪といることのほうが大事だった。
しかし百雪にしてみれば映画を見たかったでけかもしれない。
「そう、じゃ駅まで送る」
「ありがとう」
百雪はそう答えると安心したかのように幼い笑顔を見せた。
駅の入り口まで送った俺は百雪に聞いた。
「今度、何時会える」
百雪は答えた
「こんどこんど」
それから俺は百雪とは一度も会えていない。

#日記広場:自作小説

アバター
2009/06/09 22:36
藍姫さんの条件の意味解かりました。
その条件を超えると友情が色情にいや愛情になる。
なるほど。
ほんなら友情を愛情にしようとしたら男は狼になるしか無い。
なんて理屈をいうとしかられそうだから、友達がそう言ってましたと言います。

意味の解からないひとは藍姫さんの「きつねのよめいり」を読みましょう。
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2009/06/09 22:14
みんながみんな、オオカミだとは思っていませんよぉ ^^;
多分、他の女性もそうだと思います。
でも、女の子は小さい時から、そう言う対象として見られる事が
(男の子よりは)多いので、どうしても慎重になってしまうのです。

私の周りには(多分)オオカミさんはいないと思います。
と言うか、私にとっての友達は、みんな男とか女とか関係なく、
ただの人間ですから ^^
それが、条件付の友情あり ですw
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2009/06/09 21:48
パピコさんコメントありがとう。
相手の言葉から気持ちを考えるって難しいですね。
本人はそういう気持ちで言ってないのに誤解されて反対に取られたり。
でも言葉でないと気持ちを脳は理解できないのだから大変です。
今の気持ちを表現する一言があったらいいと思いました。

アバター
2009/06/09 21:07
こんばんわ^^

「こんどこんど」読ませていただきました
「今度」って、本当便利で都合のいい言葉だと思います;;
男と女の間だけじゃなく
あまり会わない人、苦手な人にメールや年賀状でも割と多用してるかもw
身近な人にはあまり使いたくないなぁって思っちゃいましたf^_^;
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2009/06/08 23:02
おう、なぎさおねえさまらしい。
恋は直球。ホームラン。
恋は直球。ストライク。
三振バッターアウトです。
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2009/06/08 22:43
こんどこんど・・・
いい言葉を いただきました
こんど・・を一杯つけるといいのですね^^
はじめてのデートで10時は 遅いのでは?
親の立場になって考えると心配です^^;
はじめてのデートは スマートに 送ってあげないとね
朝まで・・なんて滅相もない
あはは
いじわるばぁさんみたいですねえ~^^

男と女の恋の駆け引き・・
それを楽しむ人もいるかと思いますが・・・
私は 必要ないと思います
恋はね・・直球ですよ!
変化球は いらない^^

アバター
2009/06/08 22:42
私も男と女の間に友情なんて“ない派”です。
藍姫さんは男を狼みたいにいうけれど私は女性を人間として見られます。
ここが女性と男のちがいかも。
やはり女性のほうが有利ですね。
もう少し男を同じ人間としてみて欲しい気がします。
アバター
2009/06/08 21:55
男女の間に友情はあるか? と言うお話は、よく聞きます。
私の友人の中に、“友情はある派”の子がいて、平気で男の子の家に
泊まりに行ったりします。
私は、条件付きならある、と思いますが、基本的には“ない派”なので、
二人で出かけるってだけでも、かなりビックリなのに……。

↑ 百雪の場合、完全に男友達としか見ていないみたいですね。
彼女の「こんど」は、婉曲的なお断りの言葉だったんですねぇ~ ^^;;
アバター
2009/06/08 20:19
ありすさんコメントありがとう。
男と女の気持ちのかけ引きむずかしいですね。
まだまだ修行がたりません。
と、逃げる私がいます。
ありすさんのブログ訪問します。よろしく。
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2009/06/08 20:05
小町さんコメントありがとう
「恋の勘違い」小説の題になりそうです。
小町さんの最初の印象は文章を書くのがうまい人だなと思いました。
気分がマイナスになることは誰にでもあることです。
そんな時励ましてくれる人がいるとうれしい。
でもうわべだけの言葉ではかえって虚しくなります。
小町さんが「恋の勘違い」という小説書いたら読みます。
アバター
2009/06/08 18:35
こんばんは♪お久しぶりです!!

「こんどこんど」読みました!
私、短編小説書くの苦手なんです;;
多分まとめるのが下手なんですよね。
なので、これを読んで、短い文章の中に色んなことが詰まってて、深い話なんだけどよくまとまっているなという印象を受けました。

内容も、二人のすれ違い的な所がよく分かって、なんだか切ない気持ちになりました。
この話は、ゴキブンさんの体験なのでしょうか?
分かりませんが、凄く鮮明ですね。
いろいろ尊敬しちゃいます^^

私も、自作小説始めたので、よかったらお読みください。
ゴキブンさんの小説と比べると、かなり幼いですが(^^;)
アバター
2009/06/08 06:40
どっちかは本気でも
どっちかは遊びってことは、あるものですね・・・

恋の怖いところは、遊びでも本気でも
お互い多少は好いているのだから 優しい言葉を掛け合うこと
軽くでも「愛してる」 本気で「好きだ」 って・・・本当に大事なところは伝わらないで
勘違いの連続が起ってしまうんですよね

(*゚ω゚)ハッ 論点がずれてましたか!? ごめんなさい

小雪と小町は間違えませんよお・・・♪笑



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