ガラクタ
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/06/09 00:10:06
小さい頃埋めたタイムカプセルの中には
ガラクタばかりが入ってた
ほんとうに大切なものを
土の中になど埋められるはずもなく
大事なものは箱に入れて
鍵をかけて心の奥へ沈めた
誰かに見つけられて、箱の中を見られるのが怖かった
だけど今思えば
その箱の中身もタイムカプセルと変わらない
あんなに大事に思えたものが
今は何の意味も持たないことに気付く
思い切って箱を開けてみる
あの子にならあげてもいいな
そう思われるものをひとつだけ取り出す
箱の中身は取扱い注意
いいものばかり入ってるわけじゃないから
あげるものをミアヤマルとそれこそ大変
おそるおそるあたしは
あの子にそれを差し出す
一瞬顔がこわばったような気がして
時間が凍りついたように動かない
やがてあの子は小さく悲鳴をあげると
それを放り出してあたしの前から姿を消す
そんな夢を見る
目が覚めたとき泣いていた
見た目には、小さなものを持ってるんだけど
それを持ってる手の感触は、自分の何倍もある大きさの物持ってるんだよね。
その夢を見た日は、1日ずっと嫌な感じするん。
すごく大事に抱えてた思い出も時間が経てば、
なんでこんなに大事に抱え込んでたんだろうってそう思うことがあるねぇ。
でもそれって、いい方向に向かってることなんだよな。
年老いたといわないまでも、あの、いちづで、かたくなな、原石のような、ちっちゃないとおしいこころに、はっとさせられて。。。
たからもの、、、って、ほんとは、みえない、ゆめ、なんだと、、、アクセスできないモノにとりかこまれて
迷子になる時間。。。
仮想空間で、なにもかも、てにいれたきもちになるのは、なんだかかなしいね。
変な夢を見るときはきおくが残っているから熟睡できてない証拠ですね。
今日は熟睡できたらいいのにね^0^